【備忘録:PC・ソフト】Linux MintのWarpinatorをWindowsで使う(Winpinator)
Linux Mint(20以降?)には、Warpinator(ワーピネイター)というLinux機の間でファイルを授受できるアプリが標準でインストールされますが、Windowsとのファイル授受はSambaで十分なので使っていませんでした。
この1か月ほど前にInspiron 11に、昨日はMac mini (mid 2011) に Linux Mint を入れました。Inspiron 11 に入れた後、WarpinatorのWindows版と言える「Winpinator(ウィンピネイター)」という駄洒落的名称の非公式アプリが開発されていることを知りました。(この記事執筆時点でバージョン0.1.2です。)
→ Winpinatorのサイト
これは面白いと思ってインストールしてみたところ、Linux機間はつながっているのに、Windows機では下図のようにConnectionがOffilineと表示されてつながりません(赤マーカーで塗った箇所)。相手PCのタイトルもPC名ではなく「Data unavailable」となっています。ということでInspiron 11にLinux Mintを入れた時点では断念しました。

ファイル共有はSambaでよいからそのまま放置していましたが、昨日Mac miniをLinux Mint機に仕立てたときにちょっと試行錯誤してみたら、無事に繋がりました。原因はネットワークインターフェースの設定であったようです(どちらかというと設定ミスではなくアプリのバグ)。
デフォルトでは下図のように「Automatic」になっています。

これを実際に用いるネットワークアダプター名に切り替えてみました(下図)。

これで無事に繋がりました。下図のようにConnectionがReadyになっています(緑マーカーで塗った箇所)。相手先のLinux機名も表示されています。(Linux側のWarpinatorはAutomaticのままで問題ありません。)

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Warpinatorはファイルを受信するフォルダが固定されるし、そもそもアプリを起動しなければならないので、Sambaのような自由度も柔軟性もありません。しかしSambaは初期設定がそれなりに面倒くさいので、「ファイルの送受信ができればラッキー!」程度の心持ちであれば、ほとんど何もしなくても使えるWarpinatorで十分だと思いました。
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ところで、WarpinatorにはunofficialですがAndroid版もあります。
→ Google Play ストアの Warpinator unnofficial
X-ploreなどネットワークにアクセスできるファイルマネージャーの方が小回りが利くので、私は今のところ使う気はありませんが、これも「ファイルの送受信ができればラッキー!」程度の心持ちであれば簡便でよいと思います。