【備忘録:PC・ソフト】Windows 10 スプーラに残る不要な印刷ファイルを削除
プリントスプーラに残ってしまった不要な印刷ファイルを削除する一般的手順は下記です。
- 設定>デバイス>プリンターとスキャナー>(当該プリンタを選んでから)キューを開く
- ↑↑で表示されたウィンドウで、プリンター>すべてのドキュメントの取り消し
しかしこれでは手間取るだけでなく誰かに説明するのも大変なので、バッチファイルのダブルクリックで出来る方法を調べたところ、次の手順でできることがわかりました。
- プリントスプーラのサービスを停止する。
- スプールされているファイルを削除する。
- 再びプリントスプーラのサービスを開始する。
ということで、バッチファイルは下記のようになります。
net stop spooler
del %systemroot%\System32\spool\printers\* /q /f /s
net start spooler
エディタに上記を入力して、「プリンターの不要データ削除.bat」のような名前で保存します。しかし、管理者でないとサービスの停止や再起動、システムファイルの削除ができないので、管理者として実行しなければなりません。
管理者として実行するためには、上記バッチファイルのアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックする必要があり、アイコンのダブルクリックでは出来ません。
そこで、次のようにします。
- 上記バッチファイルのショートカットを作成する。
- ショートカットを右クリックして「プロパティ」をクリックして、プロパティにダイアログを開く。
- 「ショートカット」タブ内の「詳細設定」をクリックする。
- 「管理者として実行」にチェックを入れて、OKする。
- プロパティのダイアログをOKして閉じる。
これでバッチファイルのショートカットのアイコンをダブルクリックするだけで、プリントスプーラに残った不要なファイルをすべて削除できます。
【雑記】FMV NX70のCPU交換(Celeron M 430→Core2Duo T7200)
FMV NX70でファイルサーバ化するにあたって、CPUをCeleron M 430からオークションで\620で入手したCore2 Duo T7200に交換しました。
Passmark・その1
単純計算では約3倍で、NX70をファイルサーバ化する前に使っていたLoox M/D15のAtom N280はと比べると約4倍です。
Passmark・その2
ほとんど意味のない比較ですが、現メインマシン(Dell XPS 8900)のCore i7-6700、旧メインマシン(Dell
Inspiron)のCore2 Duo E6850と比べてみたら、前者の約1/10、後者の約1/3でした。
【備忘録:PC・ソフト】FMV NX70をファイルサーバにする
前置き
お古のFMV NX70が手元にあります。2006年製の最下位のCeleron M 430モデルなのでWindows 7ではかなり我慢が必要でしたが、さすが富士通だけあって足回りが優れたマシンです。たとえば有線LANがGigabitであったりHDDを2台内蔵できたりするので何かに役立てたいと思い、現在ファイルサーバとして使っているLoox M/D 15(Linux Mint)から移行することにしました。(Looxに不足があるわけではなく、もう数年間一度も電源を落とすことなく働き続けてくれています。)
作業にあたってNX70の情報を集めていると、CPUをCore2 Duoに交換できることが分かったので、T7200に交換しました。自分ではベンチマークテストを行っていませんが、Pass Markで調べると約3倍でした。(別記事)
Dropbox
他記事にまとめました。
Box
下記で紹介されている手順で容易にできます。(著者さんありがとうございます。)
http://iamidleness.blogspot.com/2016/05/box.html
具体的に実行するのは以下です。
sudo apt install davfs2
※「root以外のユーザがWebDAVリソースをマウント可能にしますか?」に「はい」と答える。
mkdir ~/Box
sudo mount -t davfs https://dav.box.com/dav /home/(username)/Box/
※(username)のところに自分のユーザ名を書きます。また、このままではアクセス権がないので、設定が必要です。上記サイトで(たぶん)正当な方法へのリンクが紹介されていますが、私はこの記事の末尾に記した好い加減な方法を使っています。
LinuxでBoxを使うには上記の方法(WebDAVでマウントする方法)しかないようですが、残念ながらアクセスがたいへんに遅いです。また、起動するたびにマウントが必要です。
OneDrive
他記事にまとめました。
Samba
これは情報があふれています。具体的に実行するのは下記です。
sudo apt update -y && sudo apt install samba -y
sudo xed /etc/samba/smb.conf
※smb.confに他からアクセスするための設定を記述します。たくさん情報があるので、調べてみてください。
sudo systemctl restart smbd && sudo systemctl enable smbd
しかしフォルダやファイルのパーミッションの関係で、このままでは他PCから読み書きできない場合があります。その場合は、次の項に示したような方法で、パーミッションを変更します。
他PCからアクセスするファイルのパーミッションの設定
Linux素人が個人的に使うものなのでパーミッションをゆるゆるにして、LANのどこからでもアクセスできるようにしています。下記は「(たぶん)これ以上ない」というゆるゆるの設定法です。
sudo chmod 777 -R /home
他のPCやスマートフォンからのアクセス
他の端末で開くときは、サーバ名の欄(Windowsエクスプローラの場合はアドレス欄)に「\\(Linux機の名称)\」のように入力します。たとえばLinux機が「athens」という名前だったら「\\athens\」です。詳しいことは知りませんが、Windowsは大文字小文字を判定しないせいか、Linux機を大文字小文字のどちらで打ち込んでもつながります。
Linux機の名前が分からなくなったら、Linuxで端末を開いて下記を実行します。
hostname
また「\\192.168.0.123\」のようにIPアドレスを入力しても大丈夫です。
*
←このような本を書ける程度の知識は持ち合わせているし、30年以上前ですが「Oh!PC」やムック本などで自作プログラムが紹介されたこともあるし、日経のPC関連雑誌の翻訳者としてスカウトされたこともあるので、上記は超アブナイ方法ではないと思っていますが、やはり自己責任でお願いします。
【備忘録:PC・ソフト】Linux MintでDropboxをマルチアカウントで使う
Linux Mint 19 CinnamonにDropboxを入れたときのメモです。専門的見地からは??な部分があるかもしれません。
インストール
「システム管理>ソフトウェアの管理」で「Dropbox」を探してインストールするだけです。
本家サイトからもダウンロードできます。
設定と起動
以下、単一アカウントで使う場合とマルチアカウントで使う場合を分けて記すので、必要な方だけ見てください。またマルチアカウントのやり方で設定した場合でも単一アカウントで使えます。
単一のアカウントで使う場合
初めて起動したときはブラウザが開くので、アカウント、パスワードを入力します。タスクバーにDropboxのアイコンが出現したら、ブラウザを閉じても大丈夫OKです。
マルチアカウントで使う場合
下記を参考にしました。
https://niftylettuce.com/posts/multiple-dropbox-instances/
※2020/6/9 なくなっていたので、思い出しながら手順を記します。
まず、以下のように各アカウントに対応させるDropboxのディレクトリを2つずつ作ります。
~/.dropbox-(アカウントを示す文字列)
~/dropbox-(アカウントを示す文字列)
dropboxの前に「.」を付けたディレクトリと、付けないディレクトリです。
パーミッションを777にするなど緩くしておいてから、下記を実行すると、ブラウザが開いてDropboxのログインページが開くので、アカウントとパスワードを入力して続けます。
HOME=~/.dropbox-(アカウントを示す文字列) dropbox start -i
これをアカウント数だけ繰り返します。
二回目以降は下記で起動します。
HOME=~/.dropbox-(アカウントを示す文字列) dropbox start
下記の資料にスタートアップへの追加法が記されています。
https://www.maketecheasier.com/run-multiple-dropbox-accounts-in-mac-and-linux/
ついでに言えば、Macでのマルチアカウントのやり方も記されています。MacもMac OS XからUnixベースだから同様の考え方で可能だということですね。
補足
1)動いているかどうか心配になったら、端末から下記を実行してみてください。
ps aux | grep dropbox
2)マルチアカウントで使う場合、PCの性能が低いとうまく動きませんでした。一部のアカウントが起動しなかったり、いつの間にか落ちていたりします。低パフォーマンスのLoox M/D15でアカウントごとにユーザを作って、それぞれに単一アカウントを作って動かしていたときは、複数ユーザでのサインインからDropbox起動までは劇遅で大変でしたが、いったん起動させた後は安定動作していました。使うPCが古い場合は、1ユーザ&マルチアカウントで動かすより、アカウント数だけユーザを作って、それぞれ単独で動かした方がよいのかもしれません。
*
【備忘録:PC・ソフト】Linux MintでOneDriveをマルチアカウントで使う
Linux Mint 19 CinnamonにOneDriveを入れたときのメモです。専門的見地からは??な部分があるかもしれません。またUbuntu系では同じやり方で大丈夫だと思いますし、CentOS、Fedoraなど他の系統のLinuxについても下記の資料1に記載があります。
インストール
複数の日本語の解説ページがありますが、一次資料は下記の1であるようです。
- https://github.com/abraunegg/onedrive
- https://manpages.ubuntu.com/manpages/disco/man1/onedrive.1.html
以下に具体的に実行する手順を記しますが、闇雲にやるのではなく、上記(とくに1)をしっかり読んで概要を把握した上で作業することが大切です。(入力文字列をコピー&ペーストする場合は、ブラウザ側でCtrl + Cでコピーし、Linuxの端末でCtrl + Shift + V で貼り付けます。「apt install」が含まれる行に「-y」を書き加えると、「これでよいかね?」といちいち質問されなくなります。)
sudo apt install build-essential
sudo apt install libcurl4-openssl-dev
sudo apt install libsqlite3-dev
sudo apt install pkg-config
sudo apt install git
sudo apt install curlcurl -fsS https://dlang.org/install.sh | bash -s dmd
ここで返されるメッセージ中に、”source ~/dlang/dmd-2.090.1/activate”を実行せよというメッセージが出てきます。バージョンにより「dmd-2.090.1」の数値が変わるそうなので、メッセージの当該箇所をコピー&ペーストして実行します。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
source ~/dlang/dmd-2.090.1/activate
git clone https://github.com/abraunegg/onedrive.git
cd onedrive
./configure
make clean; make;
sudo make install
上記の「source 云々」を実行した後のメッセージに、「一連の作業後にdeactivateしてね」と書いてあったので、このタイミングでやってみましたが問題ありませんでした。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
deactivate
これでインストール完了です。
設定と起動
以下、単一アカウントで使う場合とマルチアカウントで使う場合を分けて記すので、必要な方だけ見てください。またマルチアカウントのやり方で設定した場合でも単一アカウントで使えます。
単一のアカウントで使う場合
まずは設定ファイルを作ります。単一アカウントで使う場合は同期させるフォルダがデフォルトの「/home/(username)/OneDrive」のままでよいので、デフォルトのまま進みます。
mkdir -p ~/.config/onedrive
cp ./config ~/.config/onedrive/config
xed ~/.config/onedrive/config
(「xed」の部分は自分で使うエディタに起き舞えてください。)
ここまでで設定ファイルを準備できたので、いよいよonedriveの初期設定を開始します。
onedrive –config
これを入力するとURLが表示されるので、右クリックしてブラウザを起動するか、まるままコピーしてブラウザのURL欄にコピーして、OneDriveのサインイン画面に進み、アカウント名とパスワードを入力します。(ブラウザを使う作業の間、「onedrive –config」を実行している端末は開きっぱなしにしておきます。)
そうすると確認画面が出た後、ブラウザが真っ白になり、URL欄に文字列が表示されるので、これをまるごとコピーします。「onedrive –config」を実行している端末にURLを入力しろというメッセージが出ているので、Ctrl + Shift + V で貼り付け、エンターを入力します。
次に確認のため下記を入力します。(省略可)
onedrive –synchronize –verbose –dry-run
オプションは前から順に「同期せよ」、「おしゃべりにやれ(=起きていることをひとつひとつ画面で見せろ)」、「状況のデモを見せるだけにしてくれ」という意味なので、実際には同期は行われません。画面表示を見て、これで大丈夫だと思ったら、次を実行して本当に同期します。
onedrive –synchronize
↑↑↑は一回こっきりの同期で、ここで説明している一連の流れの中で省略しても大丈夫だろうと思いますが、やっておいて損はありません。
常に同期させるためには下記を実行します。
onedrive –monitor &
以下は自動起動の設定です。
systemctl –user enable onedrive
systemctl –user start onedrive
マルチアカウントで使う場合
考え方としては「上記の単一アカウントと異なり、アカウントごとに設定を作ってやる」ということなので、上記の設定ファイルをアカウントごとに作ることと、onedrive実行時にアカウントを示すオプションをつけてやるという作業です。
アカウントごとの設定ファイルを作るために、各アカウントで使う名前を決めます。たとえばMicrosoftのアカウントが「pokopen@hotmail.com」だったら、「Pokopen」など自分で間違えないものにしましょう。そして、以下のやり方でやれば、同期フォルダ名称はがデフォルトの「/home/(username)/OneDrivePokopen」となります。下準備として下記を実行します。
mkdir -p ~/.config/onedrive
cp ./config ~/.config/onedrive/config
※2つめ以降のアカウントを作るときは、以下を繰り返します。
名前を決めたら、まず同期フォルダと設定ファイルをしまうフォルダを作ります。
mkdir ~/OneDrivePokopen
mkdir ~/.config/onedrivePokopen
アカウント専用の設定ファイルを作るために、元ファイルを上記にフォルダコピーし、アカウント専用にするための編集を始めます。
cp ~/.config/onedrive/config ~/.config/onedrivePokopen/
xed ~/.config/onedrivePokopen/config
↑↑↑↑↑↑↑↑↑ エディタの画面の割と上の方に「# sync_dir = “~/OneDrive”」という行があります。これが同期フォルダを示しているので、「OneDrive」の部分を先に作成したフォルダ名(ここの例では「OneDrivePokopen」)に書き換え、先頭の「#」を削除します(「#」を残すと読み飛ばされるので、効力なし)。結果として、「 sync_dir = “~/OneDrivePokopen”」とないう一文になります。書き換えたら保存してエディタを終了します。
次はアカウント専用のサービス用の設定ファイルを作ります。
sudo cp /usr/lib/systemd/user/onedrive.service /usr/lib/systemd/user/onedrivePokopen.service
sudo xed /usr/lib/systemd/user/onedrivePokopen.service
↑↑↑↑↑↑↑↑↑ エディタの画面の中程に「ExecStart=/usr/local/bin/onedrive –monitor」という行があるので、アカウント専用の設定ファイルを使うために必要な「–confdir=”~/.config/onedrivePokopen”」を加えて「ExecStart=/usr/local/bin/onedrive –monitor –confdir=”~/.config/onedrivePokopen”」のようにしてから保存し、エディタを終了します。
いよいよ起動します。このときアカウント専用の設定ファイルを使うためのオプションをつける点が、単一アカウントの場合と異なります。(以下同様)
onedrive –confdir=”~/.config/onedrivePokopen”
そうすると確認画面が出た後、ブラウザが真っ白になり、URL欄に文字列が表示されるので、これをまるごとコピーします。「onedrive –confdir=”~/.config/onedrivePokopen” 」を実行している端末にURLを入力しろというメッセージが出ているので、Ctrl + Shift + V で貼り付け、エンターを入力します。
次に確認のため下記を入力します。(省略可)
onedrive –synchronize –verbose –dry-run –confdir=”~/.config/onedrivePokopen”
オプションは前から順に「同期せよ」、「おしゃべりしながらやれ(=起きていることをひとつひとつ画面で見せろ)」、「状況のデモを見せるだけにしてくれ」という意味なので、実際には同期は行われません。画面表示を見て、これで大丈夫だと思ったら、次を実行して本当に同期します。
onedrive –synchronize –confdir=”~/.config/onedrivePokopen”
↑↑↑は一回こっきりの同期で、ここで説明している一連の流れの中で省略しても大丈夫だろうと思いますが、やっておいて損はないと思います。
常に同期させるためには下記を実行します。
onedrive –monitor –confdir=”~/.config/onedrivePokopen” &
以下はサービスの登録です。
systemctl –user enable onedrivePokopen
systemctl –user start onedrivePokopen
上記をアカウントごとに繰り返せばよいのですが、直ちに次のアカウント設定に移るときは、このままではブラウザがOneDriveにサインインしたままになるのでうまく行きません。だから、ここでブラウザでOneDriveを開いて、サインアウトします。
補足
動いているかどうか心配になったら、端末から下記を実行してみてください。
ps aux | grep onedrive
以上。
*
←私はこのような本を書ける程度の知識とスキルを持ち合わせているし、30年以上前ですが「Oh!PC」やムック本などで自作プログラムが紹介されたこともあるので、上記は超アブナイ方法ではないと思っていますが、LInuxに対する造詣があるわけではありません。自己責任でお願いします。
【雑記】Dell Inspiron 6400にLinux
Dell Inspiron 6400をWindowx XP→7と使ってきましたが、Windows 10では遅くて使い物になりません(もう2年くらい放置していました)。2つあるメモリースロットの一方が調子が悪く1GB1枚で使っていることも遅い原因だと思います。しかしInspiron 6400は愛着があって捨てられず、昨日、ふと思い立ってLinuxを入れてみました。
まずはお気に入りのLinux Mintを試しましたが、WiFiアダプタを認識してくれないし、インストール中にクラッシュします。WiFiのドライバは有線でインストールした後で入れられるのでしょうが、インストール自体ができないので諦めました。
そこでPeppermint 10を入れてみました。こちらはWiFiアダプタが最初から認識され、インストールも無事に終わりました。動作自体は問題ありませんが、やはりメモリ1GBではつらい感じです。使う当てがあってLinuxを入れたわけではないので、当面はフォトフレームになりそうです。
【雑記】Google端末保護の解除(ZTE Blade 7 max)
お古で入手したまま半年ほど放置していた ZTE Blade V7 maxを所定の方法でファクトリーリセットして起動したら、「このデバイスはリセットされました。続行するには、このデバイスで前に同期したGoogleアカウントにログインしてください」と表示されて先に進めなくなりました。前所有者のアカウントを入れたら進めるはずですが、連絡を取りにくいところにいるので、一人であれこれしてみることにしました。
件のメッセージについて調べたところ、端末保護がかけられているからだそうです。(ログアウトしてからファクトリーリセットすれば大丈夫だったみたいですが、後の祭りでした。)
日本語では解除する方法を見つけられなかったので、「bypass google account zte blade v7」で検索したところ「ZTE Blade V7 Lite UNLOCK FRP / Bypass Google Verification」というタイトルの動画が見つかりました。動画の手順通りに進めたら無事に解除できました。(動画はV7 Liteでしたが、maxでも大丈夫でした。)
【雑記】クロネコヤマト東京臨海法人営業支店からネコポス
何かを頼んだ覚えがないのに、ヤマト運輸の東京臨海法人営業支店からネコポスが届くという案内メールが届きました。
怪しいものだったら困るなと思いつつ待っていたら、届いたのは、数日前に頼んだJAFのドライブMAPでした。郵便で届くものと思い込んでいました。
*
私はゼンリンの電子地図が発売されたときからだから、もう20年以上PC上の地図を使っていますが、旅行計画には紙の地図を使います。何よりも旅程の全容の把握が楽だし、自分流ルートの開発、未知の場所の発掘には大きな紙の地図の方が役立ちます。マーカーやサインペンで地図にグリグリと書き込むこと自体が楽しいし、、。
JAFのドライブMAPは開くとB2サイズで、継続年数が長い会員は、毎年、一定部数を無料でもらえます(私の場合は現時点で28年なので7部。10年未満の人でも3部)。
【備忘録:PC・ソフト】Peppermint 10、Lubuntu 19 でVNC
※「とりあえず動けば良い」という素人的発想による試行記録です。
お古で頂戴したPCを活かすために軽いと言われるPeppermint 10とLubuntu 19を試してみました。Linux Mintで問題だったのがいつの間にかVNCが標準搭載されなくなっていたことで、いくつかの情報を元にVNCのインストールを試してみましたがうまくいかず、面倒くさいのでTeamViewerでつないでいました。以下は、試しにVMWareにインストールし、さらにVMWare Toolsをインストール状態でのお話です。
*
Peppermintを使うのは初めてなのでVNCが使えるかどうか分かりません。情報を探したところ下記が見つかりました。
Peppermint 10 Linux Experiment Install and Setup GMH-087
Peppermint 10のインストール、壁紙の変更、VNCのインストール、Chromiumのインストールなどが動画(英語)で説明されています。説明どおりに進めたら容易にインストールできました。
- パッケージマネージャで「vino」を探して、インストールする。
- ターミナルで下記を実行する。
gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false
gsettings set org.gnome.Vino prompt-enabled false - ターミナルでvinoを起動する。
/usr/lib/vino/vino-server
以上で、無事にVNCでつながりました。ただし、上記動画の説明にもありましたが、起動するたびに上記の3を行う必要があります(vinoを起動したターミナルを閉じると終了する)。そこで自動起動に設定しました。ところが再起動すると画面が真っ暗で使えなくなりました。そこで、いったんバーチャルマシンを削除して、新しいバーチャルマシンにPeppermintを入れ直し、VMWare Toolをインストールせずにやってみましたがダメでした。Peppermintにこだわりがあるわけではないので、バーチャルマシンでの試行はここで中断しました。しかしPeppermintはかなり軽そうだったので、バーチャルマシンではなくPCで再挑戦しようと思います。
追記(2020/2/10)
その後、FMV AH30(2011年夏モデル, Celeron 925, RAM 3GB)にインストールしたところ、上記の方法でVNCは問題なく動きました。AH30は音楽ライブラリを入れて、音楽再生専用で使ってみていますが、以前、Linux Mintを試したときより圧倒的に軽く、使い物になりそうです。なおUSBオーディオ(USB – SATA 変換アダプター REX-U30ST3-A )も問題なく認識されました。音楽再生以外はブラウザを使うくらいです。もっさりしていますが、それなりに使えるレベルです。
*
次はLubuntuです。
どちらもUbuntuがベースだから大丈夫だろうという素人考えで、上述のPeppermintと同じことを試したらうまくいきました。これでOK!
自動起動の設定は、設定>LXSessionのデフォルトのアプリケーション で行いました。
*
気をよくして、以前失敗したLinux Mintでも同じ方法を試したら、あっけなくつながりました。
自動起動の設定は、設定>Startup Applications で行いました。
【雑記】メッシュWiFiを導入
我が家の有線、無線LAN機器をすべて稼働させると数十台になります。もちろんすべてを同時に使うことは皆無に近いですが、これらを2台の有線LANハブ、プラス2台の無線LANルーター(アクセスポイントモードで使用)でやりくりしていました。
しばらく前から、Echo Dot導入をきっかけとして、スマートホーム化を進めています。そのため無線LAN機器が増えました。AmazonのFireHD 8とFireTV Stick、中部電力のここリモ、ラトックシステムのスマート家電コントローラRS-WFIREX3など10台ほどです。
そのために時間帯によって無線LANの速度低下が顕著になりました。
そこで、1台で家中をカバーできる、もっと強力で無線LANルーターの導入を検討しましたが、どうやらメッシュWiFiの方が良さそうだという結論に至りました。
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そこで使用機器数、家の延べ床面積や形状から、TP-LinkのDeco M4 2台セットを購入しました。我が家の延べ床面積から言えば、スペックだけで見れば1台で何とかなりそうでしたが、平面形状の点から各フロア1台ずつ配置することにしました。
設定にはスマートフォンのアプリを使って、まずはメインとなる1台の設定を行ってから、2台目以降のサブ機の設定を行いますが、アプリの指示通りに進めるだけで驚くほど簡単にあっけなく終わりました。メインだけは有線LANケーブルでルーターとかモデムにつなげる必要がありますが、サブ機は無線だけでも有線でつなげても、どちらでもOKです。我が家はDeco M4 の設置場所に有線LANのハブが必要なので、以前使っていた無線LANルーターの無線をオフにしてハブとして使い、それにDeco M4をつなぐかたちにしてみました。
Deco M4の良い点は、自分で名称を決めた単一のSSIDで、2,GHzと5GHzを自動的につなぎ分けてくれるので、無線LAN機器側の設定も容易でした。
肝心の電波の強度やつながりやすさについては、本当に家の隅々まできちんと電波が届いてくれています。以前は途切れ途切れでうっかりすると4Gにつながっていた位置でも、しっかりと電波が届いていました。
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実験として、Deco M41台だけではどうだろうかと、サブのDeco M4の電源を切ってみたところ、しっかりと家中でつながってくれました。もちろん2台動かした方が、家の隅っこの電波状況が良いです。
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ということでDeco M4によるメッシュWiFiの導入はあっけなく終わりました。これに限らずTP-Linkの製品は他社製品と比べると何だか安いので、大丈夫だろうかと不安になりますが、以前購入した無線LANルーターも同様、とてもコストパフォーマンスの良い製品を作る会社だと感じます。
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ひとつ疑問なのは、設定のためにTP-Link Cloudのアカウントが必要なことです。Cloudと言うのだから無償のオンラインストレージでもあるのかと期待しましたが、アプリの設定内容のバックアップや共有程度にしか使われていないようで、現時点では設定内容をローカルで共有すできれば十分だと思います。(普通の無線LANルーターに備わっているような、設定内容をローカルに保存する機能はないようです。)
また、設定アプリがスマートフォン用だけでPCからは設定できないのは、老眼プラスタッチ画面嫌いの私には嬉しくないものの、設定自体が簡単だからデメリットであるとは思いません。