【備忘録:PC・ソフト】elementary OS 6.1のインストール(トラブル回避策も)

microSDカードがまだまだ高価だった頃、旅行時のドライブレコーダー映像保存のために購入したInspiron 11(3185)はmicroSDカードの値下がりによって使用頻度が激減し、一時期は子供が大学通学時に使っていましたが、オンライン授業のおかげで使用可能機種の制約が緩くなりiPadプラスBluetoothキーボードを持ち歩くようになって以来、適した使いみちが見つからずときどき遊んでは放置するを繰り返していました。夏に一週間ほどの長距離ドライブ旅行をすることになって、手持ちの128GBのmicroSDカード3枚では不足しそうなので(1枚あたりの録画可能時間は10時間ほど)、再びInspiron 11をファイル保管に使おうと考えました。Inspiron 11には数か月前にWindows 11を入れてみました。Windows 10より画面タップの反応は心持ち良いけれど、相変わらず使いたくないレベルの遅さなので、一月ほど前にChrome OS Flexを試しました。使いみちはありそうである一方、あちこちが好みではなかったので、今度は軽量Linuxを入れることにしました。とりあえず使い慣れたLinux Mintを入れてみましたが、Inprion 11ではいまひとつ冴えない見栄えなので、インタフェース(デスクトップ環境)が何となくMac風でタッチ入力を活かせそうな雰囲気を醸し出しているelementary OSを試そうと考えました。

実はelementary OSは以前VMware Workstationでインストールに失敗して諦めたことが何度かあります。「elementary OS インストールできない」で検索すると私が突き当たったのと同じ事例がいくつも見つかります。今回、性懲りもなく再挑戦してみた次第です。そして、いつもPC本体にインストールする前に仮想マシンで試すので、今回もInspiron 11へのインストールに先立って仮想マシン作成を再挑戦しました。

インストールとインストール中の問題の回避方法

そもそもelementary OSは仮想マシンでの稼働を保証してないのでトラブルがあってもやむをえません。その前提のもと、仮想マシンへのインストールにあたってよくあるらしい問題の1つは言語選択画面が見切れる問題で、インターネットで探せば回避方法が見つかりますが、これを回避できてもインストール途中で止まってしまうという2つ目の問題に突き当たります(2つ目はPC本体へのインストール時にも生じます)。今回はわりと適当にやった結果として、これらの問題をスルッと回避できました。

1)起動時の言語選択画面が見切れる問題は、新規仮想マシンを作った後、仮想マシン設定を開いて詳細設定の中のファームウェアタイプをBIOSからUEFIにしたら解消しました。(PC本体へのインストールではこの問題は生じません。)

ファームウェアタイプ=BIOS

ファームウェアタイプがBIOSの場合、このように見切れる

仮想マシンのファームウェアタイプ設定をUEFIに

ファームウェアタイプをUEFIに変更すると大丈夫

2)1)が解消したので意気揚々と「日本語」を選択して進めたら、何度やっても同じタイミングでインストールが止まります。そこで「English」や「Francais」で進めてみたらスルッとインストールできました。そしてインストール後の再起動時に言語設定を「日本語」に設定し、起動後に言語、キーボード、日時などが日本用に設定されているかどうか確認し、必要に応じて変更すればOKです(私の場合は、キーボードがインストール時に設定した言語用に、また日付と時刻が「位置情報に基づいて設定」のままだとロンドン時刻マイナス一時間になっていました)。

あとはお決まりのsudo apt update, sudo apt upgrade, sudo apt autoremoveをターミナルから順次実行すればインストール完了です(アップデートは初期起動時に表示される「ようこそ」画面を読み進めると出てくるApp Centerでも行えます)。また陰鬱なダークエイジドラマ風のデフォルト壁紙の変更も、日本人的には必須でしょうか。

VWwareの場合は下記も忘れずに(VM Toolsのインストール)。

sudo apt install open-vm-tools

あとは好みのブラウザをインストールしたり、不要なソフトウェアを削除したり。ちなみにChromeやEdgeはApp Centerでは見つからなかったので、それぞれのサイトからdebファイルをダウンロードして行いました(debファイルのインストール手順は下記の「Teamviewerのインストール」を参照してください)。ChromeやEgdeのことを悪く言う声もありますが、MosaicやNetscapeからブラウザを使い始めた私はどちらも良いブラウザだと感じています。とはいえインストールしてみたものの、Inspiron 11では十分遅いのでアンインストールしました。

またWindowsマシンとファイルをやりとりするためのSAMBAインストールはお定まりの手順でOKです。

Inspiron 11の場合の補足

  • USBの有線LANアダプタで有線LANにつなげた状態でインストールしたので、WiFi環境で上記のように進むかどうかは分かりません。インストール後のWiFi接続設定は問題なく完了しました。
  • 標準ではタッチパッドの右クリックが「マルチタッチ」がデフォルトなので、タッチパッド右下の物理ボタンが効きません。これを使う場合は「システム設定>マウスとタッチパッド>タッチパッド」の「物理副ボタンクリック」の設定を「タッチパッドの右下」に変更します(下図)。

Teamviewerのインストール

Inspiron 11はキーボードが小さく入力ミスしがちなので、持ち歩かないときはデスクトップPCからTeamviewerでつないで作業します。まずTeamviewerのサイトからUtunbu、DebianのX86用のdebファイルをダウンロードします。Linux Mintは最初からパッケージマネージャが入っているのでdebファイルダブルクリックでインストールできますが、elementary OSの場合はパッケージマネージャをインストールするところから始めます。

sudo apt install gdebi

gdebiのインストールが完了したら、ダウンロードしたTeamviewerのdebファイルを右クリックして、パッケージマネージャで開いてインストールすれば完了です(Windowsのアイコン右クリックでプログラムで開く要領と同じ)。

パスワード入力なしでの自動起動

Ubuntuや派生Linuxはインストール時にパスワード入力なしの自動起動を設定できますが、elementary OSの場合はインストール完了後に「システム設定>ユーザーアカウント」で設定します。

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ドライブレコーダーの映像を保管することから内蔵ドライブの容量が大きい方がよいので、我が家に余っていた2.5インチHDDの中で最大容量の500GBを使いましたが、SSDであればかなり快適になると思います。しかし新しく512GBとか1TBのSSDを買うよりは、我が車のドライブレコーダーで使える最大容量の128GBのmicroSDを数枚買い増した方が安上がりなので、今回の目的のためにSSDを試すつもりはありません。(同様に、microSDカードが増えすぎても困るので、遅いと分かってHDDを使った次第です。)

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そんなこんなで、この状態で一夏使ってみようと思っています。

ところでInspiron 11の内蔵ドライブ交換はネジ十数本を外すので面倒ですが、ネジを外した後は裏蓋をパリパリっと外すせば容易にドライブに到達できます。なおかつネジを外していても裏蓋が外れないので、ここ半年くらいはネジを付けずにいて、上記の作業は手持ちのドライブを差し替えながら行いました。したがって、Windows 10、Linux Mint、Chrome OS Flexそれぞれのドライブが残っている状態です。いつでもOSを切り替えられるし、ドライブを持ち歩けば出先で必要なOSを使えますが、私の場合はその必要はありません。(空き領域を少しでも確保するためにデュアルブートは考えていません。)

しかしInspiron 11(8135)のパフォーマンスからは、出来ることが明快なChrome OS Flexが最適かな?と思います。

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【道具】ATOKをやめて4か月

すでに記したように、ATOKがサブスクリプション版のみになったのを契機に使うのを止めました。それから約4か月が経過しました。

20年近くに渡って使っていたATOKから離れることに対してある種の恐怖を覚えていたわけですが、ATOKをやめて4か月経った今、MS-IMEでほとんど何も困っていない自分に気づきます。当初はMS-IMEがだめならGoogle日本語入力を試そうかとも思っていましたが、たぶん、当面はこのままMS-IMEを使い続けそうです。

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今から思えばATOKからMS-IMEへの移行は普段使いの茶わんを買い替える程度の相違でしかありません。何年も前からATOKの変換に馴染めなくなっていたので、拝観料のつもりでバージョンアップするなどという気取った大義を持ち出さず、もっと早くやめて、バージョンアップ料金でおいしいケーキでも買えば良かった思います。

考えてみれば、私はIME以外のソフトウェアは割と未練なくズバっと切り替えてきていました。たとえばメインとするCADの入れ替えには、操作体系だけでなく、そのCAD自体の設計コンセプトの相違にも対応しなければならないわけで、IMEの入れ替えよりずっとずっと大変であるはずですが、入れ替える目的がはっきりしていたので何も困りませんでした(もちろん十分な量と質の初期学習は必要でした)。おそらく、Fixer3から他のFEPに入れ替えたときに感じた愕然とするほどの落差のイメージがこびりついていたことが、IME入れ替えに対する恐怖として私の中に残っていたようです。

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【雑記】ドライブレコーダーを新調(DVR-MR760)と使えたmicroSDカード

車の入れ替えに伴い、ドライブレコーダーを新調しました。

前の車にはドライブレコーダー(Kenwood KNA-DR300)を付けたのは7年近く前で、その後、娘が免許を取ったので、あおり運転対策としてリア用にAKEEYO AKY-R1を増設していました。この車自体大好きで、2つのドライブレコーダーも良い製品で、気に入っていて、数年はこの車に乗り続けるつもりでした。ところが、先日、とある事情で別の車を譲り受けることになりました。そこで前の車は甥にジェットバッグや上記のドライブレコーダーを付けたまま譲り、新しく譲り受ける車には2カメラのドライブレコーダーを新調することにしました。

あおり運転が大きな社会問題になってきた結果、フロントとリアがセットになった製品が増え、選択肢が広がっています。KNA-DR300を買ったころと比べるとメーカーも増えていますが、これまで継続的に使ってきたKenwood製品からレビューも口コミも見ずにDVR-MR760を選びました(Kenwood製ドライブレコーダーを二台使ってきた結果、Kenwoodなら絶対に大丈夫と考えています)。前の車のとき自分で取り付けてシガーソケットから電源を採っていましたが、今回はバッテリーに直結できるケーブルCA-DR100を買って、整備工場で取り付けてもらいました(定期点検のついでだったので取り付け料金はサービスしてもらえました)。

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DVR-MR760には32GBのメモリが同梱されています。しかしDVR-MR760は前後2カメラで、それぞれが同じ画質で保管されるため、フロントカメラだけの場合の2倍の勢いで記憶領域が減っていきます。私は免許返納後の楽しみにドライブレコーダーの映像を残しているので、32GBの場合の常時録画&標準画質(※)の録画時間63~79分ではちょっと出かけるだけなら良いのですが、少し遠出するときには全く足りません。幸いとDVR-MR760は公式に128GB(常時録画&標準画質の録画時間255~319分)まで対応するので、さっそく手持ちの何枚かで試したところ、下記で問題なく録画できました。

(※)「標準」と呼ばれる録画モードがフレームレート27.5で最高画質です。録画時間を増やしたいときは、「長時間1」(フレームレート13.7)、「長時間2」(フレームレート3.45)という録画モードを選べます。取扱説明書に基づけば、標準の録画時間に対して、長時間1は2倍弱、長時間2は5倍弱の録画時間になります。各録画モードの違いはフレームレートなので、長時間モードにしても滑らかさが劣るだけで解像度が落ちるわけではないので、万が一の記録用としては標準添付の32GBで長時間モードで十分であろうと思われます。

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さて、KNA-DR300DRV-630では公式には非対応であった128GBのmicroSDカードが使えていたので、DVR-MR760でも公式対応より大きな容量でもいけるだろうと短絡的に考えて、下記の256GBのmicroSDカードを買ってみました。

電源オン時に「非対応のSDカードです」というメッセージが流れますが、今のところ(といっても購入後数日の時点では)問題なく使えています。

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なお、上記全てのmicroSDカードにおいてSDカード情報に「推奨外のSDカードです。」と表示されるので(下の画像)、ちょっとだけ気持ち悪いです。しかし、旧機種で数年以上問題ないので、今回も大丈夫だろうと、たかをくくっています。

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なお、以前使っていたKNA-DR300DRV-630では5分単位でファイルを保存できましたが(1ファイルあたり前者は500MB程度、後者は600MB程度)、DVR-MR760で標準解像度で録画すると自動的に1分単位になるので(1ファイルあたり120MB程度)、ファイル数が膨大になります。

またDVR-MR760はフォーマット時点で領域を割り当ててしまうようで、PCで見ると残り容量がわずかしかない状態になっています(たとえば128GBの場合は十数GB)。この点もKNA-DR300DRV-630と異なる点で、最初は目を疑いました。前後2カメラなのでディレクトリ構造も異なるので、PCにコピーした後の処理に少し手間がかかります。

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DVR-MR760の映像は、ドライブレコーダーの本来の役割として十分綺麗です。

フロント部の液晶画面は前後のカメラをスイッチひとつで切り替えられるので、私は常に後方を映すようにしています。レンズが前後共に対角150度の広角なので、通常の車間距離を確保した状態では前方の車も後方の車もかなり遠くにいるように感じられます(一般的な車間距離を確保すると、画面幅に対して車の幅は1/10より小さいです)。画面中の車の幅が画面幅の1/4~1/5程度に見えるときは、信号待ちの停止時の車間距離くらい、要するにあおり運転された時の車間距離です。この状態で十分にナンバーを読み取れるので、あおり運転対策としては十分です。

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【雑記】食洗機National S46EW2の機内水漏れの修理 

新古品として入手して、丸8年ほとんど毎日使ってきた食洗機National S46EW2の「パワフル」と「スピーディ」が点灯して動かなくなりました。取扱説明書によれば(下の画像が当該部分の抜粋)、原因は機内水漏れ不良で、至急販売店に問い合わせよとのことです。

インターネットで調べてみると、このトラブルの修理には2~4万円かかるようでした。料金の大半はサービスマンの人件費でしょう。だから場合によっては買換えた方が結果としてコストパフォーマンスが高いだろうかなどと考えながら調べていたら、自分でトラブルを解決した方のブログ記事に行き当たりました。

https://ameblo.jp/ep-itaka/entry-12360288020.html

この方の場合は、本体背面のパイプ(※)に亀裂が入って機内下部(5ミリ程度の浅いトレイ状)に水が溜まっていたことが原因だったそうです。私の場合も同様の可能性があり、また修理がパイプの交換程度の簡単な作業だけなら自分でやった方が安くて早いと思って本体を取り出し、本体裏の金属パネルを外して確認したたところ、機内下部のトレイ上位になっている部分が水浸しで、パイプには亀裂が入っていました(要するに上のブログ記事の方と同じ状態です)。

(※)写真はありませんが、本体裏面の金属パネルを外したら出現する、左上部から右下部をL字型に繋げている白っぽい蛇腹タイプのパイプなので、すぐ分かります。

そこで本体をいったん元に戻してから、以下のパイプとホースバンドを注文し、それらが届いた後で改めて本体を取り出してホースを交換したら、無事に復旧しました。本体取り出しに先立って、水の元栓を閉めることと、コンセントを抜くことを忘れないようにしましょう。

パイプ(ホース)

このパイプはお湯が通るようなので、耐熱性のあるものを探しました。蛇腹タイプで適当なのが見当たらなかったので、耐熱性があるシリコン製の普通のホースを買いました。だいたいにおいて1m単位で販売されていますが、実際に必要な長さは40cmほどです。

uxcell シリコーンチューブ ホース ソフトパイプ 耐高温 19mm x 25mm 1M長さ

ホースバンド(ホースをしっかりと止める金具)

ホースの外径(25mm)と値段で探して最初にヒットした下記を買いました。44mmまでの対応なので、かなりごついです。もっと華奢なのでも大丈夫でしょう。また、もともとはホースバンドはホースと本体を接続する2か所のうち低い位置にある側だけに付いていましたが、素人仕事なので2つ買って高い位置にある側にも付けました。

タカギ(takagi) ホースバンド QG426 ホース外径:19mm~44mm 高圧ドライバー締外径19-44

なお、ドライバーを回しにくい位置にネジがあったりするし、金属パネルで手を切る恐れもあるので、電動ドライバーでやるのが良いと思います。私は下記を使っています。コンパクトでわりと狭い部分でも使えるので、PCや電気製品いじりにはなかなか良いです(木工で木ネジを打ち込んだりするにはパワー不足です)。

ブラックアンドデッカー 3.6V 充電式 ドライバー 軽量 コンパクト AS36LN

取扱説明書には販売店に連絡せよと記されているから、上記は簡単な作業ですが100%自己責任で行わなければなりません。

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【雑記】非常勤先のGoogle Classroom用バーチャルマシンをEnso OSに変更

以前記したように、非常勤先でのGoole Classroom関連処理用にLinux Mintのバーチャルマシンを仕立て使っていました。その後しばらく使ってみた結果「非常勤先で使用するPCの空き容量が割と少ない」という本質的でない理由で、Linux Mintより必要最低容量が小さなEnso OSに移行しました。

必要最低容量はLinux Mintの15GB以上に対してEnso OSは5GB以上と10GBも小さいですが、余裕を見て8GBのバーチャルマシンを作成しました。起動中は仮想メモリとして使われる分が増えるので、Linux Mintは22GB程度、Enso OSは12GB程度を食っています。

Linux Mintでの試行を通して、私が行う作業においてはGoogle Drive接続は必須ではなくブラウザのアクセスで十分であること、Linux Mintの特徴であるウェブプリもなくても困らないことが分かったので、使用容量が小さいというだけの理由でEnso OSに切り替えても差し支えなかったのは幸いでした。

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ところで、Enso OSを知る前にZorin OS LiteとQ4OSを試しました。両者に有意な差はありませんでしたがなんとなくQ4OSの方が好みだったので、Q4OSで行くことに決めました。そして自分のPCで作ったQ4OSのバーチャルマシンのクローンを非常勤先のPCにコピーして開こうとしたら、I/O関連らしいエラーで起動中に止まります。非常勤先のPCでQ4OSを最初から作ればよいのですが、その時間がないので断念し、他の軽めのUbuntu系Linuxを探していてEnso OSにたどり着いた次第です。

Enso OSのクローンは問題なく起動しました。年内の授業は昨日で終了したので、バーチャルマシンを削除してから帰宅しました。削除した理由はセキュリティ対策です。バーシャルマシンごとバッサリと削除できるのはセキュリティ上の大きなメリットです。

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【雑記】Peugeot 207CCのヘッドライト交換

※207CCの話ですが、他の207シリーズも同様だと思います。

我が家の1台目(1代目ではなく1台目)のプジョーは学生時代の貧乏旅行で訪れたパリの百貨店で購入したペッパーミルです。当時はプジョーは元々はペッパーミルなどを作っていた会社だと知らなかったので自動車生産の副産物かな?と思いつつ、「これなら安くプジョーが手に入る!、人生最初で最後のプジョーだ!」と奮発しました。30数年経過した今でも現役です。

2台目のプジョーは中古で買った2011年式の207CCです。購入当初からヘッドライトがあまり明るくないのが気になっていましたが、夜間は知ることがほとんどないのでそのままにしていました。その後、所有する別の車の大修理が必要になり、検討の結果、買い換えました。この車はHIDが標準装備で、とても明るく、207CCの方がものすごく暗く感じるようになりました。もともと時期が来たら(=製品が増えて価格が手ごろになったら)LEDに変えようと考えていましたが、車検対応や外国車特有の玉切れセンサー対応がしっかりと明記されている製品はバカ高いので断念しました。HIDもよいのですが自力で交換できそうにないので、「通常より1.6倍明るい」と宣伝しているフィリップスのビジョンプラスという普通のハロゲンランプに交換することにしました。しかし交換作業が億劫で、欲しいものリストに入れたまま数か月以上放置していましたが、たまたま先日のブラックフライデーセールで値下がりしたので購入しました。

Main beam(ハイビーム)用=H1-55W

【Amazon.co.jp限定】 フィリップス ヘッドライト ハロゲン H1 3300K ヴィジョンプラス 車検対応 2個入り PHILIPS VisionPlus 12258VPS2

Dipped beam(ロービーム)用=H7-55W

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作業は、手を入れる隙間が狭いため「とても簡単」であったとはいえませんが、説明書通りの手順で「わりと簡単」に交換できました。電球につながっているプラグを引き抜くときは「これ以上力を入れたら壊れるのではないか?」と思いつつグイグイグイグイと引き抜きましたが、大丈夫でした。作業全体における注意点は、手探りでランプを突っ込むので交換前のランプを抜くときに電球の上下(←説明書に記されていない)を確認しておくことと、手の保護をしておくことです(私は軍手をはいていましたが、右側の交換時にウォッシャー液タンク入れの蓋の把手で手の甲をむいてしまいました。ウォッシャー液タンクの蓋を開けて把手を横っちょにずらしておくことを勧めます)。

肝心の交換結果は、測定したわけではないので情緒的な評価ですが;

暗い道に走り出した瞬間にとても明るくなったことを実感できました。商品説明「1.6倍明るい」の測定方法は不明であるものの、気持ちの上では「1.6倍」の信ぴょう性を感じます。

失敗しても悔しくないように最安の3300Kを買ったので、白っぽい光の車が大半の現在においてはややノスタルジックな色合いです。単に好みの問題にすぎませんが、もっと白っぽい光の上位モデル(4300Kのクリスタルビジョンとか5000Kのダイヤモンドビジョン)にしてもよかったかなと思います。

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【備忘録:PC・ソフト】Enso OSをインストール

軽めのLinuxを探していたら、Enso OSというのを見つけました。落語家みたいな名前で面白いと思って仮想マシンとしてインストールしてみたところ、起動が早く見た目もよく動きも軽快な感じなので、しばらく試してみようと思いました。ところが起動後にデスクトップに何も表示されず、ホストPCからのファイルのドラッグ&ドロップもできません。

デスクトップのサービスが起動していないとこうなるらしく、ターミナルで下のように入力したら表示されるようになりました。

xfdesktop

ただしこのままでは起動するたびに上記をやらなければならないので、自動的に開始するように「設定>セッションと起動」に追加しようしたら、ログイン時に自動開始されるアプリケーションの一覧にxfdesktopを終了させるらしい「xfdesktop quit」が含まれていたので、とりあえずチェックを外して再起動してみました。

しかし、それではダメだったので自動開始アプリケーションに「xfdesktop」を加えたらうまくいきました。

カテゴリー:備忘録:PC・ソフト

【道具】ATOKを捨てる時が来たようだ

私の使い方も原因なのでしょうが、ATOKがバージョンアップする度におかしな変換が増えてきたことを数年前に書きました。

使いにくさを感じながらも、あるいは一時的に浮気したりしながらも腐れ縁で使い続けていましたが、一月ほど前にメインPCをクリーンインストールした時、少し悩んだもののATOKのインストールをやめました。このときは永久にATOKとおさらばするつもりはなく、しばらくMicrosoft IMEを使ってみてから再考するつもりでした。

ところで、ATOK単体での販売は2017年が最後で、その後は一太郎を買わずに新しいATOKを使いたければATOK Passportを契約しなければならなくなっていました。そのころの状況が下の記事です。

下の記事に書いたように、そもそもATOKは積極的に使い始めたわけではありません。Fixer3、松茸亡きあとに残ったのがATOKとMicrosoft IMEで、当時のMicrosoft IMEは使えたものではなかったから消去法でATOKしかなかったのでした。しかし結果として使用期間としてはATOKが最長でした。だから手はATOK風に馴染み切っています。

先日一太郎2022の案内が届きました。そろそろ拝観料を払っても良いころかな?と思いながら案内を読んだら、付属するATOKはATOK Passport版の1年版であることが分かりました。毎年ATOKや一太郎をバージョンアップする人やATOK Passportユーザならそれで良いのでしょうが、その一方で買い取り版ATOKを数年に一回バージョンアップするだけだった私のような、金儲けの側面から有難くない客が切り捨てられた模様です。ADBを切り捨てると同時に、拡張キーボードIIユーザを捨てたAppleのようなものです(ADBを切り捨てられたときはADB~USB変換アダプタでしのぎましたが)。

一太郎2022の販売開始まではPassport版でないATOK付きの一太郎2021が販売されるので、これを買って(私が所有する最新版=2016よりは新しい)ATOKを使ってみようかという考えが一瞬脳裡をよぎりましたが、そうしたところで数年後にはATOKを捨てるかどうか再び悩まなければならないので、その考えは却下しました。

さて、Microsoft IMEを使い始めて約1か月を経た今、「ATOKでないことについて何も困っていない」ことが分かりました。だから一太郎2022の登場によるATOK販売形態の改悪を機会にATOKとは(多分)永久におさらばすることにしました。Linuxで使っているMOZCの使い心地がよいので、再度Windows版のGoogle日本語入力を使うことも検討しようと思っています。(同様の心持ちのATOKの長年ユーザは少なくないのではないかなぁ?)

今から思うと、変換結果に違和感を感じだした時点でスパッとやめておけば良かったです。

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ところで、ATOKに関して私が思ったのと同様のことが記された記事を偶然見つけました。今から2年数か月前の、スタパ齋藤さんの『さよならATOK、こんにちはGoogle日本語入力♪』です。

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いずれにしても人でも物でも腐れ縁が切れるとスッキリしますが、ATOKはそれなりに大切にしてきた道具であるからとてもとても残念、20年ほど前にMacを捨てた時と同様の感覚です(といいつつ、Bootcamp専用マシンだったMac mini mid 2011にBig Surを入れてジュークボックスとして使っている今日この頃)。

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追記(2021/12/17)

今日「ATOK開発チームより皆様へ」というDMが届きました。普段なら読まずに捨てますが、つい先日ATOKをやめたせいか、ふと興味が沸いて読んでみました。

「間違った日本語への気づき/正確なことばの意味の確認/他の表現への言い換え/入力中に先回りした候補の提示」などにより、ただ「ことばを入力するツール」にとどまらないそうです。しかし、これらの4項目を満たすことがたかが一民間企業にできるはずがないし、一民間企業が生きている言葉の方向性を示すのはあまりにも傲慢です。

そして、以下の一文は決定的です。

今回より、一太郎搭載のATOKも、従来の「ATOK Limited」からより時代に合った日本語を扱い、常に新たな入力体験を提供する 「ATOK Passport」へと大きな進化を遂げました。

Passport版であろうとなかろうと変換エンジンが同じで、オンラインから引いてくるデータを端末内に保持できればPassport版である必要はありません。ひとりのユーザとして見ると、変換についてのPassport版の恩恵はゼロなので、「進化」ではなく単なる「値上げ」です。

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CADやCGのソフトも同様ですが、人間の創造行為に強く関わるソフトは、ソフト自身に意図を持たせず、アシスタントとしての素直さや実直さのみを高めることが重要です。その意味で現在のATOKは根本的に間違えています。そして、このような考えのソフトは「表現の自由」を奪う恐れがあります。道具によって「表現力の不自由」を補うなら良いのですが、道具が「表現の自由」を規定してはいけません。私がATOK 2008のころから感じ始めた違和感は、そのようなことが根底にあったのかもしれません。

ということで、今回のDMのおかげで心底からスッキリとATOKとほぼ確実に永久におさらばです。ジャストシステムの方はオンラインショップのポイントが残っているので、しばらく付き合いは続きそうです。

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【雑記】2001年宇宙の旅を早回しで見た

Amazonプライム の特典ビデオはとても楽しめます。映画を探していると『2001年宇宙の旅』を見つけ、ふと思い出しました。

中学か高校のころから『2001年宇宙の旅』が名作であるらしいという話は聞いていました。1982年にPlayboy誌に鳴り物入りで掲載された(と記憶している)ので『2010年宇宙の旅』を読みました。逆順だったのが悪かったのか全く面白味を感じず、前作である2001年の方にも興味を抱けないまま十数年が過ぎました。

1990年代の後半、SFオタク氏と仕事上の交流がありました。その人が『2001年宇宙の旅』をとても褒めるので(実際には「『2001年宇宙の旅』はすごい」ということしか言わないので具体的に「どうすごいのか」知りたくなって)、ついに潮時かと思ってビデオをレンタルしました。1998年ごろだったと思います。最初のモノリスでうんざりしましたが、後学のために!と苦痛にあえぎながら早回しで見ました。

2001年宇宙の旅の原作は1951年、映画は1968年なので、ストーリーや映像の歴史的価値があったであろうことには頷けます。だから私が観た時点では陳腐化によるつまらなさはあったでしょう。しかし私が苦痛であったのは作者と私の世界観の相違によるであろう悪い意味での宗教臭さを感じたからです。

私が2001年宇宙の旅の映画を見るきっかけとなったSFオタク氏はApple盲信者でもありました。つまり私とは世界観が異なる人であったわけで、後年、仕事でとんでもない大迷惑をこうむってしまいましたが、いずれにしてもその人のおかげで『2001年宇宙の旅』を見る機会を得られたのは良かったと思っています。

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【雑記】ロン・カーターの大きな手の思い出

ロン・カーターが「音楽を通じた日本・アメリカ合衆国間の友好親善に寄与した」という功績で旭日小綬章を受章したとのことです。とても喜ばしいです。

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ジャズを聴き始めたころ聴いていたのはビル・エバンス・トリオローランド・ハナだったので、知っているベーシストはエディ・ゴメスとジョージ・ムラツで、初期ビル・エバンス・トリオのスコット・ラファロすら知りませんでした。だからロン・カーターも知りませんでした。その後、聴く範囲が広がってロン・カーターという名前も頭に入りました。ビッチェズ・ブリューでマイルス・デイヴィスを聴きはじめましたが、それ以前のマイルス・デイヴィスの音楽は好みではなく、したがってロン・カーターにもさしたる興味を得ませんでした。

しかしあるときロン・カーターの「ダブルベース」を聴き、いわゆる「ビビビっと来た」状態になりました。その後、いわゆる苦学生生活を終えてようやく某大学に赴任し、LDプレーヤーとLD数枚を買いました。赴任先は日本で最も緯度が高い地方で、夏至前後の長い長い夕方、雪が降る静かで長い長い夜のひとつの楽しみがLD視聴でした。その中の1枚がロン・カーターの「ダブルベース/ロン・カーター・ライブ」です。このLDはウィスキーのオンザロックにぴったり合っていて(あらためて調べたらサントリーのCMで使われていたそうです!)、グラスをカラカラとやりながら視聴していました。

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赴任して数年後、「ロン・カーターが来るけれど聴きに行く?」とある同僚から声をかけられました。その同僚は私が研究室や車でいつも音楽をかけていることは知っていましたが、ジャズについてもロン・カーターについても話したことがなかったのでドンピシャの名が出たことに驚きつつも、即座に「行く!」と答えました。この演奏会の企画者が同僚の知り合いであったそうで、ロン・カーターに近い席を確保してもらえました。

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会場はあるホテルの200人程度収容の宴会場で悲しくなるような音質でしたが、実物のロン・カーターがベースを奏でる姿を眼前にしている昂揚の中で第一部が終了し、休憩時間を迎えました。同僚から「会いに行ってみる?」と声をかけられ、私は声にならない返事をしました。実はこういうケースを夢想して、件のLDとマジックペンを持参していました。ロン・カーターは第二部の打ち合わせ中だったので、遠巻きに立っていましたが、ちょっと合間ができたようだったので声をかけ二言三言話して(頭に血が上っていたので”I do love your music.”のほかに何を話したかが全く記憶にない)、厚かましくもLDとペンを差し出しサインをお願いしたら、にこやかな表情で”Thank you! Ron Carter”と書いてくれました。そしてロン・カーターは私に手を差し出しました。私の手は手袋で言えばLサイズですが、差し出されたロン・カーターの手と比べるとまるで幼稚園児の手で、そのことをちょっと恥ずかしいなと思いつつ、ロン・カーターの手をぎゅっと握り返しました。

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その後、LDの時代は終わり私のプレーヤーも壊れてしまったので、件のLDは数十枚のLPとLDと一緒に棚に並んでいます。さっきロン・カーターの受勲を知りLDを棚から取り出しました。そしてあの大きな手と、自分の手の小ささを恥ずかしく感じた瞬間を思い出しながらニヤついているとことです。

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