【道具】 Mifes
Mifes って何? という人がほとんでしょうね。以下、ほとんど死語の世界で、知らない人には全く訳が分からない内容ですが、知らなくても何にも困りません。
MifesはもともとはPC-9801で動いていたテキストエディタです。PCのパフォーマンスの点で、ワープロよりテキストエディタの方が圧倒的に速かった時代なので、ワープロではなく、テキストエディタで文章を書く人はたくさんいたと思います。当時は、VZ Editor という超高速で、かつ、低価格(\9800とか\7800とかそれくらいだったと記憶)のエディタもありましたが、私はMifes(貧乏学生にはきつい\38,000) を愛用していました。大きな理由はMifesを先に使っていたからですが、VZがすごく評判が良いので知人のPCで試してみたところ、あまり好みではありませんでした。強いて言えば、VZは、たぶん高速すぎるせいか画面の動きがぐにゃぐやっと見え、それがかなり気になって思考を滞らせたのも一因です。Mifesはシャキシャキっと動いて見えるのが好きでした。
さて、Mifes は、CP/M-80時代に使っていたWordstar風にキーアサインをカスタマイズして、標準搭載の milc というC言語ライクな内蔵言語で小さなマクロをいくつか作ってました。それなりに良い出来だと思ったので、Nifty Serve のMifesのフォーラムにアップしていたら、何とかムックと何とかマガジンが相次いで記事にしてくれて、図書券と謝礼5000円をゲットしました。
Mifes のようにソフトを自分好みにカスタマイズできるのは、とてもありがたいことです。
今でもカスタマイズ癖は抜けません。キーアサインができるものは、ほとんどいじくってます。
愛用のVectorWorksにはVectorScript という言語が搭載されていて、一種のカスタマイズが可能ですが、あまり好みでない Pascal がベースなので、なかなか手を出せずにいます。
※今回の写真テーマ 『海』 : 上は赤穂御崎、下は鳥取の海。