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【道具】 どう考えても賢くなってきたと思えない、いや、むしろ日本語離れしてきた気がするATOK

PC-9801で動く一太郎3の頃からATOKを使っています。

そのころに最も気に入っていたのは、Fixer 3というFEP(今のIMEに相当)でしたが、一太郎はFEPの切り離しができなかったため一太郎使用時はATOKを使っていたという記憶があります。私のメインのワープロであった「松」も標準FEP「松茸」の切り離しができませんでした。この頃のワープロソフトはそういうものだったので、複数のFEPを使い分けるのは当たり前でした。(ワープロ以外、たとえばエディタでは自由にFEPを選べました。したがってMIFESで文章のほとんどを書き、ワープロは文書整形のためだけに使っていました。)

WindowsになってIMEとアプリケーションソフトウェアを切り離せるようになりました。当初のMS-IMEがあまりにもできが悪かったので他のIMEを使わざるを得ませんでした。このころ生き残っていたのはATOKだけだったので、ATOKを購入しました。その後も他の記事に書いたように拝観料のつもりでときどきバージョンアップしながら使ってきました。先日、キャンペーンでATOK2016の定価と同じくらいの価格になっていた一太郎2016を買ったので、今はATOK2016になっています。

ジャストシステムの製品紹介HPの説明を見るとATOKはどんどん賢くなっているはずですが、さきほど「さんこうどうが」と打って変換したら「参考動画」ではなく「産行動が」と変換されました。文節を切り直したら今度は「参考道が」となりました。

「さんこう」でスペースバーを叩いて変換しEnterを打って確定し、続いて「どうが」でスペースバーを叩けば「参考動画」と変換され、その後は学習されて「さんこうどうが」で変換すれば「参考動画」と出るようになりますが、学習させなければ「参考動画」が出てこないとは!!

このような、私にとっての誤変換がかなり多く発生します。

私がFEPを使い始めた頃は単文節変換だったので、頻繁な変換操作が必要でした。それが連文節変換になって、変換キー(スペースバー)を鬱回数が減りました、、、あぁ、なんと言うことでしょう、今、「うつかいすうが」で変換したら「鬱回数が」となってしまいました、、、、打つ回数が減った一方で、ATOK2008あたりから、こんな感じの変換が増えてきた気がします。

しかし、さきほど「打つ回数が」が学習されたので、もう「鬱回数が」とは出なくなりました。

しかし、学習前に出てくる「産行動が」、「参考道が」、「鬱回数が」は、控えめに言っても日本語として違和感がありすぎます

上記のようなありがたくない変換結果は、富士通OASYS(ワープロ専用機)の単漢字変換時代から使ってきた私の変換タイミングの癖に因るところもあるとは思いますが、それを差し引いても、「ATOKにとっての日本語の文=見た目が漢字仮名交じり文であるのか?」と疑いたくなるような変換結果です。

IMEはペットではなくて、道具です。

ペットならゼロから育てることに何ら疑問を感じませんが、道具は最初から所定の機能を果たすことが要求されます。だから、学習がゼロの状態であっても、変換結果が日本語として通用するのが当然でしょう。使用者の期待と異なる変換結果になったとしても、それが日本語として意味を為すならよいのですが、上に記した例のように意味不明の漢字仮名交じり文では困ります。少なくとも日本語として違和感があるような変換結果にならないような地所の設計(←また期待はずれの変換)、辞書の設計があってしかるべきだと思います。

地所設計は確かに土木建設分野で使われる用語ですが地所を設計することはありません。ATOK 2016 アホすぎ!

そんなこんなで、少なくとも私の場合、20~30年前より総合的な入力速度が遅くなっている気がします。かつてのFixer3は常に的確でした。ついでに言えば、松茸の方がATOKより良かったです(ATOKの出来が悪かったわけではなく、Fixer3、松茸の出来が良かったということです。VJEにはどうしても馴染めませんでした)。

MS-IMEがどんどん賢くなってきている現在、無くても良いATOKにわざわざお金を払う人がいるという事実をジャストシステムの開発者はもっと大切にしてほしいです。ATOKがこんな状態では私が長年払い続けてきた拝観料も遠くない将来、無駄な投資になるでしょう。

、、、上記、日本のワープロ発展に大きく貢献してくれたジャストシステムへのエールのつもりで書きました。

【ATOK2016 のおバカすぎる変換例】

  • きょうがくせいさんとはなして : 驚愕清算と話して ← 今日学生さんと話して
  • ちらしだいは : チラ次第は ← チラシ台は ← チラシ代は
  • もんだいではないが : 問題で花伊賀 ← 問題ではないが
  • たいひようこうかは :  待避陽光かは ← 対費用効果は
  • よのためひとのため : 夜のため人のため ← 世のため人のため
  • ろぼっとはかせ : ロボットは貸せ ← ロボット博士
  • おやじぎゃく : 親自虐 ← 親父ギャグ (この誤変換には、ちょっと悲しくさせられた)
  • なかったら : 中ったら ← なかったら
  • はいちまえ : 吐いちまえ ← 配置前
  • こうきかいしから : 好機会氏から → 後期開始から
  • かくしたじょうたい : 格下状態 → 隠した状態

*

【2018年8月下旬に追記】
現在、ATOK Passportの契約をして最新版である2018を使っていますが、上記の印象は継続しています。直近で面白かった変換は「つちだけじゅうたく=土田家住宅」が「土だけ住宅」と変換されたことです。因みに土田家住宅は木造です。

【2021年8月下旬に追記】
ATOK Passport はとくにメリットを感じなかったので1年でやめて、ATOK 2016に戻して使っています。

カテゴリー:道具
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