ホーム > 雑記 > 【雑記】中島義道氏と、ロブ・グリエの『消しゴム』

【雑記】中島義道氏と、ロブ・グリエの『消しゴム』

我が家ではよくある後継ですが、息子が読んでいる本が床に転がっていました。パラパラっとめくったら面白かったので、しっかりと読みました。これが「中島義道」という名前の哲学者をはっきりと認識したきっかけです。息子が持っていた同氏の著作数冊にさらさらっと目を通しましたが、納得・同感・共感できる内容がとても多いのに驚きました。

*

ずっと昔から、私は、街中(とくに店舗内)のBGMが大嫌いです(音楽は大好きですが、BGMのように無理矢理聴かされる音楽は嫌いです)。あるとき(出版年を確認したら1996年)、『うるさい日本の私』という本の出版を新聞広告で知って強い興味を持ちましたが、まだオンライン書店もなかった時代で、丸善も紀伊国屋もないような街に住んでいたので手に取ってみることもできず、そのまま20年以上が過ぎました(当時の立場からは、附属図書館に入れてもらうこともできたことに今さらながらに気付きました)。

*

数ヶ月前、息子にオンライン書店で古本を注文して欲しいと頼まれました。送料無料にするために自分用に何か買おうと物色していたら、『騒音文化論 なぜ日本の街はこんなにうるさいのか』という本が目に入りました。これを買うと送料が無料になるので注文しました。

届いてから初めて著者名を確認したのですが、なんと中島義道氏でした。そして、『うるさい日本の私』も同じく中島義道氏が著したことを知りました。『騒音文化論 なぜ日本の街はこんなにうるさいのか』を読むと、中島義道氏と私のうるささの感じ方が非常に似通っていることが分かりました。感覚の近さが中島義道氏の著作で納得・同感・共感できる部分が多かった理由でしょう。

*

Le gomme.png

大学時代、フランス文化論を教わったペシャール先生がアラン・ロブ=グリエの『消しゴム』の概要を図解しながら「ぜひ読みなさい」とおっしゃいました。原著は辛かったですが、翻訳と対照しながらなんとか読み通しました。文学者に叱られそうな要約をすると「偶然の作用であたかも時間がループしたかのような出来事が起きる」話ですが、私にとっての中島義道氏の発見(それとも再会?)はそれと似たような体験です。(右図はペシャール先生の図解を思い出しながら、Vectorworksで描いたもの。)

 

 

カテゴリー: 雑記
  1. コメントはまだありません。
  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。