【備忘録:PC・ソフト】Ubuntu Studio 22でオートログインできない

Ubuntu Studio 22.04.1を自動ログインの設定でインストールしましたが、自動ログインしてくれません。

KDEシステム設定>Behaviorと進んでみると自動ログインはオンになっているので(下の画像)、インストール時に自動ログインを設定し忘れたのではないようです。

自宅の仮想マシンであるから自動ログインできないのは大変に面倒くさいです。解消しようと調べたら、下記の情報が見つかりました。(執筆者さんありがとうございます!)

(超小ネタ)Ubuntu Studio 21.xxのログイン画面でハマった件

さっそくこの通りに進めましたが、/etc/sddm.conf.d の中に autologin.conf がありません。その代わりに kde_settings.conf があり、中身を見たら [Autologin]という項目があり「Session=Ubuntu Studio」となっていました。上記はバージョン21の記事なので、22になって変更されたのだろうと思います。

また、/usr/share/xsessions の中には「plasma.desktop」だけが入っていました。

KDE標準のテキストエディタ kwrite はsudoで起動できないので gedit をインストールして、gedit で kde_settings.conf を編集しました。

sudo apt install -y gedit

sudo gedit /etc/sddm.conf.d/kde_settings.conf

Sessionを以下のように変更して保存します。

Session=plasma.desktop

無事に自動ログインできました。

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【雑記】AV Linux MX EditionでPCをオーディオマシンに

数日前にLinux Mint機のオーディオマシン化について記したばかりですが、その後のネットサーフィンでAV Linux MX Editionというオーディオに特化したLinuxに行き当たりました。MX Linuxがベースとのことですが、MX Linuxを使った経験はありません。

サイトの紹介で見たデフォルトの背景がオーディオ機器っぽい雰囲気で素敵なので、さっそく仮想マシンとしてインストールしてみました。CD(ISO)からの起動時に使用言語、キーボード、タイムゾーンを設定できますが、日本語化の状況が不明だったので、使用言語は英語のままで、キーボードをjp、タイムゾーンはTokyoで進めました。

インストールは馴染んだUbuntu系とは異なりましたが、画面の指示通りに進めば問題ありません。面白いというか便利だと思ったのは、インストール中のコンピュータに名前を付ける画面でSAMBAを設定できる点です(SAMBAについては後述)。インストールはスムーズに終了しました。

デスクトップ環境はXfceで、使いやすく動きも良い感じです。

仮想マシンでうまく行ったので、Linux Mintでオーディオマシン化していたDell Inspiron 11にインストールしました。AV Linux MX Edition起動USBメモリ作成にはLinux Mintに標準で入っているUSBイメージライタを使いました。

失敗してもMintに戻れるように、HDDを遊んでいる他のHDDに付け替えて(Dell Inspiron 11はこの半年ほど実験的に使っていて、裏蓋もHDDもネジを外したままの状態なので1分でHDD付け替えできる状態)、USBメモリで起動し、使用言語は英語、キーボードはjp、タイムゾーンはTokyoとしてインストールしました。

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インストール時にWiFiにつないでくれなかったので、起動後にまずWiFiを繋ぎました。それからいつものアップデートや不要ソフトのアンインストールなどを行いました。

  • アップデート後は習慣となっているターミナルを使った「sudo apt update && sudo apt upgrade -y」でやりましたが、メニューの中に「MXアップデーター」というのがあったので、たぶんそれでできるのだと思います。
  • インストールもアンインストールもドック(パネル)にデフォルトで入っている「MXパッケージ・インストーラー」で可能です。一覧の中で複数選んでおけばまとめて進めてくれます。

追加でインストールしたのは、何やら評判の良いAudacious、スマートフォンを簡単にリモコンにできるClementine、毎度おなじみのTeamviewerとMicrosoft Edgeで、アンインストールしたのはInspiron 11上では絶対に使わないであろうGimpとInkscape、あまり好きではないFirefox、その他オーディオマシンでは使う当てのないFilezillaやTransimissionなどです。

ところで、MXパッケージ・インストーラーは非常に使いやすいです。Linux Mintの「ソフトウェアの管理」も使いやすいと思っていましたが、好き嫌いで言えばMXパッケージ・インストーラーが勝ります。

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SAMBAはとても簡単でした。ファイルマネージャーで共有したいフォルダを右クリックすると表示されるメニューの下の方にある「Share a “Read Only Folder with Samba」を選べば読み込み専用、「Share a “Read and Write” Folder with Samba – USE CAUTION!」を選べば読み書き可能になります。

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さて、Linux Mint のバージョン20ごろからの新機能WarpinatorがWindowsとのファイル共有にわりと便利なので、使ってみています(別記事)。WarpinatorはLinux Mint独自のものらしく他のUbubtu系Linuxで試した時に「sudo apt install warpinator」でインストールできませんでした。ところがAV Linux MX Editionできてしまいました(試していなけれどMX Linuxでもできるはず)。

「MXパッケージ・インストーラー」の上部「MXテスト版リポジトリ」のタブをクリックするとここから先はテスト版であるから気をつけろとの警告が表示されますが、そのまま進んで「warpinator」で検索すると一覧に現れます。それにチェックを入れてインストールするだけです。

その後、Warpinatorで大量のファイルを送ろうとしたら途中で止まってしまいました。何度か繰り返してみたけれど不安定でした。もしかしたらテスト版だからかもしれません。

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音質はオーディオマシン化したLinux Mintよりわずかにクリアかつ柔らかい気がしないではないですが、気のせいレベルだと思います。見栄えが良いのでInsprion 11はAV Linux MX Editionで使うことにし、Linux Mintを入れてあったHDD(こちらの方が性能がよい)を戻してAV Linux MX Editionをあらためてインストールしました。LinuxのインストールはWindowsやmacOSよりぐっと楽なので苦になりません。

Mac miniの方もLinux Mintでなければならない理由がないので、Inspiron 11 が調子よければそのうちAV Linux MX Editionに入れ替えようと思いますが、当面はAV Linux MX Editionが普通の作業の時に使いやすいかどうかの検証です。

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【雑記】Linux Mint機のオーディオマシン化

2022/11/1のAmazon Music Primeの仕様変更で、音楽の聴き方を変える必要が生じました。変えると言っても、昔のようにCDやレコードで聴くのと似た状態に戻るだけです。(→これに関する別記事

だからというわけではなく、昨日何となくLinux関連の情報収集していたとき Ubuntu Studio というマルチメディアの作成に特化したUbuntuがあることを知り、さっそく仮想マシンで試してみました。Low Latencyなカーネルを使っているので音質も向上するとかでその技術的背景は分かりませんが、私はマルチメディア系の作業は慣れているWindowsでやりたいので Ubuntu Studio がもたらす恩恵は音質向上だけのような気がしました。しかしそれは重大事でもあります。 Ubuntu Studio のデスクトップ環境も好きではないので、デスクトップ環境をCinammonにできないだろうかと調べていたら、下記の素晴らしい記事に行き当たりました。

Linux Mint MateでPCオーディオ

音質向上のみ目的があれば慣れ親しんでいる Linux Mint 使いたいという気分からは、ドンピシャの記事です。上記の記事をお書きになった方はでMateをお使いですが、Cinammonでできないはずがない内容だったので、先日Linux Mint化したばかりのMac miniとDell Inspiron 11 3185の2台のLinux Mint機を上記の記事に従ってオーディオマシンに仕立てました。

とりあえず2台とも数年前に買ったラトックシステムのREX-K2496U経由でBOSE 111AD(+パワーアンプ 1705)でCDをリッピングしたWAVファイルを聴いてみました。Linux Mint機をオーディオマシンに仕立てる前から、これらの機器を使っていましたが、オーディオマシンに仕立てた後の方が、気のせいと笑われるレベルかもしれませんが音のきれいさが向上した気がします。

ついでに言えば、Mac miniより Inspiron 11 の方がやや野太く、Inspiron 11よりMac miniの方がやや繊細な印象です。ものすごく大げさに言えばMMカートリッジとMCカートリッジの相違を小さく小さくしたかのような違いです(こういう聴き比べをしたのは今回が初めてなので、Low Latencyのカーネルに入れ替えた結果かどうかは不明です)。

なお、気のせいレベルの音質向上であっても、長時間聴いた後の疲労感はぜんぜん違うものですね。

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【雑記】PrimTuxのインストール

PrimTuxというフランス製の子供用教育向けのLinux(Ubuntu系)があることを知ったので、久しく本気で触れていないフランス語の復習になるかと思ってインストールしてみました。

PrimTuxのサイト

ダウンロードはフランス語では”Télécharger”(あえてカタカナにするなら「テレシャルジェ」)なので、画面上部のTéléchargerをクリックし、プルダウンメニューのいちばん上の”PrimTux”をクリックします。

次のような画面になるので、一番上のやつをクリックします。この記事執筆時点では「2022-10」ですが、この部分はバージョンアップにより変わるのでしょう。また青文字の後ろの()内には「少なくとも2010年以降でメモリが2GB以上のPC」と書いてあり、かなり古くても動きそうなことが分かります。

私はVMware Workstationにインストールしてみましたが、仮想マシン設定のオプション>詳細でUEFIブートに設定しておかないと画面が見切れてボタンを押せなくなります(Elementary OSも同様でした)。また25GB以上のディスク容量が必要なので、32GB確保してみました。

インストールを開始したところ、見覚えがあるXubuntuのインストール画面が出てきました。言語選択画面で日本語も選べるので日本語にしてインストールしました。インストール作業自体は普通のUbuntu系Linuxと同様です。

インストールが終了して起動してみたら、フランス語の画面が出現しました。ここから先は本家サイトのフランス語解説を読みながら、、、です。表示されるユーザのログインパスワードは tuxprof です(Administratorも)。

ところでインストール時に言語を日本語にしたわけですが、確かにスタートメニューの表示もプログラムも日本語で動かせます。デフォルトでインストールされたChromiumやFirefoxではフランス語ですが、日本語に切り替えられます。ということで日本語でインストールしたのは、フランス語復習目的には適していなかったと言えます。スタートメニューの教育の中にいくつかのソフトが入っていて、それらはフランス語です。

その後、暇つぶしにフランス語でインストールしなおしてみましたが(キーボードとタイムゾーンは日本のものを選ぶ)、フランス語で作られた教材を使った学習ではなくフランス語の復習に使うなら、使い慣れたLinux Mintをフランス語で使えばよいと思いました(←始める前から分かっていた結論)。

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【教育】逸脱できない学生たち

大学教員を辞した後、20年ほど専門学校でも非常勤講師を務めています。いわゆる学力とは直結しない分野を教えているので大学生と専門学校生の能力差は思ったほど大きくないというのが、5,6年前までの印象でした。

一方で世紀の極悪番組であった(と私は思っている)金八先生以来、児童や生徒のお友達に成り下がる教員たちが激増して運悪くそういう教員に当たったであろう学生が大学でも専門学校でも増えていて、とても困ったことだと思っていました。ところがこの数年は教員はお友達だと勘違いしているような学生は減少しているような気がします。それはそれでありがたいですが、反面、教員の言うことを四角四面に受け入れるだけの学生が多数派を占めるようになっています。

私の分野は「上手に逸脱すること」が非常に重要なのですが、彼らは「逸脱しないこと」に対して命がけです。上手な逸脱へ誘導するために設けている課題中の自由度は、彼らにとっては困惑の要因にしかならないようです。たとえば、課題中の自由度に気づく学生が少なくなかった頃は「~~してもいいですか?」という形の質問の方が多かったですが、数年前からは「~~しなければいけませんか?」という形の質問ばかりです。(そもそも「してよいか、だめか」というような質問をすること自体が困ったことですが、良くも悪くもほぼ全員が「いい子ちゃん」になり果てている世代なので諦めています。)

私が担当しているのはCADの授業で、5,6年前からYouTubeで公開した自作動画を手本として練習する形に変えました。動画は操作の手順や考え方を示しているだけなので、結果としてどんな姿形になってもかまわないのですが、学生たちは動画の中の形や寸法を必死で追いかけて、そのまま作ろうとします。そのようなやり方をすると手順や考え方の把握が二の次になるので、応用が利きません。「この動画で示した方法を使って、何かを作れ」という課題を提示したら、動画と全く同じものを何度でも繰り返し作るわけです。彼らの様子を見ていると、課題を誤解釈してそうしているのではなく、そうすること(逸脱しないこと)が習性になっているようです。これは彼らの能力や資質というより、小中学校、あるいは高校の教育に問題があるのではないかと疑っています。

「逸脱しない作業」はコンピュータが得意とし、現時点においてすでに人間が太刀打ちできない作業であり、さらには10~20年後にはAI技術が「ある程度上手な逸脱」を行うようになるだろうから、「逸脱できない」人間は仕事を失います。だからこそ逸脱のための自由度を設け、逸脱への誘導を試みてしているわけですが、三つ子の魂百までという通り、専門学校や大学では手遅れであろうと嘆いています。

一方で彼らが平気で逸脱するのは、提出期限のような自由度が無い対象ばかりです。トホホです。

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【雑記】Amazon Music Primecの仕様変更に関して考えたこと

昨日からAmazon Music Primeの仕様が変更されて、あちこちで「改悪だ」「いや改悪ではない」と話題になっています。

私はAmazon Music Primeで音楽を聴かない日は皆無に近いですが、昨日朝、某所に向かう車中でいつものようにEcho Autoに「プレイリストの〇〇をかけて」と話しかけたらいつもと違ってプレイリストに入れていない曲が流れるばかりして変だなと思っていたところ、帰宅後に仕様変更のニュースを知りました。

今回の仕様変更が「改悪」であるかどうかは個人個人の受け取り方によるのは当然ですが、聴きたい曲を選んで聴く私の聴き方から言えば確かに第一印象は「改悪」でした。「これを聴こう!」と曲を選んで再生すると違う曲が流れだし、いつまで経ってもその時に聴きたい曲を聴けません。そうこうする内に「この曲を聴きたい」と感じた時間も気持ちも流れ去ります。風呂に入りたいときに入れなかった学生時代の銭湯通いみたいです。銭湯なら諦めもつきますが、Amazon Music Primeが仕様変更によって「ユーザの意思や気持ちを無視し、人が生涯にもつ時間という有限の資源を損ねる」点は全く受け入れられません。この点では「改悪」以外の何物でもありません。

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私の音楽生活は、FMラジオのエアチェックから始まり、レコード、CDと変化してきました。エアチェックはFMファンの番組表で聴きたい曲をマークしておいて、ラジオにつないだテープレコーダーのポーズボタンを押してから録音ボタンを押して待機し、番組を聴きながらその曲がかけられる直前にポーズボタンを押して録音開始、終わった瞬間にポーズボダンを押して停止し、、、、を繰り返しながら行っていたわけですが、「とくに興味のない曲が流れる中で目当ての曲を発見して聴く」というスタイルは、仕様変更後のAmazon Music Primeに似ているかもしれないと思います。「特に興味がない(と思っていたから)聞き流していた曲群の中から、興味をひく曲を発掘する」という可能性がある点でもエアチェックとAmazon Music Primeは似ています(昨日の今日なのでまだ一曲も発掘できていませんが)。

かつて月々の小遣いが増えて、数か月に1枚のレコードを買える程度になったころは、興味を引く曲が多いアルバムやアーティストのレコードを購入していました。Amazon Music Primeでも同じことが可能です。金銭的に余裕ができた後は、FMラジオで事前のチェックもなしに毎月のように数枚単位でCDを購入していました(だから、はずれ=気に入らなかったアルバムも少なくなかったです)。

Amazon Music Primeのおかげで発見し、購入しようかと思ったアルバムはたくさんあります。しかし旧仕様ではアルバムを購入しなくても聴けていたので、購入に至ったものはありません。購入しなかった理由はAmazon Prime会員である状態を維持していれば聴けたからです。聴けなくなったから泣き寝入りしなければならないかと言うと、個別に買ったりUnlimitedに加入するという昔と同じ「買う」という手段があります。要するに、今回の仕様変更はある意味で私を昔の音楽生活に引き戻しただけだと考えることも可能であり、その思考の下には改悪であるとは言い切れません。

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今回のAmazon Music Primeの仕様変更によって、FMラジオのエアチェック→レコード→CD→サブスクリプションと音楽の聴き方の変化に伴う私の対音楽意識の変化にあらためて気づきました。

エアチェック時代はその時その瞬間を逃したら、その曲は永久に聴けないかもしれないという緊張と恐れがありました。額に汗しながらポーズボタンを押していました。そして劣化が早い磁気テープの品質維持にはそれなりのエネルギーを使いました。また、磁化していないハサミと音楽テープ専用のテープで切り張りして曲順を自分なりに整理したりしていましたが、これは絶対に失敗が許されない手に汗握る作業でした(もちろん手に汗握るとテープが湿気でビヨビヨになるので、手に汗握らず手に汗握る作業を行っていたわけです)。

レコード時代に入ると、何度でも繰り返して聴けるようになったわけですが、レコード盤を傷つけてはいけないので、緊張と恐れは「音楽を聴く」ではなく「レコード盤を傷つけてはいけない」という意識の中にありました。音楽を聴く行為とそれを実現する機器を扱う行為が完全に一体化し、一種の様式美を作り上げていました。

このころまでは、音楽(というよりそれを録音したメディア)は耐久消費財でした。

CD時代になってからは上記のような緊張や恐れは消え、うっかり聞き逃しても直ちに元の位置に戻れる、多少傷ついても問題ない、という気楽さが出現しました。PCにCDドライブが標準搭載されるようになってからはCDそのものバックアップができ、PCの中に音声ファイルとして保管もできます。こうして「音楽を聴く行為」と「その行為を実現する機器やメディア」との関係が断ち切られ始めました。毎月数枚単位でCDを買っていた時期があると上述しましたが、それを心理的な意味で可能にしたのは、音楽と機器やメディアとの関係の断絶であったかもしれません。

サブスクリプション時代に入ると、デバイスさえあれば何のしがらみもなく音楽を聴けるようになりました。音楽が消耗品になったというか、音楽を聴く時間を消費するようになったというか、とにかく消耗とか消費という言葉を音楽を聴くことに対して適用できるような感じです。そして家の中にはデバイスがたくさん存在します。持ち歩けるデバイスも複数あります。音楽と機器やメディアは完全に分離したと言えます。音楽を聴く行為にも、機器やメディアを扱う行為の中にも、かつてのような緊張や恐れは微塵もありません。弛緩しきった状態で、のほほんと音楽を聴き始められます。今回の出来事によって「(自分は)音楽(という制作物)に対してものすごく不遜な態度に陥っていたなぁ」と感じさせられました。そして、そのような心持ちで「では、このアルバムを買おう!」と思う楽曲は一握りであることにも気づきました。結局のところ、私自身が多くの曲を刹那的に、そして雑に扱っていたということです。ここで作曲者とか作詞家とか演奏家とかアレンジャーとか音楽作成に携わった人への「リスペクト」とか、音楽とは刹那的な芸術であるかなどという議題を持ち出して論議を進める楽しみ方もあるのでしょうが、今の私には無用な思考なのでここで打ち止め。

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家で音楽を聴くときは、上述のように自分の音楽に対する態度への反省を求められた気もするし、仕様変更へのAmazonからの説明に対しても一理あるかなと思わないではないから、私は「改悪だ」と言い切れない気がしています。しかし私は運転中にEcho Autoを利用しているので、音声入力という安全性の高い制御方法によって好みの音楽によりストレスを軽減できるという「安全運転にとって非常に重要な要素」が商業的な(?)理由によって奪われたことは「大改悪である」と言わざるを得ません。

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ところで我が家で音楽再生に使っているLinuxマシン上のブラウザで再生すれば、作成済の再生リストが以前のように聴けています(シャッフルされるがプレイリスト内の曲だけが再生される、Windowsでは試していない。毎日聴いているのに11/1の時点で仕様変更に気づかなかったのはこれが理由。思い出してみるとシャッフルボタンを押していないのにシャッフル再生されていたような気がする)。昨夜の時点ではFireHDでも大丈夫でした。今後もこのままであればよいのですが、期待してはいけないのでしょうね。

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以下、2022/11/5に追記:

現時点では自作のプレイリストに入れていない曲も再生されるようになっていました。クラシック系のプレイリストは今のところ「とんでもない曲」が再生されず、かつ、旧仕様ではUnlimitedでなければ聴けなかった曲が聴けるようになっていたりで、それなりの良さ(悪くなさ)はありますが、聴きたい曲を直接聞けないという点ではBGMにしかなりません。ロック系やジャズ系の自作プレイリストは聴きたくもない曲が再生されるので、BGMにすらならない状況です。Amazon Music Primeはプライム会費の枠内で得られるサービスの一部にすぎないわけですが、「欲しいものがほとんどすぐに手に入る」Amazonの他のサービスと異なり「欲しいものがあってもすぐに手に入らない。もしかしたら人生という持ち時間の中で永久に手に入らないかもしれない」という点で異様です。

そんなこんなで、今更ながらにAmazon Musicのサイトで確認したら、現時点(2022/11/5 9:50)では下記のように表示されていました。

「200万曲」と記載されていることから旧仕様の時の表示がそのまま残っているのかもしれませんが、曲数は別として「お気に入りの楽曲」を「楽しめる」という記述はウソです。ここで「200万曲」云々のところをクリックして次に進むと、下のような表示があります。

これはUnlimitedへの誘導ですが、文面に「もっと自由に」と記されていることから Unlimited でなくても「ある程度の自由」があるという意味になります。私は「聴きたい曲を直ちに聴けない」時点で「ほんの僅かな自由」さえ存在しないような心持ちになります。さらに言えば、どこかのサイトかSNSかで「クラシックを再生させると久石譲がかかるが久石譲はクラシックではない」と話題になっていましたが、「久石譲の特定の1曲」を取り出してクラシックの範疇に入れるかどうか判断するのは可能でも、「久石譲の楽曲すべて」という括り方をするなら数百年待たないと答が出ないでしょう。久石譲の楽曲に限らず、一般的な何となくの枠はあっても固定された定義がない音楽ジャンルをAmazonが規定している点で、ユーザーの「自由」は存在しません。もちろんAmazonによるジャンル分けへの違和感は旧仕様時代から存在したわけですが、ユーザーにはそれを回避する「自由」がありました。

「聴きたい曲を直ちに聴けないMusic Primeは不自由です。そこで追加料金を払ってUnlimitedにしませんか、、、、?」であれば正直で良いです。しかし上の画像ではAmazonはUnlimitedへの誘導として「もっと自由に」と言っています。どうせお金を払うなら Unlimited 以外に Spotify や YouTube Music Premium などによって「『もっと自由に』なれる自由」があります。音楽鑑賞における自由を求める人は「Amazonの枠内で自由を求める」(つまり「檻の中の自由を求める」)のではなく「音楽鑑賞そのものの自由であったり、音楽鑑賞するときの自分の自由さを求める」だろうから、「もっと自由に楽しみませんか?」というキャッチコピーは販促の側面からは自分で自分の首を絞めるものかもしれませんね。

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【備忘録:PC・ソフト】Linux MintのWarpinatorをWindowsで使う(Winpinator)

Linux Mint(20以降?)には、Warpinator(ワーピネイター)というLinux機の間でファイルを授受できるアプリが標準でインストールされますが、Windowsとのファイル授受はSambaで十分なので使っていませんでした。

この1か月ほど前にInspiron 11に、昨日はMac mini (mid 2011) に Linux Mint を入れました。Inspiron 11 に入れた後、WarpinatorのWindows版と言える「Winpinator(ウィンピネイター)」という駄洒落的名称の非公式アプリが開発されていることを知りました。(この記事執筆時点でバージョン0.1.2です。)

→ Winpinatorのサイト

これは面白いと思ってインストールしてみたところ、Linux機間はつながっているのに、Windows機では下図のようにConnectionがOffilineと表示されてつながりません(赤マーカーで塗った箇所)。相手PCのタイトルもPC名ではなく「Data unavailable」となっています。ということでInspiron 11にLinux Mintを入れた時点では断念しました。

ファイル共有はSambaでよいからそのまま放置していましたが、昨日Mac miniをLinux Mint機に仕立てたときにちょっと試行錯誤してみたら、無事に繋がりました。原因はネットワークインターフェースの設定であったようです(どちらかというと設定ミスではなくアプリのバグ)。

デフォルトでは下図のように「Automatic」になっています。

これを実際に用いるネットワークアダプター名に切り替えてみました(下図)。

これで無事に繋がりました。下図のようにConnectionがReadyになっています(緑マーカーで塗った箇所)。相手先のLinux機名も表示されています。(Linux側のWarpinatorはAutomaticのままで問題ありません。)

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Warpinatorはファイルを受信するフォルダが固定されるし、そもそもアプリを起動しなければならないので、Sambaのような自由度も柔軟性もありません。しかしSambaは初期設定がそれなりに面倒くさいので、「ファイルの送受信ができればラッキー!」程度の心持ちであれば、ほとんど何もしなくても使えるWarpinatorで十分だと思いました。

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ところで、WarpinatorにはunofficialですがAndroid版もあります。

→ Google Play ストアの Warpinator unnofficial

X-ploreなどネットワークにアクセスできるファイルマネージャーの方が小回りが利くので、私は今のところ使う気はありませんが、これも「ファイルの送受信ができればラッキー!」程度の心持ちであれば簡便でよいと思います。

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【雑記】Mac mini mid 2011へのLinux Mintインストール・失敗談と成功談

もともとiBook作成用に買ったMac mini(mid 2011)でしたが、iBook自体が盛り上がらなかったこともあって、子供用にBootcampでWindowsマシンに仕立てていました。数年前、子供が大学に入学して新しくPCを買ったため手元に戻ってきたMac miniですが、さしたる使いみちもないまま、去年は非対応のOSであるBig Surを入れました。最新のmacOSの感触を味わってはみたものの、激遅であったり、そもそもmacOSは使いにくいので(性に合わないので)、ここ半年ほどは置物化していました。

Quadra 800に始まった私のMacとの腐れ縁のため、macOSマシンが手元から無くなるのはなんとなく寂しい気がしていましたが、やはりmacOSは要らないのでお気に入りのLinux Mint (21)をインストールすることにしました。

インストールメディアの作成

WindowsマシンにLinux Mintをインストールするときは、バーチャルマシン上のLinux Mintに標準でインストールされるUSBイメージライターで起動USBメモリを作っていましたが、今回はそれでは起動しませんでした(理由は分かりません)。そこでbalena EtcherのMac版で起動USBメモリを作ったら無事に起動しました。balena EtcherにはWindows版、Linux版もあって、どれでも同じ結果が得られただろうと思います。

なおUSBメモリで起動するにはoptionキー(Windowsキーボードの場合はAltキー)を押しっぱなしで電源を入れて、起動ディスクを選びます。

インストール

インストールはLinux Mint(Ubuntu系Linux)のお作法どおりに進めます。なお、macOSは不要だし、いざとなったらTimeMachineやインターネット修復などでリカバーできるので、まるごとディスクを削除しました。(少し下の画像の「インストール種類」の画面で「ディスクを削除して云々」で進めた次第です。)

起動しない!

インストールが終了し、画面のメッセージ通りにUSBメモリを引っこ抜いてenterキーを押したら自動的に再起動するのはLinux Mintインストールのお作法通りでしたが、起動しません。画面左上でカーソルがピコピコしているだけです。ブートローダの問題だと思われましたが、素人にはお手上げです。いったん電源を切って、optionキーを押しながら起動すれば起動デバイスを選択できるかな?と思ってやってみましたが、ダメでした。やむをえずoption+command+RでmacOSの修復を開始しました。

macOSを修復

画面のメニューからOSの再インストールを開始したところ、インストール先のドライブが表示されません。そこでディスクユーティリティに戻ってドライブを初期化してから、再度インストールを開始したら無事にドライブを選択でき、十数分後にインストールが終わりました。バージョンはHigh Sierraです。ときどきTimeMachineでバックアップしていましたが、TimeMachine用のドライブがたまたま目の前に見当たらなかったのと、Big Surに戻したのではまた激遅で置物化しそうなので、どうせならクリーンインストールしようと思ったからです。修復には小一時間かかりました。

High Sierraも悪くないが

起動してみたらそこそこ快適です。本気でMacを使うことはないから、当面はHigh SIerraで使っても良いのではないかという気分になりました。再びLinux Mintインストールに失敗したらHigh Sierraで使おうと考え、Time Machineでバックアップを作っておきました。

Linux Mintに再挑戦

再びUSBメモリから起動してLinux Mintのインストールを始めました。前回の失敗の原因がブートローダにあるような感じだったので、今回はインストール先選択のときにブートローダの場所を確認しました。具体的には以下です。

まず「インストールの種類」のところで「それ以外」を選択してパーティションの手動作成に進みました。

次の画面でmacOSのパーティションを削除して、Linux用のパーティションを作成します。ウィンドウ下部の「ブートローダをインストールするデバイス」がLinux Mintをインストールしようとしているドライブであることを確認して次に進みました。下の画像はVMwareで仮想マシンを作っているときのもので、Mac miniにインストールするときは起動に使うSSDを選択しています。

この後はお作法通りに進めてインストール完了。

今度は無事に起動しました。

Linux Mint on Mac mini mid 2011

Mac mini mid 2011はi5-2415M搭載なので、今でも使えるスペックだと思います。さらにメモリを8GBに増設、HDDを500GBのSSDに換装しているので、十数秒で起動し、かなり快適に動きます。起動が早いことの重要さにあらためて気づきました。

私はQuadra時代からMac風のインタフェースが性に合わないので、Windows風に化かしてくれるAction GoMacを愛用していました。インタフェースだけ採りあげてもmacOSよりLinux Mintの方がずっと快適です。ついでに言えば、なぜだか分かりませんがLinux Mintはパネル(Windowsで言うところのタスクバー)を画面左に縦向きに置いた方が使いやすい気がしていて、手元のLinux Mint機はすべてそのようにしています(もともとはバーチャルマシンで動かすときにホストのWIndowsのタスクバーと間違えにくくするためでしたが、使ってみると左に縦向きに置くのがとても使いやすいことに気づきました←書いた後で気づきましたが、Ubuntuの標準のデスクトップ環境が左縦ですね)。もちろんMac miniも同様に設定しました。

残り作業は、Firefoxを削除してお気に入りのMicrosoft Edgeを入れるとか、使わないLibreOfficeなどのアプリを削除するとか、TeamviewerやSynergyを入れてメインのWindows機から操れるようにするとか、Sambaをインストールするとか、毎度お馴染みの作業です。

また今回はWarpinatorもしっかりと使えるようにしました。詳細は別記事に記しました。

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【備忘録:PC・ソフト】Windowsバックアップのシステムイメージをマウントする

バックアップのシステムイメージは以下の手順でマウントできます。

  1. 「ディスクの管理」を起動する。
  2. 「操作メニュー>VHDの接続」と進み、当該システムイメージを選択する。
  3. 一覧にシステムイメージが現れるので、右クリックしてドライブレターを設定する。(初回のみで良さそう。)
  4. 作業が終了したら一覧で右クリックして「VHDの切断」を行う。

参考資料:Extract files from Windows 10 Backup image – Mounting/Attaching VHD/VHDX

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カテゴリー:備忘録:PC・ソフト

【雑記】Kenwood DRV-630で使えたmicroSDカード(まとめ)

こちらの記事に購入当時の状況を書いていますが、最近256GBが使えることが分かったので、あらためて使えたカードをまとめました。現時点で販売されていないものも含みます。

256GB

128GB

※駐車モードオフで、10時間ちょっと録画できます。

64GB

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