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【備忘録:PC・ソフト】 オンラインバックアップ zoolz とローカルのデータ同期

昔、当時としては標準的な容量の40MBのHDDがクラッシュして、データを多く失ったことがある。それも、某大学への就任のための引越準備としてHDDの内容をFDDにバックアップを取っている最中だったので、無情であるとしか言いようがない。ただし、小まめにバックアップを取っていたので、損失はクラッシュ前の数日間に更新した分だけだった。

これ以前から、バックアップにはかなり気合いを入れていた。「気合いを入れる」というのは妙に聞こえるかも知れないが、FDDからFDDに、HDDからFDDにバックアップを取るのは、退屈で何も生み出さない心理的な苦痛を伴う作業であったので、気合いを入れないとできなかった。TB単位のHDDをDVDやBDにバックアップする作業を想像してもらえば、いかに気合いが必要か分かってもらえると思う。

しかし、手元だけにデータを置いておくのは、たとえば我が家は洪水で浸水の恐れがある区域であるが、自然災害で元データもバックアップも一気に失う恐れは否定できない。

そして、クラウドが出てきた。これはありがたいと飛びついた。(セキュリティ面の不安はあったけど、、。)

何年も前に、クラウドを使ったバックアップの走りであったジャストシステムの Interenet Disk のオンラインバックアップを試してみて、あまりの遅さとCPU占有率の高さに使用を断念したことがある。(「遅さ」については、当時はADSLで上りが1Mbpsを超えることが少なかったこともあり、システムやアプリケーション側だけの問題ではないと思う。オンラインバックアップを使う前、通常のInternet Diskに全くアップロードできない時期があって、文学的な表現をすれば我が家の回線とジャストシステムの回線は相性が悪かったのかもしれない。ジャストシステムのオンラインショップでダウンロード購入した1GB程度のソフトがタイムアウトで止まるばかりして–光回線が推奨されていたのにADSLでやった私が悪いのだが–、他の場所でやったこともあった。)

昨年11月、Giveaway で Genie Timeline Professional 2013 を入手した。 Mac の TimeMachineのWindows版のようなソフト。履歴管理の手間が減るし、パフォーマンスの低下もほとんど感じられないので便利だ。Time Machineのようなケバケバしいインタフェースでなく、必要なファイルに早く到達できるのも好みだ。

Genie Timeline のダッシュボードに 雲の絵柄があり、クリックするとAdd Cloud Backup と表示されるのでクリックしたら、zoolz というオンラインバックアップのサイトが開いた。1年間の契約では月々3ドルと安いので、14日間、40GBまでのお試し版を試してみた。Internet Diskを断念したときは、ADSLだったが、いまはWimaxで、上りはADSL時代の数倍になっていることもあり、決して遅くはない。PCを付けっぱなしにして、zoolz も走らせっぱなしにして、一日20GB前後のバックアップが取れる。そんなときにクリスマスディスカウントで20%オフだというので、2年間で契約した(5000円ほど。これだとHDD買うより十分お得な気がした)。

image現時点で2TBを超えるデータをバックアップしたいが、いま450GBほどなので、あと1~2ヶ月かかりそうだ。容量無制限ということだが、使用容量を表示するバーには、「16 Exabytes」と書いてある。でも使い切ることはないだろう。

(2015/9/3追記:その後フレッツ光に変えています。昨夜測ってみたら、一晩で100GBくらいアップロードできていました。)

良いところは、「同期」ではないのでPC側で削除しても Zoolz には残っていること、それらを必要に応じてダウンロードできること、PCのパフォーマンスがほとんど落ちないこと(追記:後日そうでもないことが分かった)。ファイルのリストアには手間がかかる。ブラウザ画面で当該ファイルを探し出し、ダウンロード設定してから、数時間後に「準備完了」のメールが届くので、即座にリストアできるわけではないし、大量のファイルが入ったフォルダごとリストアしようとすると、ブラウザが固まってしまった。(だから、まだ試せていない。)

私は、バックアップを自宅外に置いておきたいという希望でZoolzを使っているので、上記はデメリットにはならない。以下を組み合わせて、zoolz の弱点を補ったバックアップ態勢ができた。(zoolzからのダウンロードは最終手段だと思えばよい。)

【追記】 2015/7/30

その後、Zoolzの料金体験が変わってしまったので、今の契約が切れたら終わりにせざるを得ないと思っていたが、日本のAOSBOXが同等の無制限プランを出していた(個人向け)。月々500円ということは、JustsystemのIDisk backup 無制限コースと同じ料金。IDisk backup は、数年前にパフォーマンスの点で失望したシステムだが、現在では状況が変わっているかもしれないので調べてみようと思う。

【追記】 2015/9/25

昨日気づいたのだが、”Storage Full”というメッセージが出て、バックアップが止まってしまっている。現在3TB弱がZoolzに置かれている状況。

Zolz のメイン画面の ” Data Selection ” には、以前はなかった ” Cold Storage ” というタブが出来ていて、その中に ” Cold Storage: Not Available ” と書いてある。契約したのは、Cold Storage の Unlimted なのだが。とりあえず現時点では原因不明。因みにWeb版のダッシュボードには、ちゃんと ” Your Current Plan: Unlimited ” と表示されている。

サポートにメールしてみたら、直ちに質問受け付け確認メールが届き「回答までに24時間より少し時間が必要」と書いてあった。そして28時間後に回答が届いた。「システムトレイのZoolzアイコンを右クリックして、Tools > Synchronize Account と進め」とのことだったので、やってみたらあっさりと治った。サポートに連絡したのは今回が初めてだったが、しっかりしているようだ。

 

「ばっちり同期」

同期の無料ソフトはいくつもあるが、いまひとつ気に入るものがない。何年も前に、ばっちり同期の無料版を使ってみて、なかなか良かったので購入した。小まめなバグフィックスも行われているので、開発元も信頼できるという印象。

インタフェースや画面デザインはひどいし、設定に手間どるけれど、細やかな設定ができるのが魅力で、同期で上書きされるファイルを他の場所にコピーして残しておくような設定もできる。そのフォルダ名として日時を設定できるので、小まめに走らせておけば履歴管理もできる。

zoolzを使い始めるまでは、一定期間の後に、ばっちり同期の古いバックアップを削除していた。完全にいらなくなるバックアップもあるし、また、ときどき削除しないとHDDがパンパンになってしまうから。しかし、ばっちり同期が取り置いてくれる古いファイルのフォルダをzoolz のバックアップ対象に指定しておけば、HDDから削除してもzoolzに残るので、安心感がぐんと高まる。(安全性という技術的なことではなく、安心感という気分上の問題なので、ここまでやらなくてよいと思う。)

「Genie Timeline」

ばっちり同期は意図的に走らせる必要があるが、Genie Timelineはバックグラウンドで処理してくれる。バックアップのタイミングは、Genie Timelineが勝手に決めてくれる(IntelliCDP)。ある程度大きなファイルの保存を頻繁に繰り返すとき、ひとつ前に保存したものをGenie Timelineがバックアップ中であれば処理が終わるまで保存できないので困る(困るというより、いらだつ、という感じ)。(追記:Windows8?から搭載されたシステム標準の「ファイル履歴」より使いやすいと思う。)

上記で、かなり細かな履歴管理が可能となった。

また、自動的にバックアップを作ってくれるソフトがあるが、それらのバックアップフォルダもzoolzのバックアップ対象としておけば、たくさんたくさんバックアップをとってもZoolzが吸収してくれるので、適宜HDDから削除できるし、履歴をたっぷりと残せる。(全く必要がなくなった時点で、オンラインでZoolzから削除すればよい。)

Dropbox、OneDrive などなど、クラウドストレージの便利さを実感できる機会はしばしばあるが、やっぱり目の前のPCにつながるHDDは増えていく。今回、zoolzによってクラウドストレージ時代への移行がようやく実感できた気がする。

zoolz がダウンしたらどうなるか?

上記のように履歴を蓄積していっても、結局、使わないものがほとんどで、本当に必要なものは手元のHDDにあるからzoolzがダウンしたらしたでしょうがない、と考えておくのがよいと思う。

これは、zoolzにかぎらず、すべてのクラウドに対して言えることだ。

話が矛盾するようだけれど、zoolz からのレストアをせずに済むような日常の心がけが大切だと思う。ただしいくらがんばっても、事故や災害は起きうる。だからこそのzoolzだと思う。

いずれは朽ちるし、朽ちてもいいものがほとんど。個人データで人類の未来に寄与するものなど皆無に近いし、、。

という訳で、zoolz けっこういいと思いますが、英語版なので、それなりの英語力が必要です。なお、zoolzのプラットフォームは Amazon Glacier だという情報が、どこかの英文サイトに書いてありました(真偽の確認はしていません)。

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