【雑記】Peugeot207CCのヒューズボックスからEcho Autoやスマートフォン充電用の電源を取る

標準のシガーソケットにカーチャージャーを付けてEcho Auto(←の旧タイプ)やスマートフォンの電源を取っていました。配線がごちゃごちゃして見た目が悪いし使い勝手も悪いのですが、そのまま使っていたある日、ふと思い直して整美することにしました。

ヒューズボックスからシガーソケット用の電源を取り出せば手持ちのカーチャージャーが使えるので、ヒューズ→シガーソケットタイプのエーモン電源ソケット DC12V/24V60W以下 ヒューズ電源タイプ 4957を買いました。また作業のために検電テスター(エーモン 検電テスターLED光タイプ4932)も買いました。

基本的な作業については各所に親切な説明があり、楽勝だと思って作業を始めまたのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。207CC特有(もしかしたら207シリーズ共通)のポイント2点を以下に記録します。

どのヒューズを付け替えるか

エンジンをかけた後やキーをアクセサリーの位置に回した時に通電してほしいので、ACCのヒューズがどれであるか判別しなければなりません。ヒューズ番号F9「フロント12Vソケット」(30A)をエーモン電源ソケットに差し替えればよいという記事が最初に見つかりましたが、検電テスターで調べてみると常時通電していました。もう少し検索を進めるとCCではない207ではF12(15V)だという情報があり、検電テスターでチェックしたらビンゴでした。説明書によれば「日射センサー、電動ルーフ」です(電動ルーフは207シリーズ共通ではなく207CC特有ですね)。ただしキーOFF後も1,2分程度通電しているので、それを知らないとちょっと焦ります。

ボディアースをどこでとるか

作業時や動作確認時のボディアースはドアを開けっぱなしにしてヒンジ部で取りましたが、言うまでもなく実使用時にそこから取るのは無理です。ところが207CCのヒューズボックス回りには金属部分が見つかりません(そもそもドアのヒンジから作業や動作確認時のボディアースを取ったのはこれが理由でした)。調べてみるとカーナビ外殻の金属部がアースになるとのことで、これを使うことにしました。ヒューズとカーナビは数十センチの距離があるため購入したままの姿では無理ですが、幸いとエーモン電源ソケット DC12V/24V60W以下 ヒューズ電源タイプ 4957はケーブルを割けるので、ボディアース端子がカーナビに届くようにケーブルを割いて、カーナビ裏側のネジの1つしっかりと取り付けました。

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なおエーモン電源ソケットにはこれまで使っていたカーチャージャー(こんな形のやつ)を取り付け、カーナビの背後に入れました。Echo Autoとスマートフォン用充電ケーブル本はカーナビ上部左右から取り出し、カーナビ両脇のシルバーのモール?で浮きを押さえています。

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上記2つのポイントの答が得られるまでの時間(数時間)を除いた実作業時間は1時間ほどで、作業後のすっきりした姿からは、十二分な投資価値があったと思います。

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【備忘録:PC・ソフト】KODIで日本語を表示させる手順

ちょっとした覚書です。

古いPCにKODI(LibreELEC)を入れて遊んでみていますが、KODIを日本語表示にするためには、直感的には違和感がある手順をとる必要があります。

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いきなり、Settings > Interface > Regional > Language でJapaneseにすると文字化けします(以下の画像参照)。

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文字化けさせないために、まずSettings > Interface > Skin でフォントを変更し、その後でLanguageをJapaneseに変更します(以下の画像参照、最後の1枚が無事に日本語で表示された状態)。

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【雑記】Openmediavaultでシステムドライブに共有フォルダを作る

タイトルから危険な印象を与えるかもしれないので、以下は素人の遊びとしてとらえてください。

Linuxを使って古いPCの活用を楽しんでいます。今回はNASのひとつであるOpenmediavaultを試してみました(バージョンは7.0-32)。

事の発端はHPのノートPC15-bw000をもらったことです。6,7年前(たぶん)のかなり低いランクのモデルでCPUがAMD E2-9000eなので、今ではWindowsでは使い物になりません。それが理由でおさがりとしてもらったわけですが、それと前後してOpenmediavaultなるものを知ったので、試してみることにしました。

FreeNASの存在は知っていましたがハードルが高そうであるし、基本的には音楽ファイル共有が目的なので低機能でよく、NAS用のシステムには手を出していませんでした。メディアファイル共有に特化したようなシステムを使ってみたことがありますが、いまひとつ使い勝手が悪かったので、中断していました。ところがDebianベースのOpenmediavaultは、何とななりそうな気がしたわけです。

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インストールはLinuxインストールのごく一般的な手順、システムイメージをダウンロード→USBメモリに入れる→それでPCを起動→あとは画面の指示に従う、という手順で簡単に進みました。

Openmediavaultは別のPCからブラウザでコントロールできるので、起動するとloginのプロンプトが出て一瞬焦りますが、そのまま放置して大丈夫です。そして、ネットワークでつながった別のPCのブラウザを起動して、URL欄に「openmediavault.local」(←インストール時にデフォルトで進めた場合)と入力してenterすれば管理画面が開きます。IDとパスワードはそれぞれ「admin」、「openmediavault」です。

管理画面はデフォルトでは英語で、日本語でも表示できますが、英語のままの方が意味を掴みやすいかもしれません。いずれにしても使用するドライブや共有フォルダを設定していくわけですが、「ストレージ>ディスク」にドライブは表示されます。ところが「ストレージ>ファイルシステム」に表示されないので何もできません。

実は事前に仮想マシンで試しましたが、同じ状態になったので断念していましたが、今回はやや本気で使おうと思ったので困ったなぁと思いつつ、管理画面を探っていたら「システム>プラグイン」の中に「openmediavault-sharerootfs 7.0-1」があり、以下の説明が付されていました。

By default the root filesystem is hidden in openmediavault and cannot be used to create shared folders on it. This is by design to separate the operating system from user data. This plugin allows creating shared folders in the root file system.

システムとデータを分けるのは、NASなのだから当たり前のことです。500GBもある内蔵ディスクを活かしたいために使うのでシステムディスクを使うつもりで、そこに共有フォルダを作ろうとした私が認識不足でした。しかし、個人の趣味なので、このプラグインをインストールしたら無事にディスクが表示されて、共有フォルダを作成できました(本気でNASとして使うなら分けるのが適切だと思います)。

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結局、もっとも困ったのは上記のように「本来やるべきでないことをやろうとした」せいであり、その他の設定は、管理画面が分かりやすいので苦労なしでした。

さて次に、(多分やっておいた方が安全だと思うのですが)管理画面の「ユーザー>ユーザー」でユーザーを作成します。

その次には、私の場合はSambaだけで十分なのでSambaを設定しました。Sambaは、「ストレージ>共有フォルダ」で共有フォルダを追加→「サービス>SMB/COFS>設定」でSambaを有効にする(他の関連設定も行う)→「サービス>SMB/COFS>共有」で共有フォルダを指定、という手順で設定します。そしてWindowsならエクスプローラーの「ネットワーク」に表示される「OPENMEDIACAULT」をダブルクリックして、上記で作成したユーザー名とパスワードを打ち込めば繋がります。もちろんVLCなど直接ネットワークを開けるアプリからもアクセスできます。Androidでは「X-plore」というファイルマネージャーを使っています。とても使い勝手がよくお勧めです(シェアウェア)。Linuxはそれぞれのディストリビューションに標準で入っているファイルマネージャーで十分です。

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そして、音楽ファイルとか写真とかをOpenmediavaultに送ってみましたが、問題なく使えます。20年近く前から10年間ほどI/OデータのRockdiskというNASを使っていましたが、ブラウザでコントロールする点も含めて同様の感覚です。

しかし、Openmediavaultを入れたHP 15-bw000は古いもののほとんど使っていなかったようで、本体もモニターもきれいで、モニターやキーボードの存在意義が薄いNASとしての運用はもったいない気がしてきたので、置物になっていたDell Inspiron 530にOpenmediavaultを入れることにしました。これならシステムとデータを別ディスクに分けられます。

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HDD2台(とS.M.A.R.T.の赤信号が出たため使っていなかった2TBと320GB)をデータドライブに、出先で使っていた古い60GBのSSDをシステムに使うことにしました。Dell Inspiron 530は内部へのアクセスがとても容易なので、ドライブ装着はあっという間に終わります。

このPCは内蔵のネットワークインターフェースが100BASEだったので、1000GASEのカードを入れて使っていました。これが後に問題となりました。

インストールは簡単ですが、上記のようにネットワークインターフェースが2つある状態なので、インストール時にどちらを使うか尋ねられます。「最初に見つかったのを使うのがよい」のような説明のあと、上段に内蔵、下段にカードが表示されます。ここでカードを選んで進めたところ、インストールは問題なく完了し起動もできましたが、ブラウザから管理画面に繋がりません(見つからないと言われる)。URL欄にIPアドレスを打ち込んでも同様です。

以下は素人丸出しのやり方で試してみた結果です。

内蔵インターフェースを使うように設定してインストールしなおしたら、問題なくつながりました。管理画面でネットワークインターフェースを追加できるので、追加したあと、内蔵インターフェースを削除してみたら、つながらなくなりました。次にはPCのBIOS設定で内蔵インターフェースをdisabledにしてからインストールしたら、起動するもののやはり管理画面につながりません。ということで、内蔵インターフェースを使う設定でインストールし、その後管理画面からカードを追加する手順を取りました。比較のために、IPアドレスでつないで2.4GB程度のファイルをFastcopyのFull SpeedでPCからコピーした結果は、以下でした(1回やってみてだけ)。

  • 1000BASE = 48.7秒、50.8 MB/s
  • 100BASE = 3分23秒、12.2 MB/s

IPアドレスではなくネットワークドライブからOPENMEDIAVAULTにつないだ場合、1000BASEと同等の速度だったので、IPアドレスではなくOPENMEDIAVAULTにつなげば良さそうです。

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ところで、システムディスクに60GBのSSDを使いましたが、システムには5GB弱しか使われていません。だからUSBドライブやメモリーカードをシステムディスクにすれば良いと思って遊んでいたUSB 2.0のUSBメモリで試したところ(Dell Insprion 530自体がUSB 2.0)、管理画面の動きが非常に悪いのでやめました(NASとしての動きは未確認)。

またインストール時だけはモニターが必要ですが、運用時は必要ないのでインストール時だけ他のPCのモニターを外してつけてました。したがって現在はPC本体のみが黙々と動いている状態です。

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いずれにしても、手を加えながら使ってきて愛着があったため、捨てきれず、置物化していた15年ほど前のPCが現役で使えるのは嬉しいです。うまく運用できそうだったら、赤信号が灯ったHDDを新調してやろうと考えています。

そして、Openmediavaultを入れる契機となったHPのノートパソコンをどうするか考えているところです。とりあえずMX Linuxを入れてみました。Windowsとは比較にならない軽やかさですが、言うまでもなくAMD E2-9000eの限界があります。

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【教育】私のHPが「盗用」もしくは「剽窃」された件の記録など

※もう少し推敲したい記事ですが、自分にとってホットすぎることなので、いったん公開し、必要に応じて手を加えていこうと思っています。(2023/12/22 16:41)

2023年12月6日の10時ごろ、某校で授業をしていました。質疑に対応する中で見せたい建物があったためインターネットで画像検索していたら、明らかに私がHPに掲載している画像を改変したものを見つけました。これらの図版は大学教員を務めていた1990年代に、東孝光氏の自邸(「塔の家」)の解釈を提示するために作成したものでした。

インターネット検索で見つけた画像(グレースケール、PNG形式、1枚)

d0178586_22024031.png

私がHPに掲載している画像(カラー画像、GIF形式、3枚)

上にも少し書きましたが、これらは1990年代半ばに大学教員時代に講義「空間構成論」か演習「空間表現」のどちらかの材料として作ったGIF形式の画像です。当時は同僚かつ盟友とインターネットに学習教材を公開するプロジェクトを進めており、この画像もその一部でした。インターネットの回線速度が細く遅く、画像サイズの縮小が必須であった時代で、このような画像はGIF形式でインターネットに載せるのが一般的でした(写真はJPEGが一般的)。PNG形式が普及したのは後のことです。

さて、この画像を見た瞬間目が点になって掲載先に飛んでみたら、とある設計事務所の公式サイト内で、チーフデザイナーという肩書の人物が執筆しているブログの2019年2月20日付の記事でした。読んでみたら、一部が私の文章と瓜二つでした。

私のHPは「空間構成の考え方や方法」という名前で2001年から現在と同じURLで公開しています。サイト移動前は大学サイトで遅くとも1998年には公開しました。そして盗用もしくは剽窃されたのは、このHPの中の1ページ「空間構成の面白さ-町屋の平面形が…」(ダイレクトリンクはここをクリック)です。

文章

以下、私のHPの記述と、相手のブログの文章の当該部分を抜粋して掲載します。下線箇所がほぼ同一です。

私のサイトの文章

東孝光という建築家がいます。東氏は都心の狭い敷地にどのように住まおうかと考えました。町屋が建てられるほど広い敷地ではありません。そこで東氏が建てたのは、後に「塔の家」と呼ばれるもので、形は違いますが、右図のようなタイプの縦にひょろながい形の住宅でした。

(中略)全体を立て起こしてやり、動線となる通り庭の部分を階段室とすればよいのです。<平面図>としてではなく、<断面図>として読めば、このようになることが分かりますね。

東氏が、そう意識したかどうかは知りませんが、「塔の家」では、日本の伝統的都市住宅である町屋の空間構成をそのまま用いて、現代の、さらに悪化する都市条件に合わせて都市住宅をつくったのだと言えるでしょう。

相手のブログ記事

都心の狭い敷地にどのように住まおうかと考えたとき、町屋が建てられるほど広い敷地ではありません。そこで建てたのは、『塔の家』と呼ばれるものでした。町屋の構成と違いますが、縦(上部)にながい形の住宅にしたのです。町屋の空間構成と同じです。全体を縦に起こし、動線となる通り庭(土間)の部分を階段室とすればよいのです。「平面図」としてではなく、「断面図」として読めば、このようになることが分かります。
『塔の家』では、日本の伝統的都市住宅である町屋の空間構成を用いて、現代の、さらに悪化する都市条件に合わせて都市住宅をつくったのだと言えるでしょう。

文章の一部を書き換えていることから「引用」ではありません。一致度の高さから、私の文章を改変したことが明白で、「盗用」あるいは「剽窃」に該当します。面白半分でChatGPT3.5に判定させてみたら、私の判断に問題はないようでした。みなさんはどう思いますか?

ところで、「立て起こす」と「縦に起こすは」私にとっては異なるニュアンスですが、この人にとってはどうなのかな?、「ひょろながい」はこの人のボキャブラリーになかったのかな?、私は<>と「」を使い分けていますが、この人は「」と『』に置き換えていて、その意図は何だろうか?、などのつまらぬ疑問がわいたり、句点を入れるリズム感が異なるなぁなどの感想をもったりしました。また私は通常は漢字を使う言葉(通常、漢字に変換されるような言葉)であえてひらがな表記を使ったりします。たとえば「つくる」は漢字では「作る」「造る」「創る」に変換されるのが通常ですが、それぞれの漢字がもつニュアンスのひとつに絞り切れない場合など、あえて「つくる」と書きます(逆にニュアンスが明確な場合は漢字を使います)。そして文章内の漢字率が高すぎると目が拒絶反応を示して読めなくなる学生をそれなりに多く見てきたことから、そのような場合もひらがな表記を使ったりします。

図版

事実関係は上述の通りですが、相手の行為は甚だしく悪質だ、と思いました。というのは、モノづくりに真摯に携わる人であれば、通常、他者の制作物に対するリスペクトを持っています。ところが、この人物のやり口からはそれが感じられないのです。

またブログ記事が掲載された2019年の目で見たら、私が20年以上前に作成した画像はたいへんにみすぼらしく、デザインする者として容認できる品質ではありません。2019年において、私はおそらくこのような低品質の画像を第三者に見せることに恥ずかしさを感じたと思います。2019年なら、ArchiCADやVectorworksでモデルを作成してレンダリングした画像を掲載したであろうと思います。

この程度のものなら、現在指導している専門学校の学生でも(初心者の域を出ていない者でも、という意味合い)レンダリング時間を含めて所要時間30分以内で作成できるでしょう。業務の間のちょっとした暇つぶしとしても良いネタであろうかと思います。そして私が文章に書いたことを追体験する良い機会にもなったでしょう。もしその人がモノづくりに向き合う人であれば。

経過

2023/12/7 9時前ごろ相手方HPの「問い合わせ」で連絡

当該人物が「引用」のつもりだとしても出典を明記してだけでなく、文章や画像を改変しているわけであまりにひどいやり口です。そこで相手にコンタクトを取ることにしました。その会社のサイトに電話番号とオンライン問い合わせの両方が記載されていたので、オンラインで問い合わせることにして、「そちらの公式サイトに盗用もしくは剽窃と思われる箇所がある。もしそれが事実である場合、私的なブログなら単に削除してもらうのでもよいと思うが、公式サイトに数年に渡って公開されていたことから会社としての見解を聞きたい」という趣旨の問い合わせを送りました。この時点では「内容を精査の上、あらためて連絡する」などの一般的な返信が、それほど時間が経過しないうち(たとえば24時間以内)に届くと思っていました。

いずれにしても、私には自らの行為を省みて今後に役立ててもらえたらありがたいという気持ちしかなく、法的に何かしたり、賠償を求めたりとか、そういうつもりは皆無でした。

2023/12/08 午前10時前ごろ

24時間少々経過した時点で、私からの問い合わせを読んでいないはずはないと思いますが、何の反応もなく、当該記事もそのまま公開されていました。たぶん、どうやって胡麻化そうかと必死で考えているのだろうと思いました。

2023/12/11 午前8時過ぎ

未だに返信はありません。しかし、当該記事は”Not Found”になっていました。これによって、相手が自分が盗用(もしくは剽窃)したという認識を持っていることが明白になりました。そうでなければ、堂々と自論、自作だと返答すればよいのですから。この時点で、これはだめだなぁと感じました。

2023/12/13 問い合わせへの返答が届く

約1週間を経て、ようやく「【著作権侵害と無断掲載のお詫び】」という件名の返信が届きました。当該ブログに謝罪文を載せるそうで、それには「不手際と思われる箇所があったので削除した」、「無断引用した」のように記す予定であるようでした。かいつまんで言えば、私のサイトの文章や画像を改変して使ったのは不手際によることだと謝罪文において主張するようです。会社としての見解はありませんでした。

これを読んでいる皆さんは、不手際で複数画像をダウンロードして合体させて色と形式を変換したりしますか?

でも、もしかしたら、不手際で3枚の画像をダウンロードし、それを何とかしようと思ったら不手際で画像処理アプリにドラッグ&ドロップし、これもまた何とかしようと思ったら不手際で3枚の画像を底辺合わせで整列し、さらに不手際でグレースケールのPNGで保存してしまって、ダメ押し的に不手際で編集中のブログのドンピシャの位置にドラッグ&ドロップしたのかもしれません。

これを読んでいる皆さんは、不手際で文章の言い回しを微妙に変えたりしますか?

でも、もしかしたら引用するつもりで画面を見ながら同じ文章を打ち込んでいるときに、不手際で語尾だけ打ち間違えたり、不手際で2文を1文にくっつけたり分けたり、不手際でとくていの文節を打ち込み損ねてしまったりしたのかもしれません。

「引用」に関しては、インターネット世界では引用元を明記しない人が少なくないのは事実ですが、設計事務所のチーフデザイナーという知的財産に関して敏感であるのが当然の人物が、不手際によって引用元を記さなかったというのは不思議です。引用元を明記したけれど不手際でその部分だけを削除してしまったという可能性があるかもしれません(これについては、文章も図版も改変していることから、そもそも「引用」の域を逸脱しており、当人もそのことが分かっているから「引用元」を明記できなかったとみるのが一般的な通常の心理的流れであろうと思います)。

、、、、このような不手際単発でするならまだしも連発した人を見たことも聞いたこともありませんが、こういうことが起こる可能性は0%だとは断言できないから、もしかしたら、当人にとっては本当に不手際の連鎖の結果の不幸な出来事であったのかもしれません。私はそれを否定できるだけの材料は持ち合わせません。

それから、このブログを読んでいる皆さんには余談だと受け取ってもらえばいいことですが、当初問い合わせたときの文章に、私が誤削除したまた送った箇所(要するに間違い)があったことを、問い合わせ後しららくしてから気づきました。それは私のサイトの盗用されたページを示す文字列の一部であり、本当はとても重要な部分でした。相手サイトの問い合わせを使って知らせようかとも思いましたが、面倒くさいので放置しました。そうしたら相手からの返信にも、誤削除したままの文言が記されていました。たぶんサイトを再訪問して盗用した箇所を再確認せず、私の文章をたんにコピー&ペーストして謝罪文を書いたのかもしれません。私が間違えたことを棚に置いて言いますが、このようなことでも、相手がどういう人か何となく想像できました。

2023/12/13 納得できない内容だったことをメールで伝える

謝罪文の掲載自体は好ましい方向ですが、これでは相手は何も謝罪していないと言えます。そして、一般的にこういう謝罪は形式的なもので終わることが多いです。私は相手がやったことの真実を知りたかったし、相手に対してはこういうことを契機としてモノづくりという職能において重要なことを思い出してもらいたかったのです。

だから返信には、モノづくりに携わる者が「不手際によって」あのような形で他者の制作物を用いることは一般的にありえない、「無断引用」ではなく意図的で悪質な行為であったと考える、したがって納得できる内容ではなかった、というようなことを書きました。

2023/12/14 返信が届く

今度は翌日返信が届きました。メール件名は「【改めまして素直にお詫び申し上げます】」でした。

ところで会社の方針なのか個人の癖なのか知りませんが、件名を【】で括るのがスタイルであるようです。たくさんのメールが届く中で目立ちはしますが、今回の場合は悪目立ちなので気分はよくありません。

「【改めまして素直にお詫び申し上げます】」という件名からは、最初の返信では「素直に詫びていなかった」ようです。そして、メール本文には「剽窃とも受け取られる形で引用した事に対し、率直にお詫び申し上げます」と記されていました。件名の「素直に」とメール本文の「率直に」の使い分けのニュアンスや、私が「盗用もしくは剽窃」だと言ったことに対して「剽窃」だけで返してきた理由が何であれ、「あなたは盗用、剽窃だと考えているようだけれど、自分は盗用だとも剽窃だとも思っていない」という主張だと受け取れました。

2023/12/16 相手に返信する

ということで、これでは埒が明かないことは明白です。実害を被ったわけでもないから、「明白な事実」を謝罪文に掲載することを望むということ、一連の事実を私のサイトで公開するつもりであることと、このメールを持って私からのメールは最後とする、などを記して返信しました。また、無駄を承知で以下のことも記しました(送ったままの内容です)。

なお、もし貴殿の行為に被害者がいるとすれば、それは貴殿のオリジナルであろうと信じて当該記事を読み、貴殿の人となりや能力やものごとの捉え方を想像したり、貴殿および御社に自分の夢を委託したりした人々であろうと思います。そういう意味で、私への謝罪は不要であり、無用でもあります。かねてから私自身は、いかなる形であろうと、自分の物事の捉え方が広がることに対して常にネガティブではありません。Wikipediaに引用元の明記なくまるごと引用されたこともありましたが、Wikipediaは執筆者自身の利益のためのものではないし、それによる被害者もいないはずなので、むしろ喜びを持って放置しました。

貴殿の行為について思うのは、仮に文章が盗用されていたとしても、自分でモデルを作成し、私が提示した考え方を自ら追体験し、しっかりと考え方を理解した上での掲載であったなら、多少なりともモノづくりとしての誇り、気概、謙虚さなどを感じられたであろうから、そのまま見過ごしたかもしれないということです。

※上にわりと恥ずかしいミスを見つけました。「夢を委託した」ではなく「夢を託した」が正しかったです。

この時点では、相手が謝罪文を掲載しなかったり、「盗用とも受け取られる形」とか「剽窃とも受け取られる形」という表現が残っていた場合にだけサイトで公開するつもりでした。しかし、まさか謝罪文を掲載したという報告がないとは、この時は想像していませんでした。

2023/12/20 サイトに謝罪文が掲載される

数日後、当該ブログに謝罪文が掲載されていました。このブログ執筆時点では、掲載したとの連絡は届いていません。

以下が謝罪文のスクリーンショットです。ブラウザ画面をキャプチャした画像から会社名等が分かる部分は切り捨て、個人名等が分かる箇所にはモザイクをかけた状態です。

第1段落と第2段落のつながりや「盗用」と「剽窃」の使い分けのニュアンスがいまひとつよく分かりません。そして一般公開する文章に「率直に」は不要だろうし、「削除させていただきました」と言われても少なくとも私は削除を依頼していません。そもそもこれでは読者は何のことだか分からないだろうから、無いに等しいと思います。そして「盗用とも受け取られる形で引用」、「剽窃とも受け取られる形で引用」のように、あくまでも「引用」だとする主張は予想通りでした。そこで、私が体験した事実をここに公開する次第です。

自分の名を明記して自らの好ましくない行為に対する謝罪文を公開するのは、一般論としても高いハードルを越えなければならないことであるから、この人自身はそれなりのことをやったという充足感を得たのかもしれません。二度としないことを誓うそうで、それが現実になることを期待しますが、「盗用、剽窃とも受け取られる形の引用」というような表現を維持したことから、モノづくりとしての誇り、気概、謙虚さから発した言葉であるとは感じられないというのが私の率直な感想です。自分のメンツだけに拘る往生際の悪い人物が自己保身のために業界全体の価値を貶めた顛末でした、と言いたいものです。

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なお、この記事に相手の個人名や会社名や当該URLを明記しないのは、もし当人に家族がいた場合、親、配偶者、子供、孫たちに飛び火したら可哀そうであるし、この人や会社が設計に関わった家に住む人たちが知ったら後味がよくないだろうからです。当人や会社に対する配慮が必要だとは感じません。ところがURLを記載しないことによって「無断引用」と言われる可能性を否定できないことがなんとなく矛盾です。その場合は、当該URLを明記すればよいのでしょうか?

さて、この記事を公開する時点では会社としての連絡はありません。一連の流れから見れば、永久になさそうであることは明白であり、おそらく謝罪文の「社員各自が自主投稿掲載」という表現で会社としては無関係であると暗に主張しているのでしょう。

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ところで、私はこの記事を公開することに、こういう行為を行うモノづくりがいなくなることへの期待と将来の自分が間違えないための戒めと、両方の意味合いを持たせているつもりです。だから、この記事は「雑記」カテゴリーではなく「教育」カテゴリーに収めました。

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上記は私が体験した事実とそれに関する思いや考えや感想です。しかし『藪の中』のようなことも現実に起きうるから、私の体験が唯一の事実だという保証はありません。そこで、両サイトの魚拓(スクリーンショット)を、誰の目にも明白な事実と映るだろうものとして掲載します。

因みに私のサイトはこの出来事の前後で不変ですが、相手側の記事URLには今は謝罪文があります。上述のようにここには相手側のURL等を記載しないので、相手側サイトの魚拓が捏造であると言われても否定する材料を提示できません。したがって、現時点において生じた事実を知りうるのは相手の良心のみと言えます。

2023/12/07、おおよそ9:00ごろの魚拓

私のHP

当該ブログ

虎の威を借りて虚勢を張り、自力で論を立てられないから他人の論を盗む、、、、そしてそれを営業行為の一環として会社の公式サイトで公開する、、、、、、、以前、友人(大学教員)のサイトがまるごと盗まれたこともありましたが、それも小規模な設計事務所の経営者によるものでした。よくあることなのでしょう。

カテゴリー:教育

【雑記】Motrola moto g7 PlusにLineageOSをインストール

使い道を見つけられないまま放置していたMotorolaのmoto g7 PlusにLineageOSをインストールしました。以下を読んでいただければお分かりになるように、操作の意味を分かってやったわけではなく、最悪の場合はmoto g7 Plusがお釈迦になることを覚悟の上でした。またWiFiで使うので、電話やモバイル通信ができなくても気にしないという前提でした。

*

まずは下記のLineageOS本家サイトLineageOS Wiki(こちらの方が分かりやかった)の説明で進めようとしましたが、ブートローダーをアンロックした後がうまく行きませんでした。

ブートローダーのアンロックは、Motorolaのサイトの記載通りです。スムーズに事が運んだとは言えませんが、無事完了しました(アンロックコードはメールで送られてきます)。

https://en-us.support.motorola.com/app/standalone/bootloader/unlock-your-device-a

ところが、次の手順であるリカバリーからの起動が説明通りに進まなかったので、ChatGPTの回答をベースにいろいろなサイトの情報を参照にしながらやったらできました。因みにChatGPTは以下のように教えてくれました。手順1は上の説明通りにできたけれど、手順2以降ができなかったわけです。

*************以下、ChatGPTの回答から抜粋。

  1. ブートローダーアンロック: Moto G7 Plusのブートローダーをアンロックする必要があります。Motorolaの公式サイトでアンロックコードを取得し、fastbootモードでアンロックします。
  2. カスタムリカバリのインストール: TWRP(Team Win Recovery Project)などのカスタムリカバリをインストールします。TWRPをダウンロードし、fastbootモードでインストールします。
  3. LineageOSとGAppsのダウンロード: Moto G7 Plus向けのLineageOSとGApps(Googleアプリとサービス)のパッケージをダウンロードします。公式サイトや信頼性のあるソースからダウンロードしてください。
  4. LineageOSとGAppsのフラッシュ: TWRPリカバリを起動し、ダウンロードしたLineageOSとGAppsのZIPファイルをフラッシュします。
  5. ウォイプ (オプション): インストール前にデバイスをウォイプ(初期化)することを検討する場合があります。
  6. 再起動: フラッシュが完了したら、デバイスを再起動してLineageOSを起動します。

注意事項:

  • Moto g7 Plusのブートローダーアンロックやカスタムリカバリのインストールに関する正確な手順は公式ドキュメントやコミュニティフォーラムで確認してください。
  • 正確な手順に従わないとデバイスが破損する可能性があるため、慎重に行ってください。
  • インストール前にバックアップを取ることをお勧めします。データの損失を防ぐためです。

最新の手順や情報を確認するために、LineageOS公式サイトやXDA Developersなどの信頼性のある情報源を活用してください。

**************ChatGPTの回答の抜粋は以上。ウォイプはWipe(ワイプ)のことです。ChatGPTに指摘したら謝ってくれました。またこの回答には記されていませんが、WindowsなりMacなりLinuxなり、それぞれで作業のための下準備が必要です。下準備は本家サイトの説明通りでOKです。

さて、リカバリーからの起動はChatGPTの回答手順の2をやりました。TWRP for Lakeから現時点で最新のtwrp-3.7.0_9-0-lake.imgをダウンロードし、LineageOS WikiとMotorolaサイトの説明通りで出来た手順1の作業に続けて、コマンドプロンプトで以下のように入力します。

fastboot boot twrp-3.7.0_9-0-lake.img

TWRPが何だか分からないままに進めているのですが、TWRPのが起動したので画面からWipe→Format Dataを行います。さらにAdvanced Wipeで以下の3項目をWipeせよと記載しているサイトがあったので、そのようにしてみました。

・Dalvik / ART Cache
・Data
・System

ここまでで手順2を終えたようです。

手順3では、3つのファイルが必要でした。番号順に使います。

  1. copy-partitions-20220613-signed
  2. lineage-20.0-20230808-nightly-lake-signed
  3. MindTheGapps-13.0.0-arm64-20230808_213316

1番目の何か分かりませんが、本家サイトやWikiからダウンロードできます。”Pre-install instructions”という項目にダウンロードリンクや使い方が記されています。moto G7 PlusでTWRPのホーム画面でAdvance>ADB sideloadを選択し、PCのコマンドプロンプトからWikiの説明通りに入力します。

adb sideload copy-partitions-20220613-signed

なお、スマートフォンにLineageOSをインストールしようとする人にとっては当然の知識でしょうが、このような長いファイル名を打ち込む場合は最初の文字(あるいは数文字)を打った後TABキーを押せば残りの部分を補完してくれます。

上の作業完了をコマンドプロンプトで確認したら、次は2番目のファイルを使います。これがLineageOSの本体であるらしく、本家やWikiからダウンロードできます。同じくTWRPのホーム画面でAdvance>ADB sideloadにして、Wikiの説明通り、下記のように入力します。

adb sideload lineage-20.0-20230808-nightly-lake-signed

この作業もコマンドプロンプトで完了を確認し、次に進みます。この時点で画面はTWRPではなくLineagsOSのリカバリー画面になっているそうです。3番目のファイルはGoogle関連のファイル群で、ChatGPTの回答ではGAppsと記されています。これはANDROID File Hostというサイトからダウンロードしました。同じくTWRPのホーム画面でAdvance>ADB sideloadにして、PCのコマンドプロンプトから以下のように入力します。

adb sideload MindTheGapps-13.0.0-arm64-20230808_213316

どうやら以上で完了のようで、moto g7 PlusでReboot sysytem nowをタップして再起動するとお馴染みのAndroidスマートフォンの初期画面が出てくるので、あとはAndroidのしきたりに従って設定を進め、ホーム画面に到達しました。なおアカウント設定をしなくても設定を進められます(必要に応じて後からやればよい)。

ということで、ChatGPTの回答をベースに具体的な情報を探しながら、操作の意味を理解しないままで表面的な操作だけを行ったわけですが、幸いと無事にできてほっとしています。

ただし今のところ理由も原因も不明ですがmoto g7 側でUSBファイル転送に設定してもPCが認識してくれません。しかし私はいつもx-ploreのようにLANでファイル共有できるアプリを使っているで、この問題が解決しなくても大丈夫。

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かくしてmoto g7 PlusのLineageOS化には成功し、当初のAndroidの状態と比べて何となく軽快な印象がありますが、AndroidからLineageOSに入れ替えたからといって突然使い道が見えてくるわけではありません。もともとこのmoto g7 Plusはゴーストタッチがひどくなったため買い換えたのでしたが、LinaegeOSでは今のところスムーズです。その点で、何かに使えそうな気がしないではありません。

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【雑記】取り外したM.2 SSDを他のPCで使う

知人が水害にあい、ノートPCが浸水していしまいました。メーカーの災害時の無償復旧サービスがありましたがサポート期間外だったので残念ながら対象外。復旧を頼まれ、裏蓋を開けてみると、多少の錆は浮いているものの、起動ドライブであったM.2 SSDとデータ保存用のHDDは動きそうでした。

そこでとりあえず私のPCにファイルをバックアップすることにしました。

HDDの方は手持ちのUSB-SATA変換アダプターのREX-U30ST3-A(現行製品はRS-U31ST3-CA)で問題なく認識でき、愛用のFastcopyでファイルをコピーしました。

一方、M.2 SSDの方はつなげる装置がないため慌てて、M.2 SSDをUSB経由で繋げるアダプターをAmazonで物色しました。いろいろあって、玄人志向とかしっかりしている感じのものもありましたが、一過性の処理なので安いけれど評判が悪くない製品を買ってみました。気を付けたのは作業するM.2 SSDがNVMeではなくSATAであるので、SATA対応が必須であることです。

ALIKSO M.2 NGFF SATA SSD → 2.5インチ SATA3.0 変換アダプター コネクタ 7MM厚アルミ 外付けケース 放熱性,M.2 NVMe & AHCI 使用不可

いかにも中国製品らしく、見た目が同じものが複数あったので、その中で最安のものを選びました。プライム会員なので注文の翌日届き、さっそくPCに繋いでみたら簡単に認識してくれました。これでファイルのバックアップができました。

後は起動ドライブなので、今後新しいPCに移行するために、遊んでいるHDDにクローンしました。

この時困ったのは、クローン元もクローン先も外付ドライブとしてつないでクローンすると、クローン先のドライブでは起動できなかったことです。

そこで手持ちのノートPC(実験用、というよりむしろお遊び用なのでネジを外してあって中身をすぐに交換できる状態)にクローン先のドライブを内蔵し、M.2 SSDを上記のアダプターで外部ドライブとしてつなぎました。そしてクローン用のアプリでUSB起動してクローンしたところ、クローン先のドライブで問題なく起動できました。

どうしてこのような相違が生じるのか分かりませんが、とにかく無事に起動したので元のPCがどのような状態であったか分かり、新しいPCを仕立てるのが楽になりそうです。

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【雑記】Sparky Linux 6.7から7へのアップグレード手順

以下に記載あり。

必要なのは、下記の操作。

wget https://sparkylinux.org/files/sparky-dist-upgrade67
chmod +x sparky-dist-upgrade67
sudo ./sparky-dist-upgrade67

以下の手順でも可能だが上の手順の方が楽だと思われる。

https://wiki.sparkylinux.org/doku.php/upgrade_6_to_7

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【雑記】とても軽いSparky Linux

暇つぶしにDebianやUbuntuベースの軽いLinux探訪をしています。しばらく前からSparky Linuxがお気に入りに仲間入りしました。バーチャルマシンで動かしていますが、ストレージ容量8GB、メモリ2GBでかなり軽やかに動きます。私の場合、出先のPCでバーシャルマシンを使う必要があり、ストレージを食いすぎないためにバーチャルマシンのストレージ容量の小ささはかなり重要で、いまのところ、それなりのデスクトップ環境を備えていて8GBで問題なかったのはSparky Linux以外ではQ4OSだけでした(現時点では出先のPCではQ4OSのバーチャルマシンを動かしています)。

Sparky Linuxのデスクトップ環境はKDE、Xfce、LXQtが使えますが、私はLXQtを使っています。これまでに試した中ではQ4OSもストレージ容量8GBで収まりますが、強いて言えばSparky Linuの方が心持ち軽い印象です。Q4OSの標準のデスクトップ環境はKDE Plasma=LXQtより重いはずなので、軽快感に影響があると思います。

インストールについてはDebian/Ubuntu系の手順通りに進めればよいので、とくに困ることはありません。一方で、ソフトウェアはAPTus AppCenterという独自のものを使っていて、これは使いやすいとは言えません。しかし、Google ChromeまたはMicrosoft Edgeと、Thunderbirdを動かすだけなので、コマンドラインからインストールしました。。(パッケージマネージャで最も使いやすいと思うのはMX Linuxのものです。)

ということで、スペック低めのPCの復活にもSparky Linuxがおすすめであるような気がします(自分自身ではまだ試していません)。

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【雑記】吸盤式アダプタも付属したドライブレコーダーCOOAU M53をレンタカーで一時的に使った

レンタカーで名所を回る旅をしました。今後訪れる機会がほとんどないであろう地域への旅でもあったので、ドライブレコーダーの映像を残そうと思いました。当初は自家用車で使っているドライブレコーダーに吸盤式のアダプターを買って取り付けようと考えましたが、専用と銘打っているのアダプターの価格は数千円で、コストパフォーマンスが良くないです。Amazonで物色中、吸盤式のアダプターが付属したCOOAU M53というドライブレコーダーを見つけました。GPS非搭載であることを除けば、ドライブレコーダーとして必要な機能が揃っていて、また256GBのmicroSDカード対応で1万弱です。COOAUというメーカー製品のレビューも悪くなかったので、アダプターだけに数千円払うよりはドライブレコーダーに1万弱払った方が好ましい気がして、COOAU M53を購入しました。

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以下は、実際に使ってみた印象です。

  • 取り付けと走行中の安定性
    シール式と吸盤式の2種のアダプターが同行んされていますが、レンタカーなので吸盤式のアダプターを使いました。窓ガラスに取り付けましたが、数日間の旅行中、一度も脱落せず、向きのずれもありませんでした。
  • 日時設定
    GPS比搭載なので手動で時刻合わせします。購入後に一度セットし、旅行までの2,3日間、電源を切ったままでしたが、正しい日時を保持していました。詳細は不明ですが(少なくとも仕様には記さていない)、小さなバッテリーが内蔵されているのかもしれません。
  • 液晶画面
    必要十分なきれいさです。
  • 画質
    映像自体は1080pであるから、前走車や対向車のナンバーは十分読み取れます。一方、白バックの標識や看板類は、反射が強いときは白飛びして文字を読み取りにくいです。また空の色のグラデーションはきれいに再現できません。安全対策のために使うなら十分ですが、映像を思い出として残すならちょっと物足りない気がしました。総合的には自分の車につけているKenwood製品の方がきれいです。
  • 明るさが急変したときの映像
    瞬時ではありませんが、ぐずつくこともなく明るさの変化に対応してくれます。
  • 夜間走行の映像
    旅行中に夜間走行しなかったので、もっとも暗い中での撮影はトンネル内でしたが、とくに問題ない映像でした。
  • 緊急記録
    標準設定ではわりと敏感なようで「どうして緊急録画?」というシーンでも緊急記録フォルダに入っていました。ある意味で「より安全である」と言えます。
  • 操作性
    ドライブレコーダーに関するごくごく基礎的な知識があれば、説明書なしでできるレベルです。(なので説明書は斜め読みしただけです。)

なお、COOAU M53の説明文には駐車監視ができると記されていますが、駐車監視のためには電源を常時供給する必要があるので、別売オプション(たぶんケーブル)が必要なようです(※駐車監視機能を使わなかったので、詳細は分かりません)。

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このように、思い出映像を残す目的であればちょっと物足りない映像ですが、レンタカーで一時的に使うという割り切りがあったので「これでよし」でした。総じて、安全対策が主目的であればコストパフォーマンスが良い製品だという印象であり、レンタカーで使う場合は、吸盤式アダプターが同梱されていて、かつ、一定レベルの性能を持っているという点で、GPS比搭載であることを除けば非常に良いと思います。

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さて、COOAU M53を旅の思い出映像のために使う場合の最大の弱点はGPS比搭載なので、撮影後に地図と連動させられない点だと思います。この点について私は購入時から諦めていて、代わりにスマートフォンのアプリで移動軌跡を記録しました。もちろんこの状態ではDash Cam Viewerのようなアプリでドライブレコーダーの映像と地図を同時に表示する楽しみは味わえませんが、映像に記録した時間とスマートフォンによる位置記録から、その時刻にどこにいたかを知ることは可能です。

ちなみに、移動軌跡の記録には Guru Maps を使いました。ベラルーシ製ですが日本語化されているので、外国語が苦手でも大丈夫です。10年ほど前にiPad用に購入して使っていましたが(この当時は異なるアプリ名だった)、便利なのでAndroid用も買いました。地図をダウンロードできるので、記録中はモバイル通信不要なのが最大の利点です。ナビゲーション用のデータをダウンロードすればモバイル通信不要でナビゲートできますが、ナビゲート機能は使っていないので良し悪しは不明です。

Guru Mapsで記録したデータはKML形式で保存できます。したがって、Google EarthのようにKMLを読めるアプリを使えば移動軌跡をばっちりと表示できます。またデータをGmailやFacebookのアカウント経由で同期できるので、異なる端末で使う場合も便利です。

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【雑記】やらなくてよい権利の最大限の行使

非常勤で教えに行っている某専門学校の、ここ数年の学生から感じる日本の将来にとってよくない気質についての駄文を散発的に書いてきましたが、まとめると標題が根っこにあるのかな?と思いました。

ちなみにCADの授業で、操作に終始するのではなく設計のための使い方を教えています。操作だけだったらAIが彼らより完璧にやる時代が目と鼻の先だから、人間でなければできないことを織り交ぜて指導しているわけです。

本題に戻りますが、最近の学生たちの気質というか行動というか、それらすべてが「やらなくてよい権利を最大限行使すること」に集約できるような気がします。彼らが意識的にそういうポリシーで生きていると私は主張したいのではなく、外から見ているとそのように見えるということです。過去の記事に記したことですが、たとえば以下のようなことです。

  • 指示されたことは、それなりにやる。
    「それなりに」と書きましたが、これは「完璧ではない場合が多い」というようなニュアンスです。
  • 指示されなかったことは、やらない。
    たまに「これもやった方が良いですか?」という質問を受けます。いつも「君はどう思う?」と聞き返します。そうしたらほとんどの場合「やった方がよいと思います」と答えるので、「だったらやればよいのではないかい?」と疑問形で返すと、「そうですね」と口では言いながらも「余計な質問をしてしまった」とでも言いたげな顔を見せた後、渋々とやり始めたり、早々に荷物をまとめて帰宅したり、、彼らの中にあるのは「指示されたことをやりとげなければならない」ではなく、「指示されなかったことをやってはいけない」という感覚のようです。こういう感覚は、SNSで時々流れている小学生の算数の回答の書き方の例外を許さない指導や、文科省が気にしなくてよいと言っているのに漢字のとめやはねを強要する指導、コンクリートのごとく型枠に流し込んでガチガチに固める教育によって、子供時代に植え付けられてしまったのではないかと思います。
  • 課題や資料の行間を読まない
    ある時「行間を読むといろいろ見えてくるよ」と今年担当の学生としては珍しく自発的にいろいろやる学生にいったら、「ぎょー、か、ん???」と怪訝な顔をされました。「New Tricks」の登場人物たちがよく口にする「Bollocks!」はこういう時に使えばよいのかと思いました。
  • 単にサンプルを示しているだけなのに、そのサンプルと全く同じことをやろうとする。
    課題の意図を掴めたら「サンプルのように」やればよいことが分かるはずなのですが、これも上に書いたような子供時代に受けたコンクリート打ち教育のせいではないかと思います。見込みがありそうな学生には「同じようなことができればよいのだよ」と言うと、ほぼ100%「そうなんですか?!」という驚き声が返ってきます。ただし「同じようなこと」という言い方は実際にはとても危険で、見込みがない学生にうっかり言うと、たとえば「一定の角度で回転させる練習」なのに適当に回転させただけで満足したり、、、。だから、少なくとも例と全く同じことができることも大切ではありますが、同じことをやらせるならロボットやAIの方が速くて正確です。
  • そんなこんなで「適当に」という言葉が通じない。
    このままではこいつら10~20年後にはロボットやAIに居場所を奪われているだろうなぁと思うので、そうならない方向に向くように指導しているつもりではありますが、コンクリートの強度が数十年以上維持されるように、彼らが受けたであろうコンクリート打ち教育の強度も強く、「適当に」は通じません。なお「適切に」は難しくて分からないようだと経験的に感じているから「適当に」という表現を用いるわけですが、正しい意味の「適当」ではなく、スラング的な「テキトー」をやられるケースが少なくないです。そこで「いい加減にすればよい、という意味ではなく、このようにすれば間違いではないというようにするのだよ」と付け加えることが多いです。
  • 自分で「分からない」と感じたら条件反射で、かつ、偉そうな態度で質問する学生が増えている。
    この手の質問は100%、課題や資料の読み落としや説明用動画の見落としが原因です。分からなかったとき、自分が読み落としたり見落としたりしたとは露とは思わないようで、自分が間違えるような資料や動画を作った相手を非難するわけです。こういう学生は当然ながらオンデマンド式のオンラインでは自力でできるはずがないから、対面受講するので、まぁ教室はなかなか大変です(一方でさぼり屋たちはオンライン受講すると言ってさぼってくれるので、最悪の学生たちが教室に来ないのはありがたいです)。

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