【雑記】吸盤式アダプタも付属したドライブレコーダーCOOAU M53をレンタカーで一時的に使った
レンタカーで名所を回る旅をしました。今後訪れる機会がほとんどないであろう地域への旅でもあったので、ドライブレコーダーの映像を残そうと思いました。当初は自家用車で使っているドライブレコーダーに吸盤式のアダプターを買って取り付けようと考えましたが、専用と銘打っているのアダプターの価格は数千円で、コストパフォーマンスが良くないです。Amazonで物色中、吸盤式のアダプターが付属したCOOAU M53というドライブレコーダーを見つけました。GPS非搭載であることを除けば、ドライブレコーダーとして必要な機能が揃っていて、また256GBのmicroSDカード対応で1万弱です。COOAUというメーカー製品のレビューも悪くなかったので、アダプターだけに数千円払うよりはドライブレコーダーに1万弱払った方が好ましい気がして、COOAU M53を購入しました。
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以下は、実際に使ってみた印象です。
- 取り付けと走行中の安定性
シール式と吸盤式の2種のアダプターが同行んされていますが、レンタカーなので吸盤式のアダプターを使いました。窓ガラスに取り付けましたが、数日間の旅行中、一度も脱落せず、向きのずれもありませんでした。 - 日時設定
GPS比搭載なので手動で時刻合わせします。購入後に一度セットし、旅行までの2,3日間、電源を切ったままでしたが、正しい日時を保持していました。詳細は不明ですが(少なくとも仕様には記さていない)、小さなバッテリーが内蔵されているのかもしれません。 - 液晶画面
必要十分なきれいさです。 - 画質
映像自体は1080pであるから、前走車や対向車のナンバーは十分読み取れます。一方、白バックの標識や看板類は、反射が強いときは白飛びして文字を読み取りにくいです。また空の色のグラデーションはきれいに再現できません。安全対策のために使うなら十分ですが、映像を思い出として残すならちょっと物足りない気がしました。総合的には自分の車につけているKenwood製品の方がきれいです。 - 明るさが急変したときの映像
瞬時ではありませんが、ぐずつくこともなく明るさの変化に対応してくれます。 - 夜間走行の映像
旅行中に夜間走行しなかったので、もっとも暗い中での撮影はトンネル内でしたが、とくに問題ない映像でした。 - 緊急記録
標準設定ではわりと敏感なようで「どうして緊急録画?」というシーンでも緊急記録フォルダに入っていました。ある意味で「より安全である」と言えます。 - 操作性
ドライブレコーダーに関するごくごく基礎的な知識があれば、説明書なしでできるレベルです。(なので説明書は斜め読みしただけです。)
なお、COOAU M53の説明文には駐車監視ができると記されていますが、駐車監視のためには電源を常時供給する必要があるので、別売オプション(たぶんケーブル)が必要なようです(※駐車監視機能を使わなかったので、詳細は分かりません)。
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このように、思い出映像を残す目的であればちょっと物足りない映像ですが、レンタカーで一時的に使うという割り切りがあったので「これでよし」でした。総じて、安全対策が主目的であればコストパフォーマンスが良い製品だという印象であり、レンタカーで使う場合は、吸盤式アダプターが同梱されていて、かつ、一定レベルの性能を持っているという点で、GPS比搭載であることを除けば非常に良いと思います。
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さて、COOAU M53を旅の思い出映像のために使う場合の最大の弱点はGPS比搭載なので、撮影後に地図と連動させられない点だと思います。この点について私は購入時から諦めていて、代わりにスマートフォンのアプリで移動軌跡を記録しました。もちろんこの状態ではDash Cam Viewerのようなアプリでドライブレコーダーの映像と地図を同時に表示する楽しみは味わえませんが、映像に記録した時間とスマートフォンによる位置記録から、その時刻にどこにいたかを知ることは可能です。
ちなみに、移動軌跡の記録には Guru Maps を使いました。ベラルーシ製ですが日本語化されているので、外国語が苦手でも大丈夫です。10年ほど前にiPad用に購入して使っていましたが(この当時は異なるアプリ名だった)、便利なのでAndroid用も買いました。地図をダウンロードできるので、記録中はモバイル通信不要なのが最大の利点です。ナビゲーション用のデータをダウンロードすればモバイル通信不要でナビゲートできますが、ナビゲート機能は使っていないので良し悪しは不明です。
Guru Mapsで記録したデータはKML形式で保存できます。したがって、Google EarthのようにKMLを読めるアプリを使えば移動軌跡をばっちりと表示できます。またデータをGmailやFacebookのアカウント経由で同期できるので、異なる端末で使う場合も便利です。