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【雑記】 Quadro or GeForce

現在のメインマシン(Dell XPS 8900、i7-6700, 24GB)のビデオカードは GeForce GT730(2GB)です。購入時はQuadroが欲しかったのですが、BTOではQuadroを選べなかったので、将来的にQuadroに入れ替えようと思ってBTOで選べる中で最低ランクのGeForce GT 730にしました。性能向上の著しい内蔵グラフィックスでもかまわなかったのですが、BTOの選択肢にありませんでした。

昨日、某オンラインショップでGeForce GTX 1050を格安販売するというメールが届きました。ちょっと触手が動いたので、あらためて情報を仕入れました。

CAD

以下はXPS8900購入検討時に知っていた情報ですが、ソフトのバージョンアップに伴い内容も刷新されていたのであらためて読んでみました。

ArchiCADのサイトのGPU比較資料

Recommended Video Cards for ARCHICAD 21

※追記(2019/2/20)
日本語のArchiCAD 22の資料が公開されていました。→
また、ヘルプセンターで「GPU」で検索すれば、最新の情報を得られます。

この記事を書いた時点での資料によれば、かなりポリゴン数が多くないとQuadroの効果が出ないことが分かります。また中規模程度までであれば、Quadro, GeForceそれぞれのシリーズ内でのモデル間格差も大したしたことはありません。

CineRenderについてはここには記載がありませんが、次に記すVectorworksと同じ状況であるはずです(両者のレンダリングエンジンが同じなので)。

VectorworksのGPU利用に関する資料

各種レンダリングのハードウェア依存について

上記の動作環境のページの中に記載されています。これによれば、CineRenderはGPUを使わないので、計算速度はCPUとメモリ量に依存することが分かります。またCineRenderはGPUを使わないことも明記されています。

GPUの利用状況を把握するときに、ELSA System Graph が役立ちます。

ArchiCADの場合はF5 キーで表示される3DがOpenGLで、Vectorworksの場合はレンダリングモード「OpenGL」ですが、この状態で視点をクルクル動かすとGPU Loadの数値が跳ね上がって、私のGT730では90~100%の間をうろうろします。一方、タスクマネージャで見るCPUやメモリにはほとんど変化が起きず、平静を保っています。

一方、ArhciCADのレンダリング、VectorworksのRW仕上げレンダリングなどCineRenderでレンダリングを開始すると、OpenGLの場合とは逆に、GPU Loadには変化は起きず、数%に近いところで平静を保ちますが、CPUは100%になり、メモリ使用量も跳ね上がります(メモリーは24GBで、タスクマネージャでは数十%です)。

Adobe

XPS 8900購入時はAdobe製品のことはあまり意識していませんでした。今回、さらっと調べてみました。

NVIDIA発の情報

NVIDIAのHPではQuadroを使った場合のことが記載されています。OpenGLとかCUDAとか、一歩踏み込んだことは分かりませんでした。

以下は、Adobe発の情報です。

Premiere Pro CC

System requirements | October 2017 (12.0) release of Premiere Pro CC

Photoshop CC

How does Photoshop leverage the graphics processor?

Illustrator CC

Illustrator CC March 2018 and October 2017 (22.x) system requirements

NVIDIA、ついにAdobe Illustrator CCの GPUアクセラレーション対応を発表

InDesign CC

InDesign で GPU を使用するメリット

Adobe系については、RAMを8GBから24GBに増設したことによる感動が大きかったので、動画のエンコード以外の処理でGPUによる恩恵というものを意識したことはありませんでした。環境設定でGPUをオンにして使っていますが、オフにすればGPUの効果を試せます。しかしわざわざ遅い状態を体験する意義を感じないので、試したことはありません。

ということで、Adobeを重視したらQuadroがよさそうだけれど、 VectorworksやArchiCADの場合は安い方のGeForceで十分だろうという結論に至りました。

結局はGPU自体のパフォーマンスがどうであるかではなく、総合的に見て、自分がどの程度満足できるかということで考えるのがよいでしょう。

*

追記(2018/5/19)

結局、GeForce GTX 1060 に交換しました。

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