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【雑記】 バックアップ再考・EaseUSus Todo Backup Workstation を試す

5.25インチ 2D のフロッピーディスク時代から25年くらいPCを使っていることもあって、バックアップについてはずっと強い意識を持ち続けてきました。最近、EaseUS Todo Backup Workstation (version 9.3)を試す機会を得たので、簡潔なレビューをしてみます。

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バックアップには、以下の2つがあると言えます。

  1. 意識をもって自分で操作してバックアップする
  2. ソフトが勝手にバックアップしてくれる

昔は1しかなかったし、使えるのもcopyやxcopyなどのコマンドだったので、一作業終えたら必ず自分でコマンドを打ち込んでバックアップを取っていました。

その習慣があるので、いろいろなバックアップソフトが出てきた後も、私は1の方法主体でバックアップを取っていました。数年前からのお気に入りは、ばっちり同期で、これにFastcopyを合わせて使っています。他の記事にも書いていますが、ばっちり同期は垢抜けない代わりにかゆいところに手が届く設定が可能です。またバックアップ中に、どのファイルをバックアップしているかを視認できるのもありがたいです(視認せずに使うこともできます)。ばっちり同期はある程度まとまった単位でのバックアップ用、Fastcopyはフォルダやファイル数個のような小さな単位でのバックアップ用として使い分けています。

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さて、上記のように、習慣として1のバックアップが主体ですが、ソフトが知らないうちにバックアップを取ってくれるのもありがたいので、これまでいくつか試してきました。しかし、1でやっておけば十分だし、あえて2を併用する必要もなかったので、長くて1年間くらいの試行に終わっていました。

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先日、ノートPCをHDDからSSDに換装するにあたって、EaseUS Todo Backup free を使ってクローンしました(→記事1)。このソフトは、HDDからSSDへの換装の説明でよく見かけるのでクローンがメイン機能だと思われがちでしょうが、どちらかというとクローンはおまけで、名前の通り、バックアップを目的としたソフトです。それは知っていたのですが、自分なりにバックアップ方法を確立しているので、あえて他のバックアップ方法を試そうという気にはなっていませんでした。

しかし、自分専用のPCはそれでいいのですが、家族も使うPCについては、いちいちバックアップだけのために起動するのはそれなりに面倒くさいので、2の方法、つまり、ソフトが勝手にやってくれるバックアップ方法が適していると思っていました。

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以下、EaseUS Todo Backup Workstation (version 9.3)のバックアップ機能について試してみた記録です。

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個人向けのTodo Backup には、HomeWorkstation の2つがあります。機能面での相違点はそれほどありませんが、名前の通りホームユースとビジネスユース、あるいは、一般用と上級者用ということで分けられているようです。ビジネスユース、上級者用だからだと思いますが、Workstationは「仮想PCまたはVMwareまでシステムを移行」、つまり、VHDやVMDKを作る機能を持っています。EaseUS Todo Backup シリーズにかぎらず、多くのバックアップ用ソフトは独自形式のバックアップを作りますが、独自形式という点にそこはかとない不安を感じてしまうので、汎用性が高いVHDやVMDKを作れるのはありがたいです。これが、EaseUS Todo Backup Workstation を試してみようと思った大きな理由でした。

インストール後、Home とのインタフェースの違いに戸惑いましたが(※1)、ただちにシステム全体を独自形式でのバックアップしました(※2)。所要時間をきちんと計ったわけではありませんが、Widows標準のシステムイメージを作る時間と同じくらいだったと思います。その後で、VMDKを作ってみましたが、独自形式のバックアップより多少時間がかかったようです。後から分かったのは、「P2Vの変換」で、独自形式のバックアップをVHDやVMDKに変換できることです。つまり、EaseUS Todo Backup の標準形式でバックアップしておけば、そのバックアップファイルをVHDやVMDKに変換できるので、あえてVHDやVMDKのバックアップを作らなくてもよかった訳です。

(※1) その後使っているうちにWorkstationのインタフェースの違いの方が分かりやすいと思うようになりました。

(※2)EaseUS Todo Backup Workstation はBootcampのWindowsでも動きますが、システムはバックアップできません。Wincloneが必要です。

ところで、システム全体のバックアップはWindowsに標準で備わっているので、無理にTodo Backupを使わなくてもかまいません。また、ファイル単位で、勝手にバックアップしてくれる機能としては、Windowsには標準で「ファイル履歴」が備わっています。だから、Todo Backupを使ったときに、どれくらい作業が容易になるか、効率化するかが重要で、その感触を試してみました。

さて、私はWindowsのファイル履歴を使っていません。設定するのも使うのも面倒臭いからです。その点、Todo Backupは、バックアップを細やかに容易に設定できました。これは大きなメリットです。下の画像はタスクの設定例です。

Todo02_cr.png

(Outlookのバックアップが失敗と出ていますが、たまにはこういうことも起きるということで、そのまま掲載します。)

さて、裏で動いているときのパフォーマンスの低下はやむをえないですが、最初に完全バックアップを取ったら、次からは「差分」もしくは「増分」でバックアップすれば良いので時間を短縮できます(下の画像)。バックアップファイル数が多い場合は、差分や増分をチェックするためにそれなりに時間がかかるようになります。そういう場合は、複数に分かれたバックアップを「統合」してやればOKです。

Todo01_cr.png

増分差分、仕組みから増分の方が差分より速い代わりにサイズが大きくなるはずですが、私が試した範囲では、それほど大きな違いはありませんでした。環境やバックアップ内容次第なのでしょう。

当然のことですが、統合すると履歴は消え、最新版のみが残ります。

私が裏で勝手に動いてくれるバックアップソフトで、これまでに一定以上の期間使ったことがあるのは、Genie Timeline、Zools です。同様の機能をもつAcronis True Image もずいぶん前に持っていましたが、システム全体のバックアップ用に使っていただけです。Genie Timelineは、いわばWindows版のTime Machine です。Mac OSユーザーは感覚的に直ちに理解できるでしょう。

それぞれに特長があるので、一長一短ですが、Todo Backupは、ある一定の間隔でバックアップを取ってくれるソフトなので、保存したらすぐにバックアップしてくれるGenie Timelineとはかなり感触が異なります(※3)。

(※3)Genie Timelineは、ファイルの保存を監視して、保存すると直ちにバックアップを取ってくれる点が最大のメリットですが、一定の時間ごとにバックアップするような設定も可能です。その場合は、Todo Backupと似たような動きになります。

両者のバックアップをとるタイミングの違いが要因でしょうが、Genie Timelineはファイル単位にバックアップするのに対し、Todo Backupはひとかたまりの大きなバックアップファイルを作ります。どちらが優れているか?ということではなく、それぞれの名前が示すとおりのバックアップの考え方の違いであり、ユーザーとしてはどちらに馴染めるか?で捉えればいいでしょう。

私は、昔からの習慣で、頻繁に「名前を付けて保存」します。そのとき、日付と連番を必ず付けます。いわゆる履歴管理です。手動で履歴管理する習慣が身についているから、Time Machine的なGenie Timelineのインテリジェントなバックアップ機能という、いちばん美味しいところが私には必要ないのです。だから私の場合、Genie Timelineは宝の持ち腐れですが、Genie Timelineが機能的に劣るということではありません。バックアップの方法に何を求めるか次第です。

いま、10日間ほどEaseUS Todo Backup Workstation を使ってみたところです。自分専用PCはHDDを2台内蔵していて、1台をバックアップ用にしていました。それをTodo Backup のバックアップ先にしました。一方、家族も使うPCは、バックアップ先はネットワークドライブ(※4)にしました。当然ながら、ネットワークドライブへのバックアップは速くはありませんが、日常的な「差分」あるいは「増分」のバックアップであれば大して気になりません。

(※4) Netgearの無線LANルーターには、USBソケットがついていて、そこにHDDをつなぐとNASのように使えます。ついでに書いておくと、私が持っている製品(すでに廃番)はUSBのソケットが1つしかありませんが、ハブで接続台数を増やせます。我が家では、ネットワーク接続機能がないUSBプリンタ(リコー IPSiO SG 2010L)とHDD2台をつないでいます。Netgearの無線LANルーターは設定もやりやすいので、お勧めです。(Netgearを買う前に使ったことがある他の3つのメーカー製品よりずっと良いです。ちょっと高いですけれど、豊富な付加機能を考えると割安です。)

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ところで、なぜバックアップするかというと、いざという時に復旧するためです。

ということで、必要は無かったけれど、復旧を試してみました。

とくにマニュアルを読む必要はなく、簡単に、問題なく進みました。ひとつの対象に対して時系列でバックアップできるので(履歴管理できるので)、2つ前の状態に戻すというようなことも可能です。

履歴管理ができなければ、バックアップの意味が半減しますが、市販のバックアップソフトは何らかの方法で履歴管理してくれます。

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この10日間の印象としては、バックアップを無意識化できる点、バックアップファイルからのファイル取り出しが容易である点がメリットだと思います。Todo Backupは、毎週一度、一日一度とか、数時間に一度のようなバックアップの取り方が原則であるし、設定時刻にバックアップできなかったら、シャットダウン時にバックアップする設定にできるので、とても安心できます。

バックアップ用ソフトはユーザーに安心感を与えられるかどうかが最も大切だと私は思うのですが、その点では、EaseUS Todo Backup シリーズは人に勧められるソフトだという印象です。

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なお、EaseUS Todo Backup シリーズのもうひとつの重要なシステムの復旧については、いまのところ試していませんが、基本的にはクローンと同じであり、以前、クローンに成功したのでシステム復旧も問題ないだろうと思います。

なお、システム復旧は周到な準備をして取りかかることが重要で、どんなに信頼性の高いソフトでも、完全にソフト任せにするのは、私は怖いです。

そして、システムバックアップは、転ばぬ先の杖ではなく、隕石対策のシェルターのようなものです。作っても、決して使いたくないです。

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私は長年大学などで教えていますが、いくら言ってもバックアップをとらない学生さんがいます。一般ユーザーの大半も同様のようですね。私は幸いと意識的にバックアップする習慣が身にこびりついていますが、そうでない人には、冒頭に書いた2の方法、つまり無意識のうちにソフトが勝手にバックアップしてくれているという状態を作ることは大切です。今回の、EaseUS Todo Backup Workstation の試用を通して、あらためて感じました。

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さて、使い続けられるかどうか分からなかったので、上には何度か試用と書きました。結論としては、今後も使用することにしました。

というのは、無意識化できるバックアップがとても楽だと分かったからです。

メインPCはこれまでどおり、手動で意識的にやりますが、サブPCや家族が使うPCにおいても、いつもバックアップする意識を持っておくのはそれなりに気疲れするので、 EaseUS Todo Backup Workstation を使って、そういう気苦労から自分を解放してやろうと思います。

なお、「VHDやVMDKって何?」という人には、Home版で十分だと思います。

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ところで、つい数日前、知人のデータ救出を頼まれたので、同じくEaseUSのData Recovery Wizard Free を使ってみました。これも使いやすいソフトで、知人が誤って削除したパーティションから、しっかりとデータを復旧できました。

同じく EaseUS の Partion Master も使いやすいソフトです。Windowsの標準機能で、かなりのディスク操作ができますが、やはり専用ソフトの方がこまめな操作が可能です。EaseUS社が出しているソフトと似たようなソフトは他の複数のメーカーが出していますが、EaseUS社は本格的に使えるfree版を配布していることなども含めて、ユーザーのことをしっかり考えてくれている気がします。いくつかお気に入りのソフトメーカーがありますが、EaseUSはそのひとつに加わりました。EaseUSさん、これからも使いやすいソフトを作り続けてくださいね。

 

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カテゴリー:雑記
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