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【教育】 高校のプレゼンテーション大会を見学して

先日、息子の高校でプレゼンテーション大会が開かれたので見学に行った。

1年生の情報教育の授業の一環としてPowerPointでスライドショーを作り、クラスで全員発表し、その中から評価の高かった学生がクラス代表として、プレゼンテーション大会に出場したそうだ。

9名が発表したが、手に原稿を持って読んだ者はゼロ、みんな聴衆の方を向いて話していた。まず、この点で良い教育をしていると感じた。

さて、仕事現場では「これだったらスライドをそのまま印刷して配布してもらって、つまらない説明なしで紙資料を自分で読んだ方がよく理解できただろう」という印象の退屈で下手なプレゼンが多いが、学生たちの発表はそうではなかった。スライドと語りの両方が相まってひとつのプレゼントとなるように工夫していた。完璧であったとは言えないが、彼らの世代が社会人となったら、こういうプレゼンが増えていくのだろう(というか、そうなることを期待する)。

とにかく、この高校では、PowerPointのスキル、発表のスキルについて、かなり充実した指導がなされているのだろうと思う。

私は大学で1年生にコンピュータリテラシーを教えているのだが、少なくない数の学生が高校でナンセンスな情報教育を受けさせられと思わざるを得ない。彼らが失った時間を思うと悲しくなる。

話を戻すと、視覚デザインとしての出来映えはいまひとつだった。このことは、現在の情報教育が抱える問題ひとつだろうと思う。おそらく情報教育の授業時間、芸術科目が選択制であるために美術を学ばない学生がいることなどから、現状のカリキュラムではこの問題を解消するのは困難だろう。

プレゼンに限らないが、デザインの感性的な部分が強調されがちで、理論の部分がおざなりになっているのが、私の時代から変わらない小中高の美術教育であるような気がする。個性を重視しながら感性を評価することも重要だが、多くの人に伝わる美を理論的な側面から身につけることの方が、長い目で見て役に立つと思う。

 

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カテゴリー:教育
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