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【教育】 インターフェースデザインについて少し、、それとバリアフルデザイン

ユニバーサルデザイン

バリアフリーデザイン

ニュアンスは異なりますが、どちらも使う人が困らないようにしようという気持ちから行うデザインです。

 

日本語で「デザイン」と言うと見た目」のことだけに言及している場合が多いですが、デザインとは使い勝手、安全性など、総合的な物作りのことです。

そして、見た目だけを重視した場合、それがバリアフリーデザインならぬ、バリアフルデザインになっている場合がしばしば見受けられます。(バリアが full、つまりバリアだらけという意味ですが、バリアフリーと語呂合わせした自製英語です。たぶん15年くらい前から授業で、形態、肉体、動作、心理などいろんな側面のバリアに対して使ってきました。)

 

バリアフルの度合いについては、実際に手に持って使うものの場合はひどくないですが、建築物にはそのようなものがたくさんあります。この後で記すインターフェースデザインもひどいものが多いです。

 

一例をあげると、iOS の Apple Store を iPad でみたときの画面がバリアフルだと言えます。

下に、画面のスクリーンショットを掲載します。

2016-02-02 12.04.38

 

ほとんどの人は、40才過ぎた頃から老眼になり始めます。

老眼になると、近いところのピントが合わなくなるので、新聞や本など手に持って読むものの文字を読みにくくなってしまうわけで、手に持って読む程度の距離の文字は、小さすぎない方がありがたいです。

で、iPhoneのような小さい画面より、iPadのように少しでも大きな画面の方がありがたいのです。

ところが、上のスクリーンショットはどうでしょう?

せっかく広い画面を使っているのに、その半分程度の面積にしか、必要情報を表示していません。

そのことに有意な理由があるのでしょうか? 私には分かりません。

Apple Storeのアプリ説明が全画面を使わなくなったのは、iOS7のときからで、iOS6のときは全画面を使っていたか、あるいはもっと広く画面を使っていたと思います。表示面積が小さくなったために、表示できる情報量も激減しています。したがって、少なくとも私にとっては改悪でしたが、このインタフェースデザインの変更によって、より情報を得やすくなった人はどれくらいの割合で存在するのでしょう? iOSのデザイナーは、どういう理由で広い画面の一部だけを使うという選択肢を選んだのでしょう?

Apple Storeにかぎらず、iOS 7以降、せっかく広い画面を使えるのに、わざわざ小さく表示して、たとえば、老眼だけでなく視力に問題を抱えている人の視認性を落としたり、スクロール無しで表示される情報量を減らしたりしているインタフェースが増えました。バリアフルとまでは言えませんが、バリアフリーデザインでも、ユニバーサルデザインでもないことは確かです。

こういうところに、インターフェースのデザインの教育不足を感じます。

重要なのは、理論を作り上げて適用することではなく、自分の目が悪かったらどうだろう、とか、指が不自由だったらどうだろう、とか、想像力を鍛えることだと思います。

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カテゴリー:教育
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