【雑記】Bootcamp入りMac mini (mid 2011)のHDDをSSDに交換
2011年式のMac miniはいまでも現役で、BootcampでWindows 10マシンとして使っています。オリジナルのHDDが遅いのでSSDに入れ替えたいとは思っていました。しかしオリジナルHDDの500GBと同等の容量が必要で、その程度の容量のSSDは十分古いMac miniに使うには高かったので安くなるのを待っていました。ようやくそれなりのメーカー製が8000円を切るようになってきたので心が動いていました。
昨年末ごろからWincloneでバックアップしようとしたら、エラーが出るようになりました。調べてみるとWindows側のドライブに問題がある場合に出るエラーだったので、Windows側で「chkdsk /f」をやって修復したらWincloneできました。ところが、その後、Wincloneしようとする度に同じエラーが出ます。Crystal Disk InfoでS.M.A.R.T.情報を見たら「代替処理保留中のセクタ数」に黄信号が灯っていたので交換を決意し、Dell XPS 8900に入れて調子の良かったADATAの下記を購入しました。
ADATA Technology Ultimate SU650 SSD 480GB ASU650SS-480GT-C
バックアップ
Bootcampを使っているので、macOSのバックアップとBootcampのバックアップの2つが必要です。
macOS
Time MachineのバックアップがあればOKです。
Bootcamp
私は日常的に(2ヶ月に1回くらい)Winclone 6 (現在の最新版はバージョン7)でバックアップしています。交換に先立って、あらためてバックアップしました。なおWincloneのバックアップにはものすごく時間がかかるので、Windwosのデータファイルを一時的に外付けHDDに移動してから、2回、Wincloneしました(Wincloneでの復旧はこれまで何度かやっていますが、バックアップが壊れている(?)ことがあったので、念のためバックアップを2つ取った次第です。)
Windowsのデータ
以下の2種類のバックアップを外付けHDDに取りました。
- 通常のコピー
(といっても、私はこのような場合はFastcopyを使います。) - EaseUS Todo Backup Workstation
Free版でも大丈夫です。
2をやらなくても(1だけで)十分だと思いますが、心配な場合は1を他のPCにコピーしておくと良いと思います。
交換
交換作業については「Mac mini 2011 HDDをSSDに交換」のようなキーワードで検索するとたくさん情報が出てくるのでここには記しませんが、見つかった情報を3つ4つ読んでおけば安心して作業できます。私の場合、作業時間は20~30分でした。
なお、特殊な(=日常的でない)ドライバーが必要で、私は趣味で購入していたサンワダイレクト ドライバーセット800-TK035 を使いました。この中には、作業に必要なドライバーの一つであるT8は含まれていませんが、私は以前から持っていたので困りませんでした。これから買おうという人は気をつけてください。
システムの復元
不思議なこと
実は Dell Inspiron 11 も同じくSSDへの交換を考えているので、購入したSSDはまずInspiron 11 の方を交換してみました。こちらは通常のWindowsのドライブ交換だから作業はあっけなく終わり、SSDの速さを満喫できました。その後、Inspiron 11 用にクローンされた状態のままMac miniに移設しました。
そうしたら、そのままInspiron 11 用のWindows 10が起動してしまいました。ということは、Mac miniにmacOSを入れてBootcampでWindowsを動かすのではなく、そのまんまWindowsマシンに仕立てられるということかもしれませんが、Windowsのライセンスの問題もあるから、それ以上は試していません。
Time MachineからmacOSの復元
あまり考えないままに復旧時のおまじないであるCommand+R(私の場合は、Windowsキーボードなので、Windowsキー+R)を押しながら起動しました。そうしたら自動的にインターネットに繋がって、インターネットリカバリー(?)が始まりました。時間がかかりそうなので犬の散歩に出かけました。帰宅して様子を見ると、お馴染みのmacOSユーティリティが起動していたので「Time Machine バックアップから復元」を選んで、あとはメッセージ通りに進めました。
macOS側はたった数十GBしか使っていませんが、復元には1時間弱かかりました。完了後、無事起動したので、次はBootcamp領域の復元です。
WincloneでBootcampの復元
Wincloneの使い方通りに進めます。
まずはディスクユーティリティでBootcamp領域を確保します。このときフォーマットはFATにしておきます。
次にWincloneを起動して、バックアップイメージを選んでrestoreをクリックすれば後は待つだけ、のはずでしたが、SIPなんとかかんとかというエラーが出て進めませんでした。
対策がWincloneのサイトに出ているので(下記URL)、その通りにやったら、無事に復元できました。
https://support.twocanoes.com/hc/en-us/articles/204838719-Winclone-and-System-Integrity-Protection
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面倒くさいので交換前後のベンチマークを取っていませんが、感動的に速くなりました。リモートデスクトップで使うことも多いですが、これまではWiFiのせいだろうと思っていたモソモソ感がなくなったことから、Mac miniはHDDが元凶であったことが分かりました。2011年式とはいえCPUは腐ってもi5だし、RAMも8GB積んでいるので、当分の間、現役で使えそうです。
MacでWindowsを動かすにあたって、macOSとWindowsの切り替えが楽だという点でParallelsやVMWare Fusionにも興味がありました。しかし、SSDに交換して起動が高速化したので、macOSとWindowsの切り替えがそれほど苦にならなくなったし、長い間、macOSを起動するのはWincloneするときだけなので、もはやParallelsやVMWare Fusionは必要なさそうです。
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追記(2020/6/15)
その後、WMWare Fusionを試してみましたが、Bootcampと比べるとかなり遅かったです。ベンチマークテストはしていませんが、i3, 2GHz,RAM2GB程度かな?という印象です。そもそも2011年式であることがパフォーマンスの悪さ理由の大半でしょう。
突然で大変恐縮ですが、winclone最新(2021.6月現在)で、イメージ保存しようとすると、水色のインジケータが途中全く進まず、保存できません。
何度やってもダメですが、原因わかりませんか?
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Windowsドライブのエラーが原因かもしれませんが、私は記事本文に記した以上のことは分かりません。
なお、トラブルが生じたときは、私はTwocanoes社のサポートページで情報を探して解決しています。
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