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【雑記】 「あなたが言ったから、、」 2題

「あなたが言ったから」という感じのことを言われた、対照的な2つのできごと。

 

国立の某工業系大学にて

 

この大学には「ある物理現象の感じ方」について研究なさっている教授がいる。あるとき、仕事上の必要があって、その教授を訪ねた。

会話の中で、教授が、その物理現象をシミュレートするための某ソフトをお使いであるとおっしゃった。たいへんに優れたソフトだが、日本語の情報が少なくユーザーもほとんどいない。私は数少ないユーザーであり、HPで情報発信していたし、某専門誌に出してもらったことがあったので(←まだ大学教員をやっていた頃の話)、とても嬉しく思い、「先生も、××をお使いなんですね」と言ったら、その教授は何故だか照れくさそうな顔で「あなたが良いと言ってるから」とお答えになった。名刺をお渡ししたときに私が何者であるかお分かりになっていたようで、「だったら早く言ってよ」と思ったが、それはさておき、私のHPや専門誌の記事で興味をもって、研究室で試していらしたそうだ。その後も楽しく会話した。仕事上、得るものも大きかった。

これは、「あなたが言ったから」の嬉しいケース。

 

私立の某理科系大学にて

 

その大学に新しい学科を作るにあたって、ある専門的ソフト担当の非常勤講師をやってほしいと頼まれて、教えに行っていた。その学科が出来るに先だって、将来的にその学科の責任者になるらしい某大学の教授から、ソフトやソフト教育のあり方について問い合わせがあったので、カリキュラム、授業運営、ソフトの選択にあたっての考え方などについてA4数ページに書いて送った。導入が決まったソフトは、私が慣れ親しんでいるソフトのひとつであったが、時代的には別のものの方が良いと、送った文書では勧めていた。私は非常勤だから、指定されたソフトを「はいはい、分かりました」と受け入れるだけである。

授業が始まってからソフト導入の直積担当者に聞いたのは、「ほんとうは別のにしたかったけれど、価格の点でそのソフトに決めた」ということ。私にとっては慣れ親しんだソフトのひとつだったので、教えることに特に障害はなかったが、指導スタッフ1人当たりに対する学生数の多さと時間の少なさで、本当に大変だったし、自分自身が設定していたレベルの成果に近づけなかった。(指導スタッフ数などについては、上記のA4数ページの文書で詳しく伝えていた。)

言い訳がましく聞こえるかもしれないが、同様のやり方で他校では成果を上げていたので、指導スタッフ不足と学生数の多さと時間不足が成果のあがらない要因でであると認識しつつも、私なりに力を注いでいた。あるとき、打ち合わせと称する会合に呼び出された。実際には、成果があがらないことに対する吊し上げの会だったのだが、ソフトも決まる前に丁寧な文書を送ってあげた相手から、「あなたが言ったから、このソフトを入れたのだ」と言われて、目が点になった。そのときの状況は、いわゆるパワハラ。それにしても、予算も知らない非常勤講師がソフトの決定権を持つ学校って他にあるのですかね? あったらコメント欄に書いてくださいね。(アドバイスを求められ、誘導することはあっても、決定権はもたない。)

で、これは、「あなたが言ったから」の悔しいケース。

 

ついでに、不幸なできごと

 

その後、その大学では他にも不愉快なことがおきて、非常勤をお断りした。そのできごとというのは;

ある年、学期が変わったとたんに、そのソフトがトラブルで動かず、授業ができない状態が数回続いた。メーカーに人に私が連絡して来てもらって、原因を突き止めてもらった。原因は、そのソフトで使用されている汎用の描画システムが、休み期間中にアップグレートされていたことだった。結局、この大学のトラブルは唯一の事例であったらしく、そのせいもあって原因がはっきりするまでに少し時間がかかってしまった。いずれにしても、描画システムのアップグレードの後、学内の誰もが動作チェックをしていなかったということだ。そもそもソフトが起動しないというトラブルなので、チェックすればたちまち分かることだったのだ。情報センター所属のシステム管理担当者はそのようなトラブルを想定していなかったようであったようだし、あるいは、ソフトは情報センターではなく学科の持ち物であるので、動作チェックは学科の専任教員がやるものという認識だったのかもしれない。当時はトラブル解決に必死だったので、そういうところまでは頭が回らず、とにかく一刻も早く解消して、学生たちが被るであろう不利益を減らしたいということしか頭の中になかった。

学生たちは、私に対して不服そうな顔を見せる。学生たちにとっては、同じ「先生」なのだろうが、私は何の権限もなり非常勤なのだ。でも授業ができないことは学生たちに対して申し訳ないので、私は学生たちに謝っていた。しかし学科教員は知らんぷり、「そのソフトを導入させたおまえの責任だ」みたいな顔をしていた。繰り返すが、そのソフトの教育が全体の中でうまくいく状況をつくるため、私はカリキュラム込みで複数案を提示したのだ。このソフトの場合はこのように、あのソフトの場合はあのように、、、とソフトの特色と学科で4年間で身につけるべきこととの関係を捉えた提案だ。それを考慮せず、予算の点からそのソフトに決めたのは、大学なのである。

その後、ソフトをバージョンアップするかリプレースするかという話し合いをするからと言うので呼び出されて、行ってみたら、すでにリプレースは決まっていた。ダメ押し的に、上記の「あなたが言ったから」さんとは別の教員に、パワハラまがいのことを言われたので、辟易して、おさらばしました。同じ学科だけど、別系統の専門の、話が分かる教員に連絡したら「そうてまでやることはない」とありがたい言葉、彼自身も上記の教員にパワハラを受けていたという話は、かねてから聞いていました。非常勤講師というのは、時給は低いけれど年間の資金計画の点からはありがたいお仕事なんですが。

さらについでに言えば、上記大学の主たる構成要員である某国立K大学某学部某学科某系統の出身者には、他のところでも信じられない目に遭わされたことが数回あって(全て別人)、仕事で一緒にならないことを祈るばかりです。一人だけ良い人がいたけど。

 

というフィクションを書いてみましたが、いかがでしたか。

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カテゴリー:雑記
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