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【教育】 教育現場で使うソフトと、学ぶ喜び

非常勤で教えに行っている某専門学校で、今年度から、授業で使うCADが変わりました。

変わった直接的な原因は、従来使っていた10年近く前のバージョンのCADが、Windowsなどシステム度重なるアップデートに対応できなくなり、ついに、まともに動かなくなってしまったことです。

 

99%以上の機能はまともに動きました。

しかし、出力時に生じる不具合だったので、それまで苦労しながらやった作業が、水の泡になってしまうのでした。

結果を出せない道具なんて、存在意義はありません。

 

こういう場合は、そのCADをバージョンアップするのが普通かも知れませんが、如何せん、(教育版といえども)十二分に高いので、検討の結果、他のCADに切り替えることになりました。

 

昨年度まで使っていたCADは、なにぶん10年近く前のバージョンなので、3D機能も操作も垢抜けず、3Dで見たいだけであっても、煩雑で手間がかかり、さらに直感的でない操作が必要でした。「直感的でない」というのは、かなり譲歩した表現ですが、とにかく、その直感的でない操作は、直感的でないが故に、なかなか学生たちの頭にはいっていきません。

 

「たったこれだけのことをしたいだけなのに、なんでこんなに手間がかかるの?」と感じさせる操作は、学習の障害となります。

 

その煩雑で直感的でない操作ですが、プログラマの気持ちになってみると、けっこう合理的に考えられているように思います。しかし、ユーザにとっては、意味不明の煩雑な操作を強いられるわけです。そういうのはイケマセン。

新しく入れたCADも、この方がプログラマはやりやすいだろうな、という部分がちょこちょこあります。実はもうちょっと値段が高いやつは、その点がかなり解消されていて、ユーザ本位度がもうちょっと高いソフトです、、、、値段とユーザ本位度が比例するのはおかしいですが、なんだか、他のジャンルのソフトでも同様ですね、、、。

 

さて、新たに使うことになったCADは、その手間がありません。

ダブルクリック、もしくは、ファンクションキーで2D/3Dを即座に切り替えられます。その他にも、昨年度まで使っていたCADではウルトラC的な操作が必要だったことが、あっさりとできます。BIMと名乗るからには、あって然るべき機能が備わっているだけなのですが、学生たちは楽しそうです。

学生たちに「どう?」と尋ねたら、多くが「すごいです!!」と嬉しそうな顔で答えました。

それに前のCADでは、相当に集中力のある学生でも、90分×2コマの授業の2コマ目の後半には音を上げていましたが、今度のCADは、集中力に大きく欠けるような学生でも、授業終了時刻の20分くらい前までは、がんばれます。授業運営上、とても嬉しい状態です。

 

因みに、前のCADだと、そういう喜びに行き着く前に、とくに3Dの煩雑な操作に疲弊してしまっていました。

だから、学習効果はとても低かったです。したがって、私も3Dではなく、2D機能を活かした使い方の指導に力を注いでいました。

(そもそも、2D機能こそに価値があるCADだと私は思っています、、、、。)

 

それはさておき、教育現場でのソフト選びは、機能云々より、学ぶ喜びを得られるかどうかの方が重要かも知れませんね。

 

話が飛びますが、開発者さんたちにお願い。

シームレスなデータ連携など不要です。思考がシームレスに行くようなソフトを作ってください。

ついでに言えば、シームレスなデータ連係は、シームレスな思考の前提で、有って然るべきものです。

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カテゴリー:CADとかBIMとか, 教育
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