ホーム > CADとかBIMとか, 教育 > 【CADとかBIMとか】 3Dスケッチソフトの効用

【CADとかBIMとか】 3Dスケッチソフトの効用

初期スケッチ-02手描きかCADか、という何か勘違いしているような議論が存在したことについては、すでに書きました。

その中で、「ニワトリとタマゴ」という言葉を持ち出しましたが、3Dスケッチソフトの意外な効用についても、ニワトリとタマゴ的関係があります。 意外な効用というのは;

スケッチ嫌いの学生が、DesignWorkshop を使ううちに、スケッチ苦手感が緩和され、
手描きとCADを併用するようになった。

北海道東海大学(現・東海大学)で、DesignWorkshop を使った実験的なプロジェクト授業を行っていましたが、入学時にCADに飛びついてくる連中には、概して 「手描きスケッチは苦手だ」 という傾向があって、「手ではうまく描けないけど、コンピュータだったら描けるかも」という期待と短絡で、プロジェクトに参加してくれたという印象を持っています。かくいう私も、パースを描くのがイヤでパソコンを買ったくらいで、お世辞にも人様に見せられるようなスケッチは描けません。

0526012_6DesignWorkshopの標準画面は、通常の3DCADと異なって、パースペクティブの視点です。その中で、空間をぐるぐる回しながらモデリングしていきます。SketchUpを使っている人には、その感じがよく分かるでしょう。常にパースの視点が目の前にあることが、そして、あるだけではなくて、常に観察する姿勢で臨んでいることが、手描きスケッチに対する苦手感解消へとつながるのだろうと思っています。

製図について、まずは手描きを学んでからCADを使うべきだという考えの人も多いようですが、スケッチについても同様です。CADやコンピュータを使うことは、「横着をする」ことであって、「横着することは、学習行為としてよくない」というような根拠だったりするようなんですが、上記の観察から言えば、そういうのは全くナンセンスです。

出発点が、CADであろうと、手描きであろうと、最終的に手でも描けるようになっておくことが重要なんです。だから、ニワトリとタマゴみたいに、どっちが先なんだろうと悩まず、各人の嗜好に合う方から始めればよいのだと思います。したがって、入り口にはある程度のバリエーションを準備しておいて、出口がきちんとするように見守ってやりましょうね。

※今回の画像テーマ 『スケッチ』 : 某コンペのスタディ。手描きとCADでは、検討できる内容や範囲が異なるので、上手に使い分けると良いでしょう。

広告
カテゴリー:CADとかBIMとか, 教育
  1. まだコメントはありません。
  1. No trackbacks yet.

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。