ホーム > Nice な Joke, 教育 > 【NiceなJoke】 ワープロで作文??

【NiceなJoke】 ワープロで作文??

FL020015 子育てブームなのかどうか、DM、電話勧誘、新聞のチラシなどなど、あちらこちらから、子育てに金かけろ~、金かけろ~、と言われて、親はそれに対してぐっと堪えなければなりません。

「百ます計算」ブーム以来、あっちこっちで陰山氏の発言を拝見していて、なるほど!、というのもけっこう多いのですが、これには首をかしげました。ラジオ番組の要約をテキスト化したもののようなので、このテキストだけから著者の考えを云々してはいけませんが;

『文章作りの勉強はパソコンでやりましょう』

セキスイハイムのサイトにあるので、興味ある方は検索してみてください。著作権の観点から引用は避けますので、原文を読んでから、こちらも読んでいただきたいのですが;

パソコンを使うと、まず書けるように書いて、後から、編集機能を用いて、文法的、文章的に整理、修正できるので、効果的だし、よりよい文章ができる

と書いてあるのだと、私は理解しました。「書けるように書く」、これはもうおっしゃるとおりです。

子供の作文には、論文や一般の大人の著述とは異なって、まず第一に、自分の中身を外に出すことが大切で、そのためには思考や感情の瞬間的な爆発が必要だと思っています。文字にも、そのときの感情が出ます。「文字」という情報源から、子供たちの思いを汲み取った上で、次の段階で、人に伝わるように整理する手法を教えるのが教員の役目だと思っています(大学の設計課題も同じこと)。

ところが、それをパソコンで?

「編集機能で、、、文章をよりよくしていく」のは、それがワープロの存在意義でもあるし、僕がワープロを使う理由もそこにあります。しかし、最初っからワープロで?

もし最初からワープロを使わせるなら、子供たちは、自らの感情や思考の爆発を入れ込めるほど、タイプのプロ並みにタイピングに習熟してないとだめでしょう。それに、陰山氏は、パソコンを使った場合の、編集の容易さを力説されている気配ですが、教育上、そういう容易さは望ましいものなんでしょうか? 私は、NO!と答えます。

FL020005 さて、陰山氏によれば、作文嫌いが、興味深い文章を書くようになった例もあるそうなんですが、作文嫌いじゃなくて、文字を書くのが嫌いだっただけじゃないんでしょうか? 建築学科では、ぜんぜんダメだったのに、CADを使い始めると、すごい設計をしはじめたという学生がときどきいますけれど、彼(彼女)は、設計嫌いじゃなくて、手描きが嫌いだったり、苦手意識をもっていただけという場合が多いんです。

陰山氏が述べられている、ワープロで文章を整える訓練をするということについては、どちらかというと賛成ですが、とにかく、編集という分析行為と、文を作るという創造行為を、きちんと別のものとして教えられる教員が、授業を担当しないとだめです。

しかし、もし学校の授業に、ワープロ作文が持ち込まれたら、作文ではなくてワープロを教えてしまう教員が大半ではないかと懸念します。これ、実際にそうなりそうだから、断固反対。

※今回の写真: 『ル・コルビュジエの別荘から見える海』 (ル・コルビュジエはこの海で亡くなったらしい。)

広告
カテゴリー:Nice な Joke, 教育
  1. まだコメントはありません。
  1. No trackbacks yet.

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。