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【CADとかBIMとか】 CAD・BIM教育の難しさの要因・スキル教育とデザイン教育

021045562274 タイトルは大上段に構えていますが、長文になると読みにくいので、軽めに始めましょう。

いまや、CADの授業は行われていない大学はほとんどないでしょう。私が旧職場でCAD教育を始めたのはもう15年ほど前(1990年代半ば)ですが、その頃はカリキュラムにCAD科目を採り入れるかどうかが議論され、場合によっては否決されるような時代でした。

さて、いざ、CADの授業を始めてみるといろんな障害にぶつかりました。CADだけでなく、他のジャンルのソフトについても同様ですが、以下のようになってしまうわけです。

    • VectorWorks を採用 → VectorWorks演習 であって、CAD演習でない
    • JW_CAD を採用 → JW_CAD演習 であって、CAD演習でない
    • Photoshop を採用 →  Photoshop演習 であって、画像処理演習でない
    • Word を採用 → Word演習 であって、テキスト処理(?)演習でない
    • Windows を採用 → Windows演習 であって、コンピュータ演習ではない。

その意味合い、分かってもらえますか?

つまり、科目名としては、概念であったり、利用手法であったり、どちらかというと抽象的な内容を示唆しているにも関わらず、実際には特定ソフトのスキルを教える場になっているということです。もちろん、ある程度のソフト密着のスキル教育も行わなくてはならないでしょうが、場合によってはスキル教育だけになってしまうのが現状です。大学は、もっと概念やコンセプト、利用手法などについての教育を施すべきだと思うのですが、一般的な現状のカリキュラムではなかなか困難です。

031173732573私はソフト密着スキル教育の部分は、ベンダーに放り投げればよいと考えています。ディテールを省いて、かなり大雑把な書き方をしますが、たとえば当該科目が開講する直前の休暇中に数日間ほどの集中講義を開講し、ベンダーから講師を派遣してもらって、学生たちはある程度までのスキルを学んでおいて、学期が始まったら概念や利用手法などの教育を専門の教員から受ける、というような形に持って行けないものかと思っています。講師の派遣や、休暇中に行うのが困難なら、YouTube やPodcastなどを利用して、遠隔・自宅学習ができるようにする手もあるでしょう。もちろんベンダーさんの協力なくしては出来ないことなので、ベンダーさんたち、よろしく!

もちろん、ソフト密着スキル教育でいいんだ!という<ある種の理解>、<ある種の諦め>、<割り切り>の上でやっている学校もあるでしょうが、学校で習ったCADと就職先のCADが異なるのでゼロからやり直しだぁ、なんてぼやく学生がいたりしますね。アホちゃうかと言ってはいけません。たぶん、彼らなりに真剣にたったひとつのソフトのスキルを覚えたんだと思います。なんだか哀れです。

これに関わる話題は、おいおいアップします。乞うご期待。

【追記】その後書いた記事の一部へのリンク

 

カテゴリー:CADとかBIMとか, 教育
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