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【Nice な Joke】 正六角形に直線1本を引いて、三角形2つをつくる問題
2016年1月にロケットニュースで紹介された結果、以下をきちんと読まずにTwitterなどで軽率なことをつぶやいている人がいるようです。
中1の息子から、数学の先生に教わったという問題を出されました。
正六角形に、直線1本を引いて、三角形を2つ作りなさい。
このとき、三角形2つ以外の図形ができてはいけません。
全く分かりませんでした。不可能であるとしか思えませんでした。
プライドを捨てて子供に答を教えてもらったところ、太い直線を引けばよいのだそうです。
出題の経緯から中学校の幾何学の問題だと思い込んでしまって一所懸命考えましたが、とんちクイズでした、、、というオチでした。悔しいので息子に直線の定義を説明し、「太い直線というものは存在しない」から、幾何学的にはこの問題は成り立たないことを話しておきました。(中学校の先生はそこまで話してくれてはいなかったようです。とんちクイズであっても、後から数学的には云々という解説をして欲しかったです。そのような解説がなかったのであったら、学校の授業中のできごととしては重大な片手落ちだと思いました。)
直線(ちょくせん、line)とは、太さを持たない幾何学的な対象である曲線の一種で、どこまでもまっすぐ無限に伸びて端点を持たない。
(Wikipedia 「直線」の項より)
【Nice な Joke】 ファイル形式を変えるために、拡張子を書き換えた
通常、アプリケーションの、「名前をつけて保存」(別名で保存)で、ファイルの種類(ファイル形式)を設定すれば、適した拡張子を自動的に付けてくれます。
しかし、ファイル名の変更で、拡張子だけを書き換えても、ファイル形式は変更できません。
フグタ君を、フグタさんに、呼び変えたら、男性が女性に変わったなんてことは、通常、ありませんよね。
【教育】 高校時代の漢文教師
高校時代の漢文教師の話です。子供が、学校で話題になっている試験の珍回答の話をしていて、ふと思い出しました。
その漢文教師には1年のときは、古文を教わりました。おかげで、そもそも興味がなかった古文がますます嫌いになってしまいました。
その教師は、2,3年のときは、漢文担当でした。価値観を押しつけてくる授業は苦痛でした。(高校の国語教師には、価値観を押しつける人が多いですね。)
さて、ある定期試験でのできごとです。ちょうど唐代の詩人をやっていたころ。
杜甫の詩で愛唱するものを記せ。
という設問がありました。
気にいらない教師のテストで悪い点を取るのは不愉快だし、漢文はパズルみたいで好きでした。だから、試験対策としてでなくても、いくつかは暗唱していましたけれど、愛唱するものはありません。だって、当時の私は夢あふれる高校生です。人生がうまくいかなくて、ベソベソしている中年男の—-当時は、このような印象を杜甫に対して持っていた—心境を理解し、愛せるはずがありません。
で、件の設問には、
愛唱するものなし。
と書いて提出しました。
さて、返却時に教師曰く、
「愛唱するものなし」と書いたものがいるが、そんなものは人間ではない!
と、まぁ、ものすごい剣幕です。
口頭なので、物、者、もの、どれかは分かりませんでしたが、いずれにせよ、今から思えば、私の回答のしかたは、反抗的であり、若気の至りでした。
テスト中に、
暗唱の誤記ではありませんか?
と、朗々と質問すべきでした。(当時の私は(いまも)、そういうことができるキャラクターではありません。)
【Nice な Joke】 変わった趣味
僕はタバコを吸いません。間接喫煙状態にさらされるのもいやです。不快です。
でも、喫煙者の知人友人はたくさんいます。タバコを吸うからといって悪人の烙印をおしたりはしませんが、喫煙の理由を尋ねるとほとんど全員がだだっ子のような屁理屈をこね回します。
逆に「なんでタバコすわないの?」とか質問されたら、
いやぁ、僕には、顔からケムリを出す趣味はないんです、、、、、
と言うと、多くの場合、彼らは、ウッ、、、、とつまります。
間接喫煙の被害にあっている方々、このフレーズを憂さ晴らしに口走ってみてください。ただし相手を選んで!
【Nice な Joke】 いったい何が標準的な状態なのか?
とある会社の、PCリプレース、OSアップグレードのお手伝いをしています。
コストダウンの観点から、これまでと異なるメーカーを選択肢に上げたところ、
メーカーが変わると、いままでと同じように使えなくなるので困る!
、、、とのことで、精神衛生面から、前のと同じメーカーにしました。
リプレースしないPCについては、新規購入のPCと操作感を統一するために現在のWindows XP から Windows 7 へのアップグレードを行うことを告げると、
USBメモリが使えなくなってしまう!
、、、との杞憂、、、、、、、、「大丈夫です!」の一言で納得してもらいました。
それから、見積書に、PC本体と別に Word と Excel を計上していたらら、
PC には Word と Excelが入っているはずなのに、何で別に払わなきゃいけないの?
、、、、、「いえ、付いていないのがフツーなんです、、、、あれこれあれこれ、、、」、、、フツーに付いていないことをどうにも納得しがたいような気配、、、、、。
店頭に並ぶPCを見ていると、いったい何がWindowsの標準状態なのか分かりにくいし、メーカーも、バンドルソフトやデスクトップの状態について、どれが標準でどれがオリジナルかということを丁寧に説明していませんし、、、、バンドルソフトやデスクトップのカスタマイズのおかげで、メーカーが異なると、違うPCのような印象を受けてしまうのは止むを得ないかもしれません。
【Nice な Joke】 学生たちとの、愉快な思い出
大学に勤務していたときに出会った学生たちのこと。今となっては愉快な笑い話をいくつか、多少脚色を加えて;
国産ナンパ車
大学に赴任して最初の年のことです。
卒業設計を担当することになったM君、苦労して手に入れたH社の白いクーペが自慢でした。
あるとき「大学への乗り入れ許可が欲しい」と申請書類を持ってきました。指導教員が書かなければならないそうです。
型式という欄に、何を書いてよいのか分からなかったので;
私 「型式って、国産ナンパ車と書けばいいのかな?」
M君 「....」 (とくに表情を変えなかったが、目の奥に怒りの光が!)
その車は、ナンパ車として名高かったのでした。
その後、好成績で卒業設計を終え、卒業を控えたM君が言うことに、
「あのとき、先生への信頼をほとんど失いそうになりました、、、、」
でも、M君はその車でナンパした彼女※と、良い家庭を築いています。
だからM君がなんといおうと、彼の車はナンパ車としての使命を果たしたのでした。
(※ほんとうは妹さんの紹介の彼女。)
素晴らしい図面
赴任2年目のこと、S君の卒業設計を担当することになったので、3年生までの設計課題図面を見せてもらいました。
なんともヒドイ設計で、これで卒業設計やるのかぁ~と愕然としましたが、それはさておき、8ヶ月ほど後、S君も無事成長して多少ましな設計ができるようになった頃の話です。
設計演習の単位が危なくて、留年しそうなO君(3年生)が図面ができたといって提出しに来ましたが、S君のヒドイ設計と全く同じ。(あまりにもひどかったのでハッキリと頭に残っていたのです。)
私 「この図面、自分で描いた?」
O君 「はい!」
私 「S君とは知り合い?」
O君 「はい!」
その後の追求で、S君の図面をそのまま書き写したことが分かりました。
後日、S君と;
私 「O君に図面見せた?」(私)
S君 「はい、参考にしたいと言っていたので。どうかしましたか?」
私 「いや、別に、、、、」
S君が荷担していたのではなかったのでほっとしましたが、O君ももっとまともな図面をもらえば、多少の学習にはなっただろうに!
黄ばんだケント紙
筋肉系の学生が、トレース課題を遅れて提出しました。
ケント紙が黄ばんでいます。
鉛筆の線はこすれてぼやけています。
氏名欄は毛羽立っていて、さらに薄茶色に変色していますが、名前だけは、はっきりと、濃く書かれていました。
彼が言うには「コーヒーをこぼしました!」
最古参の同僚によると「あぁ、あの図面ね、○×部で代々使われてきているんだよ。」
赴任初年度の私はそこまで達観できていませんでした。
盗まれた図面
卒業設計の提出日、私は受付を担当していました。ある学生が提出時刻を過ぎて、手ぶらでやって来ました。
学生 「すみません、図面を盗まれたので、提出できません!」
私 「どこで盗まれたの?」
学生 「家で。」
私 「いつ?」
学生 「今日、提出の準備をしようと思ったら、なくなっていました。」
私 「他に盗まれたものは? 警察には届けた?」
学生 「図面だけだったので、届けてません。」
世の中には、何とも妙な嗜好のドロボーがいるものです。
同級生たちによると、この学生は自宅で模型が燃えたり、図面ケースが走行中の車の窓から飛び出したりなど、課題提出日にはいつも不条理なできごとに遭遇していたそうです。
バイキング
学生たちと焼き肉バイキングに行ったときのこと。自分のお腹の許容量も考えず、どんどん皿を持ってくる学生たち。
皿に盛られた肉を見ながら「きっと残るなぁ」と、僕はほとんど食べずにいました。
案の定、残ったので僕はようやく食べ始めました。
僕が数切れ目を口に入れたとき、すでにお腹いっぱいになって箸を置いていた女の子が、
「先生、よく食うねぇ!」
恐妻家
学生ではなく同僚W氏の話です。
W氏は、禁酒禁煙の人です。
これは奥様にはそう言っているということで、事実は異なります。しばしば研究室で飲み会をやっていたし、彼の研究室は喫煙学生の喫煙部屋でした。(僕の研究室は禁煙。)
ある夜、とても盛り上がって痛飲し、W氏はもうベロベロ状態。酒を飲んでいない学生の運転でW氏の家まで送り届けました。北海道の冬、午前2時頃です。凍てつく寒さです。
ところが、W氏は家に入らず、いつまでも僕たちの乗る車に向かって手を振ってくれています。
「なんていい奴なんだ!」と同乗者一同、感激していたんですが、角を曲がってW氏の姿が見えなくなったとき、一同、はたと気づきました。
「奥さんが怖くて、家に入れなかっただけじゃないか!」
その夜も、W氏は「一滴も飲んでない、一本も吸ってない」と主張したようです。
チャレンジャー
今は4人の子供の良き父親となっている E君の武勇伝。
-
- 一緒に参加したフィンランド旅行に、壊れたカメラを持ってきた。
- 4ドア車のフロントドアを開け、助手席を倒して後部座席に乗り込んだ。
- CADで卒業設計をやっていたが、提出前日、すべてのデータをなくした。
条件反射
2年生のときから3年間、K先生の研究室で毎日コーヒーを入れてくれていたS君、惜しまれつつ卒業し、他大学の大学院に進学しました。数年後、S君がK先生の研究室を訪問したときのこと。
S君が挨拶するまもなく、一瞬、仕事の手を止めたK先生、
「コーヒーいれて、、」
と一言いって、ただちに自分の仕事に戻りました。
K先生はそのコーヒーを飲んでいるときにようやく、S君がすでに卒業していたことに気づいたみたいです。
【CADとかBIMとか】 JW_CADのタイムスタンプ
ふと発見したんですが、JW_CAD の 少なくとも 7.0x では、実行ファイルのタイムスタンプが、7 時 x 分になってます!
こういうの、僕は好きです。
【教育】 携帯電話を使ったカンニング事件について
あちこちで、いろんな人がいろんなことを言ってますので、ことの詳細を書く必要はありませんね。私は、試験監督の経験者として、以下のように思います。
試験監督の仕事は、問題や答案の配布回収、タイムキーパー、顔写真の照合などの事務的作業と、不正行為に目を光らせることですが、「カンニングしている奴を見つけ出してやろう!」という意気込みで臨む人は、たぶんいないと思います。むしろ、受験生たちの真摯な姿に、「日頃のがんばりを発揮するんだよ!」という親のような視線で受験生を見ている場合が多いのではないかと思います。(ただし、受験生たちに向かって、妙にニコニコヘラヘラする訳にもいかないから、その反動で、苦虫を噛み潰したような表情になりがち。そんな試験監督に対して、受験生たちはに萎縮することはあっても、親近感を感じることはないでしょう。)
カンニングというのは、そういう(ある意味お節介な)親心への裏切り、ですね。だから、試験監督を務めなければならない人たちは、今回の一件で、途方に暮れたことと思います。(当該試験場にいた試験監督を擁護するつもりはありません。状況が分からないので、批判もできません。)
今回のは方法が目新しかったので大きな話題になり、受験生を擁護する意見さえ飛び出していますが、いかなる理由であれ、カンニングを擁護することは全くできません。大学関係者のみなさん、絶対にひるまないでください。
また今回残念だったのは、現代のオピニオンリーダー的な存在でもある人の一部が Twitter などで発した性急な言葉です。そういう人たちは、改善の道を示すことが要求される社会的な立ち位置にいるはずなのだから、もっともっと落ち着いて咀嚼した上で発言してほしかったと思います。
【CADとかBIMとか】 この地図はどうやればCADに入りますか?
オンライン地図を画面表示した学生が、タイトル通りの質問を発することが、毎年のようにあります。
今と違って、CADやPCが存在しなかったり、手軽に使えなかった世代の学生は、こんな質問を発することは当然なく、窓に貼った地図の上に、トレペを重ねて、黙々とトレースしたでしょう。(ライトボックスがあれば、窓に貼らなくて済むのですけれど、、。)
CADを使っていても同じこと、CADというライトボックスの上で、トレースする、というのが、上の質問への答えです。
オンライン地図を、(著作権上の問題がない場合の話ですが)、画像としてCADに読み込んでから、CAD上でトレースすればよいことを分かってくれても、スケール合わせが大変であることを理解してもらうのが、またまた大変です。
Google Earthから、SketchUpに取り込んで、SketchUpでトレースして、DXF形式などでエクスポートし、次に自分が使うCADにインポートしてやれば、ほとんどスケールも合った地図ができあがるので、たぶん、現在、最も手軽でローコストな方法だと思います。でも、「トレースする」という方法は、昔と何ら変わりません。
ハイテクなCADを使っても、所定の結果を導くための方法は、昔っからのローテクであることが多いのでした。