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【雑記】 褒め言葉に困ったときは

先日、某新聞の記者さんから、ある建物について私が書いた文章の意味を知りたいという連絡がありました。

詳細には記せませんが、私の文章は、過去の様式との対比でその建物を褒めているように読めるはずの内容でした。

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過去の様式との対比で語るのは、言うべきことが見つからなくて困ったときに便利な方法です。もちろん、困った時ばかりではありません。堂々と対比して語れるような優れたものの場合もあります。しかし、とりたてて評価すべきポイントが見当たらない場合、「昔のこれこれのような感じである」と書けば、その対象が「良い」とも「いまひとつ」とも書かなくてすみます。

数年以上前から、十把一絡げに「イケメン」とか「美人」という枕詞をつける風潮があります。

本当のイケメンや美人は、枕詞なしで直ちにイケメン、美人であることが分かるから、そういう枕詞が必要な対象は、「ビミョー」な場合、言い換えれば、評価に値するような美貌の持ち主ではないが真ん中よりちょっと上だと言っても、あえて否定する人はいないだろうという程度の対象に対して適用されているように見受けられます。

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件の建物も同様だったので「様式的な云々」と書きましたが、記者さんはそれについての学問的な意味合いを質問してきました。無意味なツッコミではなく、文章をしっかり読んだ上での疑問だったので、ちょっと困りましたが正直に返答しました。

「偏差値55くらいの対象をあえて褒めるためのレトリックなので深い意味はない」

そうしたら、私の真意をしっかり読み取ってくれたことが分かる返信が届きました。

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このようなやり取りができたときは、自分の時間を割いたことを後悔しません。というより、むしろ楽しめて良い気分転換になったと感じます。

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ところで、上記のやりとりのしばらく前、TBSの記者から、そのとき社会を賑わせていた出来事に関して取材の電話がありました。常識的に考えれば私が知るはずがないことは自明ですから、この記者は手当たり次第電話をかけて、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式の取材を行ったのでしょう。そんな取材姿勢から、まともな情報を得られるかどうかは疑問です。

 

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カテゴリー:雑記
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